Learning of Tomorrow

 このページは、学習科学、認知科学、教育工学、組織経営学など、関連諸科学の広範な研究知見を紹介しています。様々なDocumentは、中原が参加した様々な研究会、または共同研究者の方々との本読み会、あるいは、大阪大学大学院 教育システム工学講座の勉強会を通じて作成されたものが含まれています。なお、webへの掲載に関しては、関係者の方々のご協力に感謝し、またかかる掲載の全責任は中原が負うものといたします。

※またこのサイトのドキュメントは、学術研究目的、あるいは教育目的のみダウンロードを許可しています。


魁! 学習科学塾

 

下記の本を読む勉強会を東京大学にて開催しています。 下記ではメンバーのご協力をお借りして、当日の研究会のレジュメを公開致します。

Sawyer, R. K.(ed.)(2006) The Cambridge Handbook of the Learning Sciences. Cambridge University Press, UK

Introduction (山口さん@宮崎大学)

Chapter1 (山口さん@宮崎大学)
  
Chapter2
(大島(純)さん@静岡大学)

Chapter3 (大島(純)さん@静岡大学)
  
Chapter4 (林さん@椙山女学園大学)

Chapter5 (林さん@椙山女学園大学)
  
Chapter6 (河野さん@東京大学博士課程)

Chapter7 (河野さん@東京大学博士課程)
 
Chapter8 (舟生さん@広島大学)

Chapter9 (舟生さん@広島大学)

 

Learning Cafe / Learning Bar@Todai


「未来の学習や教育」に関心のある人々が、話題を持ち寄り、話し合う。それもエライ大先生が一方向的に行うレクチャーではなくて、人々が自由闊達に意見を述べあえる場を大学つくる。2004年にボストンに留学して以来、ずっと僕が夢見ていたことでした。ハーバードやMITでは、お昼時、そして夕方、非常にフランクに、人々が集まり、自由闊達な議論をしていました。ドーナツやワインを片手に、「未来の教育」を語るという行為自体が、とってもオシャレで、知的で、僕は羨ましかった。

 言うまでもなく、大学とは最先端の研究が行われる場所であるべきです。しかし、同時に、大学は多くの人々が知を愉しむ空間であるべきだ、と僕は考えます。しかし、現在の日本ではこれを大学だけで実現することはできません。NPO法人 Educe Technologiesとの共催のかたちで実現しています。

 「Learning Bar@Todai」・・・そこは未来の教育をかたちづくる人々が集まる素敵な場所です

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2006/12/22 Learning cafe@Todai 坂井修氏 「TOEICをつくった男たち」(公開資料なし)
株式会社ライトハウス坂井修氏に、TOEICの発展の歴史について講演をいただきました。

2006/09/22 Learning cafe@Todai 上田信行氏・佐藤優香氏 「on learning bar ‐ toward a developmental
psychology of beautiful intelligence」(公開資料なし)
同志社女子大学 上田信行先生、歴史民族博物館の佐藤優香先生に、「大人の学び」についてワークショップをしていただきました。

2006/07/11 Learning cafe@Todai 三上戸美氏 「米国チルドレンズミュージアムの動向」(公開資料なし)
乃村工藝社 三上さんに米国チルドレンズミュージアムの動向についてお話をいただきました。

2006/06/15 Learning cafe@Todai 岩井将行氏 「Ubiquitous Learning Environment」(公開資料なし)
慶応義塾大学 岩井将行先生に、最新のユビキタス技術とその教育応用についてお話をいただきました。

2005/11/25 Learning cafe@Todai 三原華子氏 「医師を育てる」(公開資料なし)
京都大学大学院の三原華子さんに、「医師を育てる」というタイトルで、大学における医学教育、卒後臨床教育について、お話をいただきました。

2005/10/26 Learning cafe@Todai 吉川厚氏 「マンガを活用した教育手法の探求」(公開資料なし)
NTTデータ株式会社の吉川厚氏に、「マンガを活用した企業教育プログラムの開発」について、お話をいただきました。

2005/09/21 Learning cafe@Todai 常磐敬介氏 「電子書籍の動向と未来」(公開資料なし)
日本出版販売(株)の常磐敬介氏に、電子書籍の動向と未来についてお話をいただきました。

2005/08/03 Learning cafe@Todai イベッタ=タンさん@EDC 「米国教育NPOの活動の実際」(PDF書類)
米国最大の教育NPOであるEDCに勤務するイベッタ=タンさんに、EDCの活動の概要と、彼女自身が関与したプロジェクトについてご紹介いただきました。米国で、教育NPOは研究と実践をつなぐ非常に重要な役割を果たしています。その活動の片鱗にふれることのできたランチタイムでした。
   

 

組織エスノグラフィー研究会

 会社の中で起こる出来事、企業文化そうしたものを描き出す手段として、組織エスノグラフィーとよばれる研究手法が注目されています。本研究会では、組織エスノグラフィーの代表的な著作を全員で輪読しました。各レジュメは、本研究会に参加して頂いた方によって作成されています。レジュメ内に執筆者名が記述されています。

1. ジョン ヴァン=マーネン(1999)フィールドワークの物語. 現代書館, 東京

1章と2章
3章と4章

5章と6章

2. 金井壽宏(1990) エスノグラフィーにもとづく比較ケース分析:定性的研究方法への一視角. 組織科学

レジュメ

3.ギデオン・クンダ(2005) 洗脳するマネジメント.日経BP, 東京

1章と2章
3章
4章

5章と6章
おまけ:ゴフマンの人生

4. 長岡健(2004) 企業研修のエスノグラフィー.ランカスター大学博士論文

Nagaoka, T (2005) Social Delegitimisation of Learning: An Actor-Network Approach to "Failure to Learn". Proceedings of The 6thInternational Conferennce on Organizational
Learning & Knowledge:Trento (Italy),9-11 June 2005 pp 303−319.

著者ご本人によるレジュメ

5.ヘンリー・ミンツバーグ(1993)マネージャーの仕事.白桃書房, 東京

1章と2章
3章と4章
5章
6章
7章

 

NIME 大学経営戦略セミナー「社会人大学院の未来」


   2004年11月11日、11月25日に「大学経営戦略セミナー 社会人大学院の未来」というセミナーを開催いたしました。本セミナーは、メディア教育開発センターが主催し、(株)リクルートの協力を得て開催されました。

 昨今、専門職大学院、通信制大学院、専門学校設立による独立大学院など、多様な大学院教育のあり方が模索されています。
 本セミナーでは、1)社会人大学院の現状と市場動向、2)社会人大学院の設置基準、3)各大学院の設置目的と設立プロセス、4)社会人大学院の運営ノウハウ等を理解するための機会をご提供致します。

 講師には、早稲田大学白井総長、関西学院大学平松学長、デジタルハリウッド大学院大学杉山学長をはじめとして、各大学院の立ち上げに関与された大学教員、民間企業で大学院教育に関与したサービスを提供している方々、大学教育の研究者など、多様な社会的背景をもった方々をお招きいたしました。

[ 配付資料のダウンロードサイトへ]
   

 

王様研究会


  パーキンスの最新の著書を読む読書会。王様研究会という名前は、著書名「King Arthur's Round Table」にちなんで、酒井君@東京大学が命名した。現在のところ、メンバーは、酒井君@東京大学、荒木さん@東京大学、中原の3名。

Perkins, D.(2004) King Arthur's Round Table: How Collaborative Conversations Create Smart Organizations. John Wiley & Sons Inc.

 王様研究会で作成したレジュメは、下記のとおりです。

Perkins, D.(2004) King arthur's dream. Perkins, D.(2004) King Arthur's Round Table: How Collaborative Conversations Create Smart Organizations. John Wiley & Sons Inc. pp1-16(Chapter1)

Perkins, D.(2004) Organization are made by conversation. Perkins, D.(2004) King Arthur's Round Table: How Collaborative Conversations Create Smart Organizations. John Wiley & Sons Inc. pp17-38(Chapter2)

Perkins, D.(2004) Yaketty yak and feedback. Perkins, D.(2004) King Arthur's Round Table: How Collaborative Conversations Create Smart Organizations. John Wiley & Sons Inc. pp39-68(Chapter3)

Perkins, D.(2004) The difficulties of being of one mind. Perkins, D.(2004) King Arthur's Round Table: How Collaborative Conversations Create Smart Organizations. John Wiley & Sons Inc. pp69-88(Chapter4)

Perkins, D.(2004) From loadship to leadership. Perkins, D.(2004) King Arthur's Round Table: How Collaborative Conversations Create Smart Organizations. John Wiley & Sons Inc. pp89-117(Chapter5)

Perkins, D.(2004) Ants, wether, and organizational inelligence. Perkins, D.(2004) King Arthur's Round Table: How Collaborative Conversations Create Smart Organizations. John Wiley & Sons Inc. pp119-146(Chapter6)

Perkins, D.(2004) Collaboration, not cobolaboration. Perkins, D.(2004) King Arthur's Round Table: How Collaborative Conversations Create Smart Organizations. John Wiley & Sons Inc. ppXXX-XXX(Chapter7)

Perkins, D.(2004) Creative conflict, tragic trust. Perkins, D.(2004) King Arthur's Round Table: How Collaborative Conversations Create Smart Organizations. John Wiley & Sons Inc. ppXXX-XXX(Chapter6)

Perkins, D.(2004) Climbing toward camerot. Perkins, D.(2004) King Arthur's Round Table: How Collaborative Conversations Create Smart Organizations. John Wiley & Sons Inc. ppXXX-XXX(Chapter6)

 

オンラインコースの手法と戦略

   
  この研修は、eラーニングを単位化している大学の関係者の方々に各大学の実践事例、具体的な稼働状況・データをご紹介いただき、参加者者全員で以下のような事柄に関して、考察することを目的としています。

 1.eラーニングシステムには何を用いるのがよいのか?
 2.eラーニングにはどのくらいのコストがかかるのか?
 3.eラーニングの教育効果は、どの程度のものか?

 これらの問いに対して考察を深めることで、eラーニングを活用した教育実践を大学経営戦略のどこに位置づければよいのか、というより大きな問いに対する解が見つかる可能性があるかもしれません。なお、研修では、eラーニングの実施を視野においている関係者と情報を共有し、eラーニングの今後のあり方について議論を深めることが期待されています。

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LOT研究会2003 : 今年もLOTはやるらしい!
   
  Learning Of Tommorow
 
 情報技術を小粋に使って、新しい学習環境を創造すること。それが LOT研究会の目的です。2002年からはじまったLOT研究会は2003年も継続することになりました。

 2003年のLOT研究会は、ズバリ「評価」にこだわりたいと思ってい ます。「評価」にこだわるといっても、LOT研究会がめざすのは、 単に「評価方法」を学ぶ研究会ではありません。また、他人の評価を「批評」するだけ研究会でもありません。

 何らかのかたちで評価を含む、学習プログラム、学習システムの 開発論文を取り上げ、それを全員で吟味することで、Evaluation of Tommorowを考えたいと思います。
 
 2003年のLOT研究会は、3つのアクティビティから構成されます。

 第1のアクティビティは、リーディングです。コンテンツとコミュニティという2つの領域を便宜的に設定し、 それに合致した論文で、学習活動の評価の既述を含む論文を、毎月1本ずつ、計2本とりあげ、購読・ディスカッションします。

 第2のアクティビティは、トピックスです。トピックスでは、研究会メンバーが創造した学習システム、 学習コンテンツを月に1つとりあげ、その評価をよりよくする方法を、全員で考えたいと思います。

 なお、本年からLOT研究会のレジュメはメンバーオンリーの公開となります。あしからずご了承下さい。

[ LOT研究会2003のページへ]
[ LOT研究会2003のメンバーオンリーページへ]
  
[ LOT研究会2002のページへ]
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Learning & Management Study Group

   
  近年の学習理論は、その射程をマネジメント(経営)の領域にまで広げています。この研究会は、某総合研究所の某氏と中原が中心になって月に1度開催している「研究会」です。

 研究会では、コミュニティ・オブ・プラクティス(Community of Practice)等の学習とマネジメントの研究領域について討議します。また、ナレッジマネジメントの事例を知るために、知識創造実践論を輪読しています。

 妹尾大・阿久津聡・野中郁次郎(2001) 知識経営実践論. 白桃書房

 この研究会で作成されたレジュメは、以下から閲覧することができます。

妹尾大(2001) セブンイレブン・ジャパン「変化への対応と基本の徹底」. 妹尾大・阿久津聡・野中郁次郎(編)(2001) 知識経営実践論. 白桃書房, 東京 pp9-38
  
  (2002年11月定例会)

佐々木達也・金澤傑(2001) 花王「TCRによる継続的自己革新」. 妹尾大・阿久津聡・野中郁次郎(編)(2001) 知識経営実践論. 白桃書房, 東京 pp43-59
  
  (2002年11月定例会)

森田宏・露木恵美子(2001) エーザイ「hhc活動と知創部の設置」. 妹尾大・阿久津聡・野中郁次郎(編)(2001) 知識経営実践論. 白桃書房, 東京 pp69-103
  
  (2002年12月定例会)

金澤傑(2001) NTT東日本「知識創造オフィスの構築」. 妹尾大・阿久津聡・野中郁次郎(編)(2001) 知識経営実践論. 白桃書房, 東京 pp109-136
  
  (2002年12月定例会)

金澤傑・遠山亮子(2001) トヨタ「全社的取り組みとしてのプリウス開発」. 妹尾大・阿久津聡・野中郁次郎(編)(2001) 知識経営実践論. 白桃書房, 東京 pp145-178
 
  (2003年2月定例会)

榛沢明浩(2001) ソニー「知識資産とバイオ開発」. 妹尾大・阿久津聡・野中郁次郎(編)(2001) 知識経営実践論. 白桃書房, 東京 pp185-224

  (2003年2月定例会)

平田透(2001) 良品計画「生活者視点からの商品づくり」. 妹尾大・阿久津聡・野中郁次郎(編)(2001) 知識経営実践論. 白桃書房, 東京 pp233-267

  (2003年3月定例会)

 

SIGLES

   
  近年、にわかにe-Learning(Web-based Training)が注目されています。ウェブを活用した学習環境をデザインする際、学習論や学習科学の知見が資 する部分が多いと思います。

 本特別研究会の目的は、「学習論、およびLearning science(学習科学)の知見を三宅なほみ先生にレクチャーいただき、その内容を討議の上、実際の学習環境デザインに資する方策を共同で考察すること」にあります。

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Web, design & learning environment

   
  2002年6月8日・9日に「Webを活用した学習環境デザイン」とよばれる研修事業を企画・実施しました。

 実際の「高等教育の現場」でネットワークテクノロジーを利用して、新たな学習環境を作り上げようとしている先生方を講師にお招きし、事例を吟味し、参加者全員でディスカッションを行う、という研修でした。

[ Web, design & learning environmentのページへ]

 

Learning of Tomorrow research group

   
  2002年4月より Webを利用した学習コミュニティ、コンピュータを利用した共同学習(CSCL)、eLearning等、ネットワーク上の学習に関する月に一度の定期的な研究会を開いています。

 研究会は、1.リーディング、2.トピックスから構成されています。前者は最新の研究論文をみんなで読んで輪読します。後者は、メンバーの研究紹介のほか、その時々の教育トピックを取り上げます。

 研究会メンバーになるためには、こうした貢献が求められますが、興味のある方は、中原までご連絡ください。場所の都合で人数制限を設けることがありますが、その点はご了承ください。

 なお、研究会のレジュメはこちらで公開します。学術研究目的、教育目的のみのダウンロード、ご利用となっています。

[ LOT研究会のページへ]
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ICCE2001 Miyake, N. Invited Talk + Jun Note

   
  ICCE2001@Koreaでの三宅なほみ先生の講演のキモと、それに対する中原の意見を少しだけ書いてみました。「Collaborative Curriculum = Coursework + Tools」という考え方が非常に参考になります。

Miyake, N.(2001) Supporting collaborative reflection for knowledge integration : Computer Support for a collaborative learning community in undergraduate cognitive science courses ICCE/ScoolNet2001 at Korea 2001/11/11-15 InvitedTalk Proceedings of ICCE/ScoolNet2001 Vol.1 pp22-23

    
C-group@Nime Research Meeting

   
  2001年メディア教育開発センター・協調学習研究グループ「C-group」の研究会(永岡先生・加藤先生・中原・西森さん)で、西森さん@が作成したレジュメです。この場での公開を許可してくれた西森さんに感謝します。

Wortham, D. W.(1999) Nodal and Matrix Analyses of Communication Patterns in Small Groups  Proceedings of CSCL'99

Nurmela, K. A., Lehtinen, E. and Palonen, T.(1999) Evaluating CSCL Log Files by Social Network Analysis Proceedings of CSCL'99

Miyake, N., Masukawa, H. and Shirouzu, H.(2001) The complex jigsaw as an enhancer of collaborative knowledge building in undergraduate introductory cognitive science courses. Proceedings of Euro-CSCL2001

亀田達也(2000) 協同行為と相互作用-構造的視点による検討. 植田一博・岡田猛編(2000) 協同の知を探る 共立出版, 東京 pp50 - 70

  
組織の学習とマネジメント CSCL Research Group spring 2001

   
  組織科学の研究知見をレビューすることによって、「組織の中での学習=人材育成」のための組織・環境構築をいかにすすめればよいのかを考える。とくにInformation Technologyが「組織の中での学習=人材育成」をいかに支援できるかを発展的に考察する。

「組織の学習とマネジメントに関する研究会のページへ]

  
科学観の変容

   
  インターネットを用いた科学教育プログラムでは、学習者の科学観の変容が、その効果として認められることがよくあります。科学観の変容にフィーチャーした論文の紹介です。本論文の紹介は、YSN Projectの研究成果です。

「YSNプロジェクト:科学観の変容に関するジャーナルのページへ]

  
情報化の中の教師たち CSCL Research Group Winter 2000

   
  インターネットの教員研修、総合的な学習、教師を対象としたCSCLなど、情報化の中で生きる教師を考えるための研究会です。

「情報化の中の教師たちの研究会ページへ]

  
Wenger, E.

   
  レイヴとともに、「状況に埋め込まれた学習」を著し、状況的学習論の礎を築いたエティエンヌ=ウェンガー。ここでは、ウェンガーの著書「Community of Practice」の中から、いくつかの論文を詳紹介します。特に、2章の「コミュニティ」の部分は、注目。最近、何でもかんでも「学習コミュニティ」と言ってしまう論調があふれていますが、コミュニティとは何かを、考えさせてくれます。

Wenger, E. (1998) Communities of Practice Cambridge University Press, Cambridge Chapter2 Community pp 72 - 85 

Wenger, E. (1998) Communities of Practice Cambridge University Press, Cambridge Chapter4 Boundary pp 103 - 119

  
Ethnography & Design - OverView

   
  エスノグラフィーとデザインを結びつける営みを理論的に考察した私見です。まだまだ発展途上の拙いものですが、おおよその感じはつかんでいただけるものと思います。

「エスノグラフィーとデザインに関する私見]

  
Ethnography & Reflexivity
   
  「reflexivity」という概念を援用し、「デザインすること」と「記述すること」の関係、<研究するわたし>の姿勢を論じたエッセイです。

[エスノグラフィーと再帰性に関するエッセイのページへ]

  
'From Writing Ethnography to Doing Ethnography' Meeting at Osaka Univ.

   
  エスノグラフィーとデザインに関する理論を学習するための研究会です。Brown,A.L.のDesign Experiment Approachからはじまって活動理論に至る認知理論や、シカゴ学派エスノグラフィーからポストモダンエスノグラフィーに至るエスノグラフィーの理論を概観します。1999年3月19日阪大人間科学にて開催しました。当日は、甲南女子大学の上田氏のゼミの学生さんたちも参加してくれました。

「[エスノグラフィーすることの研究会」のページへ]

  
Engestrom, Y.

   
  「文化・歴史的活動理論(CHAT)」を提唱するエングストロームを紹介します。本ページは、Learning Engineering : Cscl research group at osaka university(LEC研)の主催する「Summer Conference'99 - Activity Theory & EduTech」で購読された文献のレジュメを公開しています。カンファレンスに参加していただいた皆様に感謝いたします。

「CSCL研究会 夏の研究会1999のページへ]

  
Brown, A. L.

   
  「Reciprocal Teaching」「Design Experiments Approach」「Communities of Learner」など重要な概念を提唱しているBrown,A.Lを紹介します。かつてメタ認知の研究でもよく知られていました。本ページは、中原の主催する'From Writing Ethnography to Doing Ethnography' Meeting at Osaka Universityで輪読されたもので、中原が要約を担当しました。いつものごとく、逐語訳はおこなっていませんし、本研究会に関係の薄い部分は、大幅に削除しております。

Brown, A. L. (1994). The Advancement of Learning. Educational Researcher, 23(8), 4-12)

Brown, A.L. (1992) Design Experiments : Theoretical and Methodological Challenges in Creating Complex Interventions in Classroom Settings. The Journal of Learning Sciences, (1996) 2(2),p141-178

In Memory of Brown, A. L.
   
1999年、僕の最も敬愛する心理学者のひとり、Brown, A. L.がなくなりました。彼女の研究は、実践的であり、理論的であり、大変なインスピレーションを与えてくれました。心より追悼の念を表します。
  
Roy, D, Pea

   
  「Distributed Intelligence」・「Social and Material Embeddedness」・「Transformative View」などの概念を提唱したRoy D. Peaの論文を紹介するページです。本ページは、YSN明正プロジェクトの一環としておこなわれる読書会の成果です。いつものごとく、逐語訳ではなく、レジュメです。(Pea,1992)の方は、論文の一部分の要約です。

Pea,D.R(1992) Distributed MultiMedia Learning Environment : Why and How? in Interactive Learning Environment vol.2 (1992)

Pea,D.R(1996) Seeing What We Build Together : Distributed Multimedia Learning Environments For Transformative Communication in Timothy Koschmann (ed) 1996. CSCL : Theory and Practice of Emerging Paradigm.

  
教師支援を目的としたCSCL

   
  本論文は、1997年2月に中京大学でおこなわれた「CSCL conference」で筆者が要約・報告したものです。アメリカではいくつかの教師支援のCSCLがありますが、その中のひとつにはいります。子ども支援も大切なのですが、教師支援も今後考えていかなければならないことなのかもしれません。

Elliot Soloway , Joseph S krajicik, Phyllis Blumenfeld, Ronald Marx (1996) Technological Support for Teachers Transitioning to Project-Based Science practices In Timothy Koschmann(ed) CSCL-theory and practice of an emerging paradigmedited. http://www.umich.edu/~pbsgroup/

関連する論文・ページ

Levin, J.A & Waugh,M. (1997) Teaching TeleApprenticeship : Ellectoric network-based educational flameworks for improving teacher education. University of illinois

[ オンラインで論文入手 ]
[ 上記論文の簡単な要約 ]

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Riel,M.M. & Levin,J.A (1990) Building electronic communities : Success and failure in computer networking. Instructional Science, 19(2), 145-169

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Schlager,M.S. & Schank, P.K. 1997. TAPPED IN : A New On-Line Teacher Community Concept for the Generation of Internet. CSCL'97 TAPPEDIN

[ 上記論文のプロジェクト、TAPPED INのページ]
[ 上記論文の簡単な要約]

Katherine K. Merseth (1991) Supporting Beginning Teachers with Computer Networks. Journal of Teacher Education March-April,vol.42, No.2, 140-147

  
Index of Journal related about CSCL
   
  CSCLに関するJournalの目録です。

「CSCLに関連する学術雑誌のページ]

  
CSCL'99 - Proceedings of CSCL'99

   
  1999年にスタンフォード大学で開催されたCSCL'99。このページでは、CSCL'99のproceedingsを紹介します。なお、ここで公開されているレジュメは、CSCL Research Group at Osaka Universityが主催する「CSCL Research Meeting Spring 2000」で配布されたものです。この研究会にご参加いただいたみなさまのご協力により、これを公開することができましたこと、この場を借りて感謝いたします。

「CSCL99のProceedings要約のページ]

  
CSCL'97 - Proceedings of CSCL'97
   
  1997年に開催されたCSCL'97のProceedingsを紹介するページです。

「CSCL97のProceedings要約のページ]

  
CSCL'95 - Proceedings of CSCL'95
   
  1995年に開催されたCSCL'95のProceedingsを紹介するページです。

「CSCL95のProceedings要約のページ]

  
Awareness
   
  1995年に開催されたACM Conference on CSCL 1995の中から、CSCLにどんな情報を乗せるべきか、というGutwinらの論文の紹介です。この文章は、浦島憲明氏(現・三菱総合研究所)の修士論文から引用し、中原が加筆修正を行いました。浦島氏に感謝いたします。

Gutwin, C. , Stark, G. and Greenberg, S.(1995) Support for workspace awareness in educationalgroupware Proceefings of ACM Confence onCSCL pp.147-156

  
Essay of Media & Learning

   
  「Essay」のページに公開されている雑文、ヨタ話の中から、特にCSCLに関係するものを選んでみました。ハッキリ言って、全然まとまっていません。メディアリテラシーを駆使なさって、お読みいただければ幸いです。

テクノロジーと教育 (2000/04/01 UpLoad)

データベースはコエダメじゃない! (2000/04/03 UpLoad)

知識嫌いのPBL (2000/04/03 UpLoad)

CSCL、なんじゃ、そら! (2000/04/03 UpLoad)   

それにもかかわらず評価 (2000/04/07 UpLoad)   

Build a Risky, Crazy and Sexy Learning Environment on Network!(2001/01/05 UpLoad)

  
思想としてのCSCL - CSCL As Ideas-
   
  筆者なりにCSCL研究をまとめた雑文ですが、「CSCL'95」を見て頂く前にお読みになることをおすすめします。ただ、文章は1997年現在のものです。中に古いところも多々ありますが、ご了承ください。

「小論:思想としてのCSCL]

  



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