2019.2.25 07:04/ Jun
大学教育でも、鉄は熱いうちに打て
以上。
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先だって、立教大学で大阪府立大学 高等教育開発センターの畑野快先生をお招きして、「データにもとづく教育・学習の改善」にまつわるクローズドな研究会が開催されました。畑野先生、企画を進めてくれた田中聡さん、BLP事務局の皆様には、心から御礼を申し上げます。ありがとうございました。
会には、立教大学経営学部のBLP関係者、データアナリティクスラボの皆さん、マナビラボ関係者、中原研大学院生の有志が参加し、非常に活発な意見交換がなされました。
この研究会では、畑野先生から様々な貴重なサジェスチョンをご提供いただきましたが、僕が、個人的にもった感想は、冒頭のワンセンテンスでした。
大学教育でも、鉄は熱いうちに打て
以上。
ここで鉄は早いうちに打て、と申し上げるのは、「大学に入学したばかりのタイミングで、いかに、大学で学ぶための準備を学生たちに提供し、学びの構えをつくりだすか」ということです。大学1年生のときに、その「かまえ」をもたせることができるかどうかが、その後の4年間の学びの水準に対して、大きな影響を与えます。
実際、畑野先生が示してくれたデータは、それを雄弁に物語ります。
1.大学での成績は、1年生から3年生にかけてほとんど変わらない(相関が極めて高い)
(大学1年生で、しっかりと学ぶ準備ができていない学生は、その後も変わらない)
2.大学1年生のときに将来の見通しをもてない1割ー2割の学生は、その後に、能力の伸び悩みを経験する
(何のために勉強し、今何をするのかがわからない学生は伸びない)
上記のセンテンス、大学教育の末端をになう一教員としては、「まぁ・・・そうだろうなぁ・・・」と思うでしょう。僕の場合は、ひとりひとりの学生の顔を思い浮かべながら、ふと物思いにふけってしまいました(笑)
(相関が高いというだけなので、もちろん、1年生のときに案配がわるくても、3年生でリベンジする学生はおりますよ!)
だからこそ・・・・立教経営では、大学初年次から様々なプロジェクト学習などを経験させ、学生に「学ぶ構え」、「将来のことを考える癖」をつけて欲しい、と願っているのです。
また、このことは企業人材開発でも、おそらくある程度は言えると思います。だからこそ、多くの企業は新入社員の教育に、とてつもない金額をかけて実施しているのだと思います。
鉄は熱いうちに打て!
以上。
皆さんの組織ではいかがでしょうか?
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2月ー3月・・・立教経営ビジネスリーダーシッププログラムは、とてつもなく忙しい時期にはいっています。
舘野先生やSA・CAら、BLP事務局が中心になり、来年度のウェルカムキャンプ(新入生歓迎イベント)の準備を進めつつ、BL0(1年生向けリーダーシップ開発の授業)の準備を進めてくださっています。まことにお疲れ様です。
また、この時期は、BLP関係者、兼任講師の先生方が一同に会する「春合宿」も開催されていますので、BLP事務局の加藤さん、小森谷さん、山口さん、司村さんなどは、とてつもなく複雑なロジスティクスをまわし、準備をしてくださっています。内容に関しては、舘野先生、高橋先生、SA・CA・DAの皆様が知恵をしぼってくださっています。
僕の方は、2年生向けのリーダーシップ開発プログラム(BL2)を担当しておりますので、SA・CA・DAたち、BLP事務局の皆様とともに、新たなカリキュラム開発を、しこしこと進めています。お疲れ様!
こうして、皆ががんばってくださっているのも、来年入学してくる大学1年生のため、素敵な学びの場を創り出すためです。
そして、1年生のときに「よい学びを経験すること」は、彼らの「4年間」に影響を与えます。
彼らの4年間を素敵なものにするため、在校生有志スタッフ一同、準備に邁進しているのです。
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そういえば、2019年春学期の授業参観スケジュールが立教大学経営学部ウェブサイトにて公開されました。
例年多くの方にお申し込みいただいておりますのでご希望に添えない場合もございますが、ご興味お持ちの方はぜひご参加ください。ウェルカムキャンプも、完全にどどーんと大公開させていただきます。もちろん、無料です。どうぞご参加くださいませ。わたしも当日、ご挨拶させていただきます。
【授業参観のご案内】 http://cob.rikkyo.ac.jp/blp/2982.html
また立教大学経営学部とコラボして、授業を共同で開発したい、参画してみたいとお考えの企業様向けには、下記のように企業提携ページをつくりました。どうぞご高覧くださいませ。現在、2020年の授業実施をお考えの企業様を募集しております。
【企業との提携について】 http://bit.ly/blp_partnership
またまた「リーダーシップ開発のいま」「立教経営ビジネスリーダーシッププログラムのいま」をお伝えするメールマガジンを無料で購読いただけます。
【メールマガジンのご案内】 http://bit.ly/blp_emailmagazine
立教大学では、新入生を迎えるため「4月の準備」が進んでいます。
ようこそ1年生・・・学部総出で、1年生を迎える準備を進める立教大学経営学部に、見学にいらっしゃいませんか?
そして人生はつづく
(立教経営ビジネスリーダーシッププログラムの紹介ビデオ)
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新刊「残業学」重版出来、5刷決定です!(心より感謝です)。AMAZONの各カテゴリーで1位を記録しました(会社経営、マネジメント・人材管理・労働問題)。長時間労働はなぜ起こるのか? 長時間労働をいかに抑制すればいいのか? 大規模調査から、長時間労働の実態や抑制策を明らかにします。大学・大学院の講義調で語りかけられるように書いてありますので、わかりやすいと思います。どうぞご笑覧くださいませ!
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新刊「女性の視点で見直す人材育成」(中原淳・トーマツイノベーション著)が、ついに刊行になりました。AMAZONカテゴリー1位「企業革新」「女性と仕事」。女性のキャリアや働くことを主題にしつつ、究極的には「誰もが働きやすい職場をつくること」を論じている書籍です。7000名を超える大規模調査からわかった、長くいきいきと働きやすい職場とは何でしょうか? 平易な表現をめざした一般書で、どなたでもお読みいただけます。どうぞご笑覧くださいませ!
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新刊「組織開発の探究」発売中、重版4刷決定しました!AMAZONカテゴリー1位「マネジメント・人事管理」を獲得しています。「よき人材開発は組織開発とともにある」「よき組織開発は人材開発とともにある」・・・組織開発と人材開発の「未来」を学ぶことができます。理論・歴史・思想からはじまり、5社の企業事例まで収録しています。この1冊で「組織開発」がわかります。どうぞご笑覧くださいませ!
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