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2018.12.11 06:41/ Jun

組織開発の難問「クソはオレだった問題」をいかに攻略するか!?

 組織開発には「クソはオレだった問題」というものがあります
   
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 早朝、朝っぱらから、御下劣きわまりなくて、申し訳ない(ペコリ・・・笑)。
 でも、この「キャッチコピー」が、読者のみなさまには一番伝わるであろうから、敢えて、これを用います。ここで「組織開発」とは「チームや職場などを、よりよくWORKさせ、成果を出させるための働きかけのこと」をいいます。簡単にいえば「チームビルディング的なもの」を思い浮かべてみてください。
  
 先ほど冒頭の御下劣きわまりなく文言を(最近、僕の記事を読んだ方から、お叱りをいただきました。先生の記事は、よい記事でも、使っている言葉がクソだらけで、部門に紹介できません、、、と、笑・・・す、す、すみません・・・でもやめないもんねー)、もう少し「品のよい言葉」を使って表現すれば、下記の通りとなります。
  
 1.組織開発を外部コンサルタントに依頼してきた依頼主(権力者)の行動や考え方こそが
  
 2.組織が抱える問題のひとつであり、
  
 3.外部コンサルタントとしては、生殺与奪を握られている依頼主に、それをなかなか言い出しにくい問題
  
 朝っぱらから香ばしすぎる問題状況が(笑)、みなさまにおわかりいただけるでしょうか?
   
  ▼
   
 たとえば、ある会社の事業部長クラスが、困り果てて、外部のコンサルタントに依頼をしてきました。
    
 どうにも、しっくり事業部が動いていない。いつもギスギスしていて、成果がでない。おそらく、この原因は、課長クラスのマネジメント行動の「ヘボさ」と、それに起因する課のメンバーの関係性にあるに違いないから、少し調べて、組織開発をして欲しい、と。
   
 この段階で、組織開発の依頼主である事業部長は、なにひとつ「自分自身のビジョンのなさ」や「自分自身のマネジメント行動」の「ヘボさ」を疑っていない、とします。
  
 外部のコンサルタントは、依頼にしたがい、課長や課のメンバーにヒアリングを行い、調べてみます(見える化)。すると・・・出てくるわ、出てくるわ、不都合な真実が・・・。
  
 課長からも、課のメンバーからも、事業部長の行っているマネジメントが、朝令暮改、優柔不断、阿鼻叫喚であることが・・・。もちろん、課レベルの問題もあるけれど、それ以前に事業部レベルのマネジメントがうまくいっておらず、これを改善しないことには、前に進めそうにないことがわかります。
  
 これが、朝っぱらから、香ばしすぎる「クソは事業部長だった問題」です。
  
 要するに、組織が抱える問題系のなかに、組織開発の依頼主(権力者)が含まれている
 外部コンサルタントとしては、権力者に依頼の生殺与奪を握られているために、この問題の対処にてこずる問題
  
 ということですね。
  
 さて、皆さんに「問題」です。
  
 あなたが組織開発を行う側なら、依頼主である事業部長に、このことをいかに伝え、いかに改善しますか?
 それとも、事業部長には、このことを伝えず、課題解決に向かいますか?
  
 ぜひご意見をうかがわせていただければと思います。
 また後日、この問題に対する対処で、記事を書かせていただければと思います。
  
 おい、やべーよ。
 で、どうする?
   
  ▼
     
 今日は、組織開発を行っていると、かならず一度は出会う難問についてお話をしました。
     
 組織開発では、組織開発を実際に行う前に行う依頼主との「握り(契約)」のことを「エントリー(Entry)」といいます。組織開発の教科書には、エントリーのときこそが重要だ、と必ず書いてあります依頼主とは、問題が何で、今後、その問題をいかに解決していくかを「しっかり」と握れ、と書いてあります。僕もそう思います。
   
 大学院では、
  
 組織開発は、企画が8割、実施は2割
  
 と教えているくらいなので、何が問題で、何をしていくか、という企画部分で依頼主としっかりと契約しておくことは、極めて重要であると思います。
  
 しかし、同時に、ここが「曲者」です。
  
 最大の課題は、「クソはオレだった問題」です。
 そして、この問題にはレベルがあって、
 
 結局、クソはオレ「だけ」だった問題(依頼主が最大のガン)
 結局、クソがオレ「も」だった問題(問題系のなかに依頼主のマズさも含まれていた状況)
  
 と別れていきます(失礼)
  
 さて、このとき、皆さんならば、どのように対処しますか?
   
 そして人生はつづく
  
  ーーー
     
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