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2018.10.24 06:35/ Jun

なぜ、ひとは、年をとると「話が長くなってしまう」のか?

 このところ、僕は、自分自身の「変化」に気づいていることがある
   
   ・
   ・
   ・
  
 白髪が増えた?
   
 それもある(笑)
  
   ・
   ・
  
 近くの文字が読みにくい?
  
 それもある(笑)
  
   ・
   ・
  
 腰をおろすとき、「よっこらしょーのどっこいしょ」と意識せずに言っている?
  
 それもある(笑)
  
   ・
   ・
   
 だけど、今日の話題は「それじゃない」
   
   ・
   ・
   
 僕自身が気づいて「やべー」と感じている、僕自身の「変化」は
  
 「話が長くなっている」
  
 である(泣)。今日のブログ記事は「懺悔」でしかない。本当に申し訳ございません。
  
 しかし・・・なぜ、それに気がつくか。
  
 それは、数年前に講演させていただいたプレゼンテーションで、当時は「60分」で終えられていたものが、今現在は、何の配慮も行わなければ、「同じ時間の60分」で、終えることができなくなっているからである。
  
 どれくらい時間がかかるのか?
  
 かつて「60分」でやっていたプレゼンテーションが、今やると「80分」である。
 その差は「20分」すなわち、約1.3倍である。
 何の配慮もせずに、今の自分が、かつてのプレゼンをそのまま実演すると、話は1.3倍長くなっている。もちろん、それじゃ仕事にならない。だから、もちろん対処はする。しかし、それでも、なんとか、なんとか、時間どおりに終えられるか、終えられないか、という感じである。
  
  ▼
  
 それでは、なぜ、「話は長くなってしまったのか?」(笑)
 自己の意識を、自分のプレゼンテーションの話法に向けて、集中させてみる。
  
 その結果、以下の5点の理由を把握した(爆死)。
  
 1.年をとって「知識」が増えた分だけ、知っている知識を「てんこもり」にしたくなる
   自分の知識を、大げさにいうと、後世に?
   どうしても伝えたくなっちゃう
  
 2.年をとって「経験」が増えた分だけ、もりこむ「小話」が増えた
   それをどうしても、言いたくなっちゃう
  
 3.年をとって「頭」が「・・・」になってきたのか、たまに「繰り返している」
   はっと気づいたときには遅い
  
 4.年をとって自信が生まれてきたぶん、プレゼン自体が「パッションあふれるもの」
   になっている=クソ熱いから、終える時間を意識するのを忘れる
    
 最悪なのは・・・
  
 5.年をとって「図々しく」なったぶん、多少時間が延びても「あとで回収できるやろ」
   という「おごり」に負けそうになるときがある

  
   ・
   ・
   ・
   
 この5つがそろうと、
  
 知識てんこもり、小話満載、繰り返し、ほとばしるパッション、時間はグダグダ
  
 である。
  
 これが「人が、話が長くなってしまう」メカニズムだ。
 そりゃ、話も長くなる。
 ごめんなさい。
  
  ▼ 
  
 今日は、「話がながくなってきた」話をした(泣)。
  
 言うまでもなく、
  
 よきプレゼンテーションは、「何をしゃべるか」ではない。
 よきプレゼンテーションは、「何を削るか」である。
  
 頭の中でわかっていることを実践できなくなりつつある自分もある。
 そんな自分と、僕は闘わなくてはならない。
  
 シンプルに、言葉を重ねず、一刀両断で、たつ。
  
 「プレゼン道」は、まだまだ険しい。
   
 あなたは「話が長くなるメカニズム」に最近、はまっていませんか?
 自戒をこめて

 そして人生はつづく
  
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