2018.2.5 06:04/ Jun
学生「壇上にいる先生が、一方向的にモニョモニョしゃべっていて、ずっと学生にノートをとらせ続ける授業ってあるじゃないですか。そういう授業、学生のなかで、何と呼ばれているか、ご存じですか?」
ぼく「えっ、なに?」
学生「写経」
ぼく「写経か(笑)」
学生「マジ、きついっすよ。やってみてくださいよ」
ぼく「やめとくわ。からだに悪そうだもん」
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先だって、あるところで、ある学生から、こんなことを聞きました。かえすがえすも、学生の皆さんは、時に「天才的なメタファ能力」を発揮するものです。その能力をしっかり把持して、社会という名の大海に飛び出していってほしいものです。大丈夫、君ならやれる。
「される側」にたってみれば、おそらく105分(東大は105分)ものあいだ、「写経させられる」のは、いわば「拷問」に近いものがあるでしょう。
数多くの人間が、いっときに集まっているような空間で、ひとりの特定の人間が、不特定多数の人間に対して話を一方向的にしているというスタイルは、そもそも「特異」です。この場を「コミュニケーション」としてとらえるのであれば ー 極めて「不自然な空間」であることは言うまでもありません。
一般に、人が複数人そろえば、そこには当然「情報のやりとり」が発生するものです。それが発生しないのは、そこには教える側がもっている「権力」が作動しているからです。
そこに当然あらわれるであろう「人々のあいだの情報のやりとり」を封殺し、情報の受け手が、情報の与え手から、あたかも「容器」の中身を満たすように情報を受け続けることを「写経」とよぶのです。
しかし、僕は「される側」ではなく「する側」ーすなわち「教える側の人間」でもあります。
教える内容によっては、時に、情報を伝達しなければならないことが存在することは、言うまでもありません。また、学問によっては、そういう特異なコミュニケーションスタイルも許容されるものも あるかもしれません。すべての「写経」が悪いとは一概には言えません。それは「教える側の人間」にたてば、誰しもわかることです。
しかし、そのことをいったん担保したうえで、次に思ってしまうことは、
1時間半以上の長い時間、「読経する側」も大変だろうな
ということです(笑)。
たぶん、「写経」をしている学生のなかには、異次元の空間で、深い眠りについている人もいるでしょう。また、「写経」に飽きて、スマホを持ち出し、Twitterという異次元空間で、不特定多数のやりとりに興じている人もいるでしょう。
まさに、そのなかで、あたかも何もなかったかのように、「読経をしつづける」というのは、骨が折れることだろうな、と思ってしまうのです。骨は折れないかも知れませんが、僕なら心が折れる(笑)
「読経」しててもいいけど、たまには「やりとり」もはさんで、
もう少し楽に「読経」できるといいのになぁ・・・(笑)
となんて、不埒なことを考えてしまいました。
まぁ、他人のことは、とやかくいいません。
プロフェッショナルなのだから、お好きになさればいいのだと思います(笑)
▼
今日は「写経」と「読経」について書きました(笑・・・意味不明)
週のはじめから、わけがわかりません。
写経型の授業ね・・・僕が学生時代には、9割くらいは「写経」でしたが、今は、それよりは減っているのではないかと思いますけれど、いかがでしょうか。
あなたの周囲には「写経型の授業」はありますか?
あなたは、最近「写経」していますか?
あなたのまわりでは、何割くらいが「写経型の授業」ですか?
そして人生はつづく
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