2018.2.1 06:12/ Jun
この方は、いくつの仕事を「兼務」しているんだろう?
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最近、名刺をいただく機会に、よく思うことがございます。
名刺に書いてある「肩書き」に「兼務」とか「兼」と書かれてあることが、増えている印象があるのです。
たとえば、
ちょめちょめ長
ほにゃららグループ長(兼務)
ほげほげグループ長(兼務)
とか
ちょちょめ採用グループ
ほにゃらら育成グループ(兼)
ほげほげメンバー(兼)
といったように・・・(笑)。
いったい、何個、仕事してんの?(笑)
定量的なデータがあるわけではないので、これは、あくまで僕の感覚であり、印象です。ただ、そんな名刺がめにつくなぁ、という実感があります(名刺を2枚、3枚ともらうことも増えました。こちらは兼業ですね)。
2000年代以降、わたしたちの職場におこった変化のひとつは「仕事のできる人に仕事が集まってきた」ということです。
「兼務」が「仕事が集まること」と完全にイコールとはいえないのですが、もしかすると、その代理指標として扱うこともできるのかもしれません。要するに、兼務している人は「仕事ができるひとで、仕事が集まっている人」ということです。
ちなみに、パーソルグループさんと中原の共同研究(希望の残業学)では、そうした「仕事のできる人=兼務している人」こそが、長時間労働をやむなくしている人であることを検証しようとしています(2月8日に正式プレスリリースです)。
「仕事があまりできない人」を育成するのではなく、最初から「仕事ができる人」に徹底的に仕事をふり、成果をあげる。様々な仕事を「兼務させる」。しかし、仕事のできる人とて人間です。ひとつひとつふられた仕事をこなしすためには、時間がかかる。
これが「真」だとするならば、
「名刺に兼務の多い会社」は「長時間労働」が起きやすい
といえるんかなぁ・・・なんてことを、また、いつもの妄想で考えていました。
まだ「妄想」です(笑)。
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今日は「兼務」の話をしました。皆さんの会社では、「兼務」は広がっていますか? あなたはもしかして「兼務」だらけの名刺をお持ちですか?
「兼務」のある名刺をもらったときに、僕が
「XXさんは、いろいろ仕事を兼務なさって大変ですねぇ」
というと、たいていの方は、
「いやぁ、そうなんですよ。いい加減にしろって感じですよねぇ・・・」
とちょっと毒づきながら、でも、どこかで「嬉しそうな」感じを受けます。
間違っていたら、すみません。
僕は、「あまり長く働き過ぎないようにね、健康に気をつけてね」と心配しながらも、反面、「兼務が多い=仕事を任されてる」ということの意味を、考えてしまいます。いずれにしても、健康で、いきいきと働き続けることができることを願っています。
そして人生はつづく
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