2017.12.21 06:28/ Jun
最近、11歳の愚息「TAKUZO」がハマっている本があります。
「人狼村からの脱出」という本で、「脱出ゲーム」を紙上で体感できるというゲームブックです。
本は、数百をこえる分岐(選択肢)から構成されています。
主人公は、様々なところで、あちこちに隠された謎や暗号を解きながら(つまりは、分岐を選択しながら)、本を読み進め、この村から脱出を試みなくてはなりません。
しかも、その村「人狼村からの脱出」では、村人に扮した狼が、夜な夜な人を襲っているのです。
自分が脱出を試みなければ、自分が襲われる。
なかなかスリリングな本です。
TAKUZOが、この本にとりかかってから、もう1ヶ月くらいでしょうか。最近の小学生も(勉強にではなく、遊びに)忙しいのか、一日30分くらいしか本を読めないのですが、それでも、毎日毎日、楽しみにしながら、果敢に本を読み続けています。
最後の回答はネット上にあるようですが、ここまできたら、クリアをして欲しいものです。
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この本を、僕が、ひそかにリビングに何気なくおいておいたのは、一ヶ月くらい前のことでした。それはTAKUZOの「メディア接触」を少し懸念してのことです。
我が家では、テレビゲームの時間を一日30分に制限しているのですが、それが終われば、今度は「ネット」、それが終われば「テレビ」という風に、TAKUZOのメディア接触は偏る傾向がありました。
端的に申し上げるのであれば、とにかく「電子メディアとの接触」が多すぎる。少し「メディア・チェーン」に巻き込まれがちだったのです。
とはいえ、アナログの本をいきなり渡しても、興味を持たない本だと難しいかもしれない。
そこで思い出したのが、ゲームブックです。
昔々、30年くらい前、僕自身がまだ子どもだった頃、自ら読み進んでゲームの謎解きを行う本があったよなーと思って検索してみました。
すると・・・僕が子ども時代に、熱中していた本は絶版になっていましたが、同種の本として「人狼村からの脱出」を見つけました。これをTAKUZOに渡してみたところ・・・しめしめ、今のところうまくいっています。「電子メディアとの接触」は激減しています。
さて、いつまで続くのやら・・・。
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考えてみれば、30年前、僕は、ゲームブックをひたすら読み進め、今度は、自分でゲームブックを「書きすすめること」に熱中するようになりました(創っていたのは簡単なものです)。
自分の創ったゲームブックを他人にやってもらうのが、楽しくて楽しくて仕方がありませんでした。
願わくば、
「他人の創ったゲームで遊ぶのではなく、自ら、ゲームを創り出す側に回って欲しい」
というのが、親の勝手な思いです。
が、まぁ、子育てとは、そんなに思い通りにはならないものですね。
そして人生はつづく
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