2017.12.8 06:51/ Jun
こんな「言葉」とともに実施される研修は「やらないほうがいい」というものがあります。
その言葉とは、
「うちの部署、最近、元気がないんだ。研修でもやってくれ」
「効果が高い研修、なんかない?」
「最近、流行の研修、なんかもってきて」
の3つです。
この言葉がでてきたら要注意。その研修の実施の前に、いろいろ考えるべきことがあると思います。
まったくの「無駄」とは申し上げません。
研修も最近はワンウェイの一方向伝達型のものは少なく、工夫されておりますので、おそらく、それなりの効果や手応えは、当日は、それなりに得られるでしょう。
しかし、おそらく、当日が過ぎれば、それでまた「終わりなき日常」が続くでしょう。研修に「祝祭的効果」しかのぞまないのであれば、それも「よし」です。しかし、「経営にインパクトをもたらす」という観点では、期待は得られません。
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3つの言葉に何が決定的に不足しているのか?
それは「課題と目的」です。
どのような問題を解決するために、この研修を実施するのか?
何が課題で、それをどうしたいから、この研修が必要なのか?
という「課題の明確化」と「目的」が、決定的に不足しています。
「うちの部署、最近、元気がないんだ。研修でもやってくれ」は、「元気がない」のはなぜなのか。それをどのようにしたいのかが明確にならない限り、おそらく「当日盛り上がれる祝祭的アクティビティを含んだ研修」をやって終わることになるでしょう。
「効果が高い研修、なんかない?」の場合は、「どのような効果」を望むのかが明確になっていない限り奏功はしません。
ちなみに「最近、流行の研修、なんかもってきて」は「論外」です。
組織の目的や戦略にインパクトを与え、他社との競争優位をつくるのが人材マネジメントの基礎ならば、「他社と同じこと=流行しているもの」をやっていることは、これに反します。人材マネジメント的な発想ではありませんね。
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今日は、こんな「言葉」とともにはじめられる研修は、効果があまり望めないかも、ということを書きました。まったく効果がないというわけではないとは思いますが、その効果がインパクトをもたらすまでにはならない可能性が高いと思います。当日は盛り上がるだろうけれども・・・。
今日は3つを紹介しましたが、他にも、これに類する言葉はあるかもしれませんね。
皆さんのまわりには、これらの要注意はあふれていませんか?
「うちの部署、最近、元気がないんだ。研修でもやってくれ」
「効果が高い研修、なんかない?」
「最近、流行の研修、なんかもってきて」
一週間、お疲れ様でした!
そして人生はつづく
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