2017.10.5 06:25/ Jun
明日は、英語でゼミで発表しなくてはならなくなった?
自分の研究を、明日のゼミで簡単に説明するには?
明日は、留学生と英語で議論しなきゃならないのだけれども?
明日の授業では、TAとして英語でインストラクションしなきゃならない!
明日は、国際学会でプレゼンが控えているけれど
明日は、英語で講義しないといけないんだけど?
明日なのに、どうする?
実は、明日に控えて困らないための本ができました!
新刊「ストーリーで学ぶアカデミック英会話 English Academia」刊行です!
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僕の研究部門のスタッフが、本を出版させていただくことになりました。
「ストーリーで学ぶアカデミック英会話 English Academia」という書籍で、朝日出版さんからの刊行です(中澤明子・市川紘子編著、蒋妍・木下慎・中原淳著)。ラボやゼミ、研究の現場で用いることのできる英語を身につけることができる本です。
ストーリーで学ぶアカデミック英会話 English Academia
http://amzn.to/2fSwjmp
本書は、昨年度、東大が公開させていただいた無料英語学習コースウェア「English Academia」が、そのまままるごと書籍になったものです。
「English Academia」はすでに10000人を超える人々が利用している英語学習サイトになりました。本書では、この「English Academia」を手に取り学び、CDで音声も提供されています。何度も何度も繰り返し、オフラインで学ぶことができます。
「ストーリーで学ぶアカデミック英会話 English Academia」は、かなり変わったコンセプトをもった書籍です。
メインターゲットは、近いうちにラボに配属になる大学生、将来研究者を目指す大学院生です。
彼らが将来、
研究の場面で用いる英語、英会話にターゲットを絞りまくり、すぐに使える英語をまなぶこと
を最優先して開発されました。
冒頭、
明日は、英語でゼミで発表しなくてはならなくなった?
自分の研究を、明日のゼミで簡単に説明するには?
明日は、留学生と英語で議論しなきゃならないのだけれども?
明日の授業では、TAとして英語でインストラクションしなきゃならない!
明日は、国際学会でプレゼンが控えているけれど
明日は、英語で講義しないといけないんだけど?
というコンテキストが提示されていますが、このような場面こそが、「ストーリーで学ぶアカデミック英会話 English Academia」で扱われている英語学習場面です。
書籍は、冒頭もっとも簡単な自己紹介場面に始まります。
その後は、研究室での議論、ゼミ、国際学会など、様々な英語利用場面で使える英語を学びます。ご自身でゼミをお持ちの先生方にも、研究室や学生控え室などに、ぜひ一冊ご準備いただきたい内容です。
後半部、最後では「模擬授業をする」「英語でディスカッションをリードする」など、大学教員の準備講座としてもご利用いただける内容になっています。TAや大学教員として働くことを考えている方にもおすすめの内容です。
東京大学は、3年生には多くの大学院生がラボやゼミに配属されます。ラボやゼミでは、最近では留学生も増えており、公用語が英語になっているところも少なくありません。
また東大は、年間に1000名弱の博士号取得者を輩出します。彼らの中には、将来の大学に就職していく大学教員のタマゴも含まれています。大学教員の公募は、近年では、7%程度が英語での面接が含まれています。そのための準備がどうしても必要です。
「ストーリーで学ぶアカデミック英会話 English Academia」は、そのようなコンテキストで用いられる英語を徹底的に選別して学んでいただくツールとして開発されています。
東京大学は、それを自校のためにつくりました。しかし、東大外の多くの皆様に利用いただけるよう、MOOCサイトを無料で一般にも公開し、日々運営させていただいております。MOOCを運営させていただくと、「紙でも欲しい」「日本語訳はないの?」「音源を配って欲しい」という様々な声を頂戴する機会が多くなりました。本書は、このような声にこたえるかたちで刊行させていただくとになりました。
書籍「ストーリーで学ぶアカデミック英会話 English Academia」は、オンラインコースにはない、日本語訳、脚注がついています。また、オンラインコースの発音動画には含められなかった例文を付属CDで確認できます。
オンラインの方でも学ばれた方でもぜひ手にとってくださいますと幸いです。
また、オンラインコースを受講していない方は、この書籍片手にオンラインコースを受講でき、より理解を深められると思います!
無料MOOC「English Academia」
https://utokyo-ea.com/
どうぞよろしくお願いいたします。
最後になりますが、本書の出版まで尽力いただいた研究部門のスタッフ、中澤明子さん・市川紘子さん、蒋妍さん・木下慎さん、そして、この書籍企画後に着任したので著者に加わらなかったものの、しかしながら、今現在、プロジェクトに素晴らしい貢献をしてくださっている下山田翔さん、堅牢な会計事務で影ながらプロジェクトを支えてくださっている司村千尋さんに、心より感謝いたします。お疲れさまでした&ありがとうございました。
とりわけ編者をおつとめになった中澤明子さん、市川紘子さん、大変な作業であったと推察します。心より感謝いたします。
開発はすでに第二フェイズに入っています。今年はあらたに5モジュールを追加し、2018年2月の公開に向けて、プロジェクトが進行しています。
動画制作でお世話になっている光学姉妹の大房さん、Web開発のスパイスワークス藤野さん甲斐さんには、心より感謝いたします。
株式会社スパイスワークス
http://www.spiceworks.co.jp/
光学姉妹(動画部分)
https://twitter.com/junofusa
また朝日出版の時田亜希夫さん、山本雄三さんにも最後まで伴走をいただきありがとうございました。心より感謝をいたします。ありがとうございました。
そして人生はつづく
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