2017.7.18 06:37/ Jun
自ら進んで、他人に「フィードバック」を求める人がいます
一方で、
どんなに他人からフィードバックされても、聞く耳をもたない人
もいます。
フィードバックとは「自分の行動やあり方に関する、耳の痛い事実を受け入れ、自らを立て直す」こと。
耳の痛いことを通知されることが多いのですから、フィードバックを拒絶したい気持ちはよくわかります。
ま、いやだよね。
「どM」じゃないかぎり(笑)。
この問題に関して、フィードバックを求めるか、拒絶するかは「個人の選択」の問題なので、第三者の僕が、何も申し上げることはございません。「個人の選択」に応じた「結果」を、自ら進んでお引き受けになればよろしいのか、と思います。
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ところで、後者の「聞く耳をもたない人=フィードバック拒絶」には、様々なタイプ(いわば症例)がございます。
今日の話題にさせていただきたいのは「話題すり替え型・フィードバック拒絶症候群」という、まことに厄介な症例です(笑)。
この症例のフィードバック拒絶症候群に罹患した方は、相手に耳の痛いことを言われると、すぐに「話題を転換」しようとします。
たとえば、下記のような会話です。
この場面では、AさんがBさんにフィードバックをしています。
しかし、Bさんは、Aさんのフィードバックを受け入れるように見せかけ、話題を強制的にすり替えています。
Aさん「Bさんの・・・の行動が、悪い結果をもたらしているように思うんですよ」
Bさん「そうですね。申し訳ないです・・・・あっそういえば・・・Aさん、あの話ご存じですか? 実はいい話があるんですよ」
Aさん「あの話って何?」
Aさん「Bさんの・・・の行動が、悪い結果をもたらしているように思うんですよ」
Bさん「いやー、本当にすみません・・・・ところで・・・Aさん、Cさんの噂ご存じですか・・・実はですね・・・」
Aさん「えっ、何々?」
Aさん「Bさんの・・・の行動が、悪い結果をもたらしているように思うんですよ」
Bさん「申し訳ないです・・・・でも、その件にからめてなんですが、実は、競合のC社の最近の動き、ご存じですか?」
Aさん「C社、なんかあったの?」
Bさんの「話題すり替え」、なかなか手強いですね。
Bさんの会話例にでてきた「あっ、そういえば」「ところで」「その件に関連する」などのワードは、典型的な話題転換ワードです。
Bさんは、これらを用いて、強制的に「話題をすり替え」、Aさんからのフィードバックをかわそうとしています。Aさんのフィードバックは、1ミリもBさんに刺さっていません。
本来ならば、Aさんは、この後、自分が行ったフィードバックに関して、相手がどのように思っているのかを確かめ、理解をすりあわせなければならないのですが、強制的な話題のすり替えによって、それが不可能になっています。
「あっ、そういえば」
「ところで」
「その件にからめてなんですが」
というワードがあったら、ご注意を!(笑)
▼
今日は「フィードバック拒絶」に関するお話をしました。
第三者に耳の痛い話を突然突きつけられるくらいなら、自らフィードバックを求め、自ら変化したいと個人的には思います。
あなたの周りに「話題すり替え型・フィードバック拒絶症候群」に罹患している方はいらっしゃいませんか?
全国的に猛威をふるっているようですよ(笑)
そして人生はつづく
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