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2017.2.10 06:27/ Jun

人事部長になったつもりで考える「学部生授業」!? : ミニケースを使ったディスカッション

 昨日まで、駒場の学部3年生、4年生向けの集中講義を担当していました。
  
 ふだんは、大学院生や社会人を対象に教えることが多いので、なかなか緊張しながら授業にあたりましたが、受講生の努力、また、授業をサポートして下さったKALSの福山助教のご支援で、何とか終えることができました。ありがとうございました。
 
  ▼
  
 今回、学部授業で教えたのは「人材開発の基礎の基礎」です。
  
 ・人材開発とは何か?
 ・採用と育成
 ・組織社会化ー研修
 ・組織社会化ー研修
 ・マネジャーへの発達
 ・女性管理職の発達
  
 といった内容を、レクチャーと議論を織り交ぜて教えました。
   
 今回、少しだけ工夫してみたのはA4一枚の「ミニケース」を書いたことです。
  
 社長から無理難題をふっかけられる「架空のA社の人事部長」の立場でミニケースを書いてみました。
 学部生には、人事部長になったつもりで、その無理難題を、どのように課題分割し、解決してもらうかを議論してもらいました。
  
 たとえば
  
 ・採用費を半額にして、100名採用しろ!
 ・マネジャー育成を見なおせ!
 ・なんで、女性管理職が、こんなに少ないんだ!何とかしろ!
  
 といったような課題です。
  
 ケースでの授業は、うまくいくかどうかわかりませんでしたが、発言は絶えることなくでたので、まぁ、よしといたしましょう。皆さん、御協力ありがとうございました。
  
  ▼
  
 学部生には、社会人経験がないため、経営、ましてや、人材マネジメントとか、人材開発といったマニアック?な分野を教えるのは、非常に骨が折れます。
  
 特に東京大学・駒場キャンパスには、経営を教えている科目はほぼゼロに近いと思いますので、さらに大変です。
  
 時折、サークルのことを考えさせたり、自分が「ほげほげ長」「ほにゃららリーダー」だったときの経験を思い出させながら、なんとか「組織」とか「経営」という観点に立ってもらうように工夫しました。
  
 経験値をさらに積んでいきたいと思っています。
  
  ▼
  
 今日は、もう気づけば金曜日なのですね。
 あと1日・・・頑張りましょう。
  
 そして人生はつづく

  ーーー
  
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