2016.9.2 06:58/ Jun
せんだって、ある居酒屋に出かけたときのことです。
居酒屋は、仕事を終えたサラリーマンの方々でごったがえしており、大変繁盛しておりました。
これは僕だけの趣味かもしれませんが、居酒屋やレストランに入りますと、近くのお客さんの会話が気になり、「悪いな」と思いつつも、ついつい耳をそばだててしまうことがあります。
どうやらかつてフィールドワークなどをしていた過去が、こうしたところに、ときおり現れてくるのかもしれません。
会話や出で立ち、そして身のこなしから、その人々がどういう社会的属性に属していて、何に関心があるのかを、ついつい類推してしまうのです。
こう書いちゃうと、悪趣味に感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも、敢えて、僕が耳をそばだてなくても、皆さん、とてつもなく「大きな声」で会話をなさっておりますので、ことさら問題はないか、と思うのですが(笑)。
というわけで、せんだっても、耳にさまざまな情報がはいってきました。ごめんなさい、聞こえちゃって。でも、みんな、声でかいよ。
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僕のまわりには、2組のサラリーマンの方々がいらっしゃいました。
ひとくみめは、久しぶりにあう同僚チックなサラリーマン。もうひとくみは、おそらくは職場のメンバー同士で飲みにきたようです。おそらく、、、たぶん。
みなさん、大変大きな声で、「あーだこーだ」「そーだ、あーだ」と議論?をしています。
面白いな、と思ったのは、この3組のサラリーマンの方々の話題の90%は、
「ひとにまつわること」
であることです。
ま、居酒屋での会話ですからアタリマエなのですが、「会社の戦略のこと」や「財務のこと」や「会計の話題」が話題になっている例はそう多くない(笑)。
しかも、その会話の半分くらいは、
「人が育たない」か「人が動かない」か「人が変わらない」
の3つのどれかです。
最近の入ってきたAさんは、なかなか仕事が覚えられない
着任してきたばかりのB部長は頭はいいけれど、部下がついていかない
お調子もののCさんは、目をはなすと、すぐに仕事をさぼうとする
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でも、Aさんは一馬力にならないけど、みんなで、なんとか乗り切ろう。
B部長は人間的にはそういやじゃないので、割り切ってついていこう。
Cさんに気づかせるにはどうしよう。
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エトセトラ、エトセトラ。
嗚呼、自分の研究のネタは、果てることはないな、と思った一瞬でした(笑)。食いっぱぐれることはないな、と。
やはり、悩みの多く、関心の多くは「ひとにまつわること」なんだよね。みなさんのお気持ちはとてもよくわかります。嗚呼、ひとにまつわることは、難しい。
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今日は居酒屋での会話から、「ひとにまつわる話題」って、人々の主要な関心にのぼるよね、というお話をいたしました。これがどの程度一般性のあることかは、たかが飲み会でのトークなので、知りません。
が、おそらく、今日も、明日も、市井の居酒屋では、そんな会話が繰り返されるんだと思います。
おそらく、ひとの集まるところがあるかぎり。
そして人生はつづく
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