NAKAHARA-LAB.net

2016.7.19 06:18/ Jun

「誰とやるか?」でプロジェクトの未来は決まる!?

 中原研究室では、たくさんの共同研究プロジェクトが走っています。中原の研究は約9割が、企業・組織との共同研究。
 大きなプロジェクトでは、数十人の方々が、共同研究に邁進し、日々ご尽力頂いております。ありがとうございます。皆さんとの共同研究を心から愉しみにしております。
  ▼
 研究プロジェクトを立ち上げるときに、僕がいつも思っていることがあります。それは、プロジェクト立ち上げに関する「3つの持論」です。
 下記に「わたしの持論」ご紹介させていただこうと思いますが、だいたい、こんなところでしょうか。
一、研究プロジェクトは「誰とやるか」で成果は決まる
  =誰に参加してもらうかは、もっとも悩みます
  =なぜなら、誰とやるか、誰を巻き込むか
   誰にかかわってもらえるかで、成果が大きく
   決まるからです、経験上。
  
一、研究プロジェクトは「目的の打ち込み」で成果は決まる
  =参加人数が確定し、通常、キックオフをします。
  =そのときに冒頭でおこなうプレゼンは、最も力を
   いれます。なぜなら、この目的の打ち込みで、成果が
   決まるからです、、、経験上。
一、研究プロジェクトは「成果のイメージ共有」で成果が決まる
  =そのプロジェクトを為すことで、どのような成果
   が期待できるのか、そのイメージのすりあわせで
   成果が決まります、経験上。
 要するに言いたいことは、
 研究プロジェクトは「最初が肝心!」
 しょっぱなコケれば、みな、コケる。
 おまえはもう死んでいる
 ということです(!?)。
  ▼
 今日は、研究プロジェクトの立ち上げに関する持論について書きました。ま、これは研究プロジェクトだけではなく、一般的なプロジェクトについても言えることかもしれませんね。
 今日も共同研究が続きます
 そして人生はつづく
 ーーー
新刊「アクティブトランジション:働くためのワークショップ」もどうぞよろしく御願いいたします。内定者教育、採用活動に従事なさっている企業関係者の方々、大学の就職関係者の方々にお読み頂きたい内容です。どうぞご笑覧下さい!

ブログ一覧に戻る

最新の記事

あなたの組織は「社員の主体性を喪失させる仕組み」が満載になっていませんか?:うちの社員には「主体性」がないと嘆く前にチェックしておきたいこと!?

2024.11.25 08:40/ Jun

あなたの組織は「社員の主体性を喪失させる仕組み」が満載になっていませんか?:うちの社員には「主体性」がないと嘆く前にチェックしておきたいこと!?

2024.11.22 08:33/ Jun

最近、僕は何をやっているのか?そうね、いろいろやってます!?

2024.11.15 15:01/ Jun

【無料カンファレンス・オンライン・参加者募集】AIが「答え」を教えてくれて、デジタルが「当たり前」の時代に、学生に何を教えればいいんだろう?:「AIと教育」の最前線+次期学習教育課程の論点

2024.11.9 09:03/ Jun

なぜ監督は選手に「暴力」をふるうのか?やめられない、止まらない10の理由!?:なぜスポーツの現場から「暴力」がなくならないのか!?

2024.10.31 08:30/ Jun

早いうちに社会にDiveせよ!:学生を「学問の入口」に立たせるためにはどうするか?