2016.2.1 06:50/ Jun
人を動かすやり方には、大きくわければ2つのやり方があります。
ひとつは「恐怖モード」。
恐怖モードは、ワンセンテンスでいえば、動かしたい人間の「生存恐怖」をあおりながら人を動かす方法です。何らかの恐怖や権力を背景にして、意味を強制したうえで、罰などの外的報酬を用いつつ、人を動かします。
もうひとつのやり方は「信頼モード」。
信頼モードは、動かしたい人間とラポールを気づき、本人の「動きたい思い」を最大限に利用した上で、さも本人自身が、そのことをえらびとったか」のように振る舞い、動かします。
信頼モードの方が、恐怖モードよりも効果は高いし、穏便なのでしょうけれど、すべてがすべて物事を信頼モードで動かせるわけではありません。時には恐怖モードを用いざるをえない場合もあるというのが、世の中の「なかなかに割り切れないところ」です。
何より、信頼モードは、本人とのあいだに「信頼」がなくてはなりません。信頼を失っている状況では、後者が駆動する余地がないのです。しかし、いったんそれが駆動すれば、信頼モードは「パワフル」です。
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ところで、先日、某所で開催された研究会で、「信頼モード」について考えさせる、下記のビデオをご紹介いただきました(感謝)。
僕は乗馬や競馬のことは全く知らないので、妥当な紹介ができるとは思えませんが、このビデオは、生まれてはじめてクラをつける若馬の調教のビデオだそうです。
世界的に有名なモンティ・ロバーツさんという調教師の方が、わずか30分で、若馬にクラをつけ、最後には騎手をのせてしまいます。わずか30分で若馬をこのように調教するというのは「神業」なのだそうです。
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