2016.1.7 06:24/ Jun
よい組織には「口ぐせ」がある
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「トヨタの口ぐせ」という本を新幹線での帰り道に読みました。本書は、トヨタ社内で多くの経営陣、従業員が使い、口癖のようになっている言葉を集め、解説した本です。コンパクトな本なので、ものの1時間ー2時間程度で読了できるのではないかと思います。
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本書で紹介されている「トヨタの口ぐせ」には、下記のようなものが紹介されておりました。
・現地、現物、現実
(現場を徹底的に重視する姿勢を表現していると思われる)
・おまえ、あそこ行ってきたか
オレは行ってきたぞ
(経営陣が自ら現場に出向き率先垂範していることの意)
・者に聞くな、物に聞け
(人からまた聞きをして問題解決するのではなく、自分で現場でファクトをとって問題解決に当たることを表現している)
・現場は毎日変化させなければならない
(管理者は現場をカイゼンにより、常に変化させなければならない)
・6割いいと思ったらやれ
(現場でただちに行動にうつすことが大切)
・リーダーはやらせる勇気
メンバーはやる勇気
さすがはトヨタ、「現場」にまつわる口癖や、アクションオリエンティッドな口ぐせが、非常に多いのが印象的です。
これらの口ぐせが、現在、どの程度組織内にて人口に膾炙しているかは、僕には把握できません。が、このところ、ある企画でトヨタのご担当者さまとご一緒させて頂いておりますので、今度、伺ってみたいなと思っています。
さて、トヨタほど「現場」にまつわる口癖はないにせよ、組織文化の強力なところでは、それなりの「口癖」があるものです。
「口ぐせ」は組織の中で大事な思考、規範を強化することにもつながりますし、それを口にする人と、しない人のあいだに明瞭な「境界」をつくりだします。
おそらく、皆さんの会社にも、我が社ならではの「口ぐせ」があるのではないでしょうか? そういうのを集めてみると、面白いかもしれませんね。
皆さんの会社の「口癖」は何ですか?
僕の口癖?
そして人生はつづく(笑)
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