NAKAHARA-LAB.net

2015.12.17 09:23/ Jun

世の中にはびこる「ソーシャルメディア文法」!?:「体言止め」があふれている!?

 最近非常に気になることがあります。
 僕は「ソーシャルメディア文法」と勝手に呼んでいるのだけど、世の中に、以前より「体言止め」が溢れているような気がするのは僕だけでしょうか。
 ソーシャルメディアで、短く発言をするために、「ます」「です」「である」といった述語を省き、体言止めで終わる。それが僕のいう「ソーシャルメディア文法」です。
 例えば、
 月曜日、出張。午前中メール。午後は得意先まわり。帰宅は8時。
 久しぶりに家族でテレビ。
 
 とか
 長期出張から帰宅。TAKUZO誕生日、ケーキ。KENZO、風邪。
 みたいな(笑)。
 自戒をこめて申し上げます。たまに僕もやってる。
 というか、ソーシャルメディアでの発言は、文字数とかも決まっているので、短く、簡潔になるのは仕方がないと一方では思います。
 ですが、なんか、世の中に「ソーシャルメディア文法=体言止め」が過剰に増えているような気がして、ちょっと気になります。
 ほら、子どもの頃、作文の授業とかで、「体言止めはくどくなるから多用しない」と習ったような気がするのですよね。そんなことを思い出したりするのですよね。
 自戒をこめて申し上げますが、また「体言止め」だなぁ・・・なんて、すこしゲンナリしてくるのです。正直、ソーシャルメディアそのものに疲れている、とも言えるのかもしれないけれど(笑)。
 結局、表現は個人のものなので、好き勝手にすればいいと思います。
 が、へそ曲がりな僕自身は、何とか、最近、「体言止め」を使わない表現はないものか、と考えています。
 敢えて冗長に、敢えてクドクド、体言ダダ漏れ?表現はないものか、と思っています。
 ま、誰も読んでもらえなくなるかもしれないけどね(笑)。
 そして人生はつづく

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