2014.12.3 14:05/ Jun
今日は、今年、僕がやらせていただいた、某リーダーシップ開発プログラムの反省会が、都内某所で開かれます。
プログラムは、結局、どのような効果があったのかを、事務局の方々が、様々な角度から振り返り、来年のあり方を構想するためです。
よく知られているように、リーダーシップ開発プログラムでは、いっぱんに、受講生としてご参加いただける次世代リーダーに「自分の業務を振り返り、明日を構想すること」を求めます。
そして、そうであるならば、リーダーシップ開発プログラムを「提供する側」も「自分の業務を振り返り、明日を構想すること」が求められます。
リーダーシップ開発プログラムを「提供する側」が、この「内省ー行為」の循環から離脱しているのは「論理矛盾」です。
ワンワードでいうと、
あなたは、私に
リフレクションして、アクションせよという
そういう、あなたはどうなんだ?
あなたは、
リフレクションしているのか?
アクションをとろうとしているのか?
ということですね。
うーん、自爆(笑)
他者に対して放った「スパイシーなひと言」は、いつも「自分自身」に向けても放たれていることを忘れてはなりません。人材開発とは、そうした「再帰的な営み」なのです。
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反省会にあたって、僕は、この数ヶ月、1本の論文を書き上げました(稚拙なものですが)。このリーダーシップ開発プログラムが、いったい、どのような効果があったのかを分析し、論じている論文です。
データセットの作成等に関しては、研究室の保田さんにお手伝いいただきました(感謝)。隙間時間を見つけて、何とか自ら統計分析を終え、何とかかんとか、ギリギリ書き上げることができました(本日無事、事務局に送付!お騒がせしました!)。
また、いまだ3分の1ですが、このプログラムに参加した参加者にも、ヒアリングを行いました。貴重な時間をくださった受講生の皆さんにも心より感謝しています。
今日は、そのデータをお持ちしつつ、来年のあり方を対話する素材にしてもらいたいと思っています。それが今の僕が掲げる「サイエンス」になしうることです。
研究者である僕ができることは「ほんのわずかなこと」です。
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昨今、「実践と研究のあり方」について考えます。
このことは、これまでも、過去15年以上、いつも考えてきたことであり、折りに触れて、自分の中で再浮上するテーマなので、また「そういう時期」が訪れたのかもしれません。
けだし、「実践と研究の関係のあり方の探究」は、「批評されるもの」ではなく、「実践されるべきもの」だと思います。
それは「絶対安全圏の高みにいる第三者」が批評しうるものではないのではないでしょうか。「研究的実践」と「実践的研究」の狭間を揺れながら、痺れながら、それは現場の人々とともに爆走しながら「発見」しうるものなのかな、と思います。
そして人生は続く
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