2014.11.4 07:13/ Jun
新たに「小さなウェブページ」が出来ましたので、こちらでご紹介させてください。ズバリ、「インタラクティブな授業、教育に熱意をもつ若手大学教員を採用なさりたい皆様方へのご案内ページ」です。
東京大学:教育にパッションのある若手教員を採用したい方へのご案内ページ
http://www.todaifd.com/recruit/
東京大学では2年前から「近い将来、大学の教壇に立ちたい大学院学生に教えるための知識・スキル」を教える教育プログラム「東京大学フューチャーファカルティプログラム」を実施しています。計26時間のトレーニングのあと、履修証交付し、大学院生のキャリアアップに役立ててもらえる全学教育プログラムです。
東京大学フューチャーファカルティプログラム
http://www.todaifd.com/ffp/
現在までにこちらの卒業生はおおよそ150名。一期50名ですので、毎回満員御礼の状況で、意欲ある大学院学生が、こちらを受講していることになります。中には、すでに各地の大学・研究機関に職を得ている大学院生もでてきました。このプログラムの受講生は、終了後「アラムナイネットワーク」に登録され、様々なイベント、授業などで、スキル向上をはかっています。
先だっても、このプログラムを卒業した学生だった川瀬和也君(哲学・倫理学)が、無事、徳島大学にポストを得ることができました。
東京大学フューチャーファカルティプログラムでは、これまで「入口の整備(授業の受講)」をはかってきました。これからは、それらに加えて、「出口の強化(卒業生の就職支援)」を徹底的にはかっていきます。
このプログラムをはじめて以降、わたしどものもとには(大総センター・教育課程方法開発部門のスタッフ)、様々な就職に関する悩みが集まってきました。
「教育経験をつけたくても、非常勤すらない」
「非常勤の職を得るためには、教育経験が必要である」
学問分野にもよりますが、今、大学院生の少なくない人々は、この難問の前にいます。皆、非常に優秀で、かつ、教育にパッションをもち、今後の日本の高等教育を担っていく存在です。
わたしどもとしては、非常勤講師ー常勤教員ー研究員など、様々なかたちで、教育にパッションをお持ちの若手教員をお捜しの方にご利用頂ける採用支援ページを、まずはつくることにいたしました。
わたしたちの強みは、東京大学の全研究科のうち1つをのぞく研究科の学生が、こちらのアラムナイネットワークに参加していることです。ほぼすべての学問領域をカバーできる人員の大学院生が、このアラムナイネットワークに登録しています。「教育」に興味のある若手大学教員をお捜しの皆様には、ぜひ、このネットワークを用いた求人を、どうぞご利用いただけますと幸いです。
登録フォームに必要事項を入力すると、アラムナイネットワークに求職情報が流れることになっています。あとは募集があった際などに、ぜひ任意の選抜を行ってくださって結構です。このフォームを用いたからといって、選抜自体は、当然、自由に行って頂いて結構です。わたしどもは、情報の仲介のみ行わせて頂きます。詳細は、上記ページをご覧下さい。
(そのようなことはほぼないとは思いますが、公衆良俗に反する募集、社会通念に反する募集とわたしどもが判定した募集に関しましては、わたしどもが予告なく、棄却させて頂きますので、ご了承下さい)
この企画は、栗田佳代子さんと、山辺恵理子さんの尽力で前進しました。お疲れさまでした。
就職の支援という課題に対して、わたしたちにできることは限られていることは微力です。しかし、この日本に、素晴らしい学びを引き起こしたい人々を、わたしたちは増やしていきたいと考えています。
もしみなさまのお近くで、「インタラクティブな授業、教育に熱意をもつ若手教員を採用したい方」がいらっしゃいましたら、どうぞご覧いただけますと幸いです。
これらの学生は、アクティブラーニングの経験、シラバスライティングの基礎スキル、成績評価の留意点など、必要最低限の基礎スキルと、そして教育に対するパッションは、すでにもっています。どうぞお近くでニーズがございましたら、ご一報いただけますと幸いです。
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追伸.
研究部門の同僚の、小原優貴さん、山辺恵理子さんが、11月5日、内田洋行さまの「大学・高校実践ソリューションセミナー 2014 東京」に登壇させていただく機会を得ました。
大学・高校実践ソリューションセミナー 2014 東京(5日午後2時40分ー)
http://www.uchida.co.jp/seminar/141105_1106/index.php
聞くだけの授業は終わりにしよう:
東大MOOC講座「インタラクティブ・ティーチング」の開発の裏側
という感じで、ここだけでしか聞けない、開発コンセプト創造の秘話、運営体制、組織構成などをお話しするそうです。小原さん、山辺さんは、開発の実際を知り尽くした、とても優秀でパッションあるスタッフです。この1ヶ月間、数ヶ月にわたり、彼女たちとプレゼンの打ち合わせ、練習をしてきました。
小原優貴さん
http://www.he.u-tokyo.ac.jp/home/staff/yuki-ohara/
山辺恵理子さん
http://www.he.u-tokyo.ac.jp/home/staff/eriko-yamabe/
どうぞ皆様、もしご興味あらば、お誘いあわせのうえお越し下さい。当日の冒頭部ほんの少しだけ僕も登場します(マネジャーとして?)。あと、小原さん、山辺さんに別の舞台をいただける方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報下さい。
小原さん、山辺さん、そういえば、先日、ある方から伺った話ですが、
「スティーブ・ジョブスは、あのジョブズでさえ、プレゼンの練習に1ヶ月かけるそうです」
当日が楽しみですね。
そして人生は続く
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