2013.1.16 09:04/ Jun
ブログ(日記)を書き始めて、はや14年。一番最初の日記は、1999年2月15日ですので、ずいぶん、長い時間がたってきました。
おかげさまで、このブログも、月間約20万PV、月間で約8万名 – 9万名の方々(UU)にお読み頂けるようになるまで成長(!?)しました(カウントはサーバに実装されたアクセスログによる)。しょーもないことばかり書いてすみません。
こんな書き散らしの生活をしておりますと、
もちょっと、煮詰めてから、書け!
議論が雑だ! 根拠を示して書け!
先行研究をレビューして書け!
と「ありがたい・お叱り」をメール等でいただくこともないわけではないのですが、「日々、気になったこと、考えたことをすべて頭の外に外化すること」が、つまり「自分のぐにゃんぐにゃんな思考のおすそわけ」が、このブログの趣旨でありますので、どうぞお許し下さい。誤解を避けるために断言しておきますが – どうも誤解されている節もある – 「これは僕の研究ではありません」。
14年もやっておりますと、もう「貧乏ゆすり」レベルの「日々の癖」のようになってしまっており、なかなかやめることもできません。
大変申し訳ないのですが、イケるところまで、このまま書き散らしますので、どうかご了承を!
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ところで、ふだんは忙しくて「このブログのアクセスログ」などを見ることもないのですが、昨日、たまたま、ちょろっと「エラー」が起こり、久しぶりに見たら、なかなか面白いことがわかってきます。
一番面白かったのは、「検索文字列」のコーナーで、「検索エンジンなどで、どのような検索を行って、僕のブログにきたのか?」がわかります。
僕のブログにくる「検索文字列」としては、「小生の氏名」の他には、こんなものがあります。
「リフレクションとは」
「リーダーシップを発揮した出来事」
「学習する組織論」
「学習環境」
「マネジャー 学習 研修」
「人材育成」
「経営 学習」
「組織学習の理論と実践」
「組織社会化」
「経営学習論」
「企業 対話 場づくり」
「看護 内省 理論」
といったキーワードがならびます。
まぁ、これは、僕の研究柄、そのようになることが容易に予想できますね。こういうワードが全くひっかからなかったら、それはそれで、また問題だわね。
研究に関連する内容で、最近ですと、下記のような記事が比較的人気でございました。
仕事を振ると「なぜですか?」と問われる : 「意味や理由」を求める若い世代!? にイラつく理由
http://www.nakahara-lab.net/blog/2012/11/post_1902.html
興味深いのは、
「先行研究」
「先行研究 まとめ方」
という検索ワードも多いことです。これはおそらく下記のような記事をたまに書いているせいでしょうね。
この記事、もともとは、中原研に所属している大学院生向けに書いたものですが、多くの方々に共感をいただいているようで、まことに嬉しいことです。
先行研究をまとめる5つのプロセス、陥りやすい3つの罠
http://www.nakahara-lab.net/blog/2011/10/post_1803.html
博士論文とは構造を書くことである
http://www.nakahara-lab.net/blog/2012/11/post_1907.html
あと多いのは、「パネルディスカッション」に関する検索。これは下記のような記事のせいでしょう。僕、パネルディスカッションが「苦手」なんです。
パネルディスカッションの5つのトホホ文法 : 尻切れトンボ、みんな違ってみんないい、オレオレ質疑、過剰プロレス、リンダ困っちゃう!?
http://www.nakahara-lab.net/blog/2012/08/post_1879.html
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面白いのは、検索数は少ないのですけれども、下記のようなワード(ぼやき)で検索をして、僕のブログに到達した方が、いらっしゃることです。
「研修 長い なんとかしてくれ」
「引き継ぎを、OJTというのか?」
「海外勤務 打診された どうしよう」
「部下の話が長い 聞けない」
「仕事 ほどほどにしていいですか?」
こういうビジネスパーソンの「ぼやき」というか「なげき」みたいなものが、小生は、個人的にとても好きです。
まことに残念なことに、あいにく、僕のブログには、「長時間続く研修を、どのように乗り切ることができるか」に関する答えはないのですが(笑)。
中には、「珍」検索ワードもあります。
「腹くくって、待ってろ、を英文にしたい」
「芋食ってプッ、を英文にしたい」
これらを見たとき、
思わず、スタバでコーヒーをふきました。
英文にするのはいいけど、
それ、何に使うの?(笑)
▼
今日の記事は、ほとんど意味なしトークでしたが、あのね、ブログを14年続けて、僕が到達した結論がひとつあるんです。
「書くこと」のコツは何ですか?
それはね、トートロジカルではありますけれども、「書き続けること」です。これは下記に一度記事を書いたことがあります。よろしければ、どうぞごらんください。
書くためには書き続けることである
http://www.nakahara-lab.net/blog/2012/02/post_1833.html
とにかく、しょーもないことでも、アホなことでも、煮詰まっていないことでも、とにかく、なんでもいいから、「外化」していくことです。周りなんて気にする必要はありません。だって、イヤなら「見なければいい」だけなんだから。Webは「プル型メディア」なんだから。
そして、先ほどの記事ではないですけれども、書き続けていれば、書くときに何の心理的負荷もだんだん感じなくなってきます。
そして、世の中というものは、まことに広いもので、誰かが、どこかで、あなたの文章を「面白い」と見ていてくれるものです。そこからブレークスルーが開けたり、チャンスをもらったりすることが、決して珍しくはありません。
というわけでした。
ところでさ、気になってきになってしょーがないんだけど、
芋食ってプッは、英語でなんていうの?
そして人生は続く。
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