NAKAHARA-LAB.net

2012.8.14 09:01/ Jun

「書店の消えゆく街」を増やさないために・・・

 皆さん、盆ちゃん(お盆)してますか?
 僕は、昨日まで北海道でした。
 TAKUZOと遊びつつ、久しぶりにゆっくり過ごせました。
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 ちょっと夏休みとは異なる話題なのですが、今日は「本屋さん」のお話しです。
 といいますのは、先日、ほんとうに短い期間でしたが、米国・ボストンを訪れました。ここで得た、様々な知的刺激は、また別の機会でお話しするとして、その他のことでもっとも印象的だったことのひとつに、「街の本屋さんが少なくなっている」というのがありました。
 会議のスキマ時間に街を歩きます。そうすると、自分がかつて通っていた本屋さんがなくなって、廃墟になっているのです。
 僕が留学していたのは2004年。それから8年たった街には、僕がかつて通っていた本屋さんは、どこもかしこも、跡形もなく消えていました。
 残っていたのは、ハーバードスクエアにあるブックストアと、ハーバード・MITのクープくらいでしょうか。それとて、品揃えは日本の本屋でいえば、中堅程度のもの。それほど本の種類が多いわけではありません。
 米国ボストンは、「石を投げれば博士にあたる」といわれるほど、アカデミックな土地柄です。そんな場所なのに、この現状は、本当にびっくりしてしまいます。
(米国のマクロなデータとかは見ていません。上記の話は、僕が通っていた大型本屋さんがなくなっていた、という話です。)
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 帰国後、こんなニュースを見ました。
増える 書店ゼロの街
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012081290070300.html
 おそらく米国とは違った事情で、日本でも、この動向は進行しているのでしょうか。書店が消えていく現状は、この国でも、他人事ではなくなっているのでしょうか。自分の中で、あまりに話題がシンクロしていただけに、ちょっとびっくりしました。
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 僕は典型的な「活字中毒」です。どこに行くのも、「便所で小をするとき」ですら(笑)、活字から離れることはできません。
 リアル書店は、最近は2週間に一度くらい、ブラブラします。園芸のコーナーから、医学のコーナーまで、すべての書架をブラブラ回って、本を買います。
 これがいいんだ、最高なんだ。
 そこに、いろんな「発見」があるのです。
「おっ、この分野でも、こんなものが流行ってきているのか」
 とか
「なにー、この分野では、この用語をこんな風に使っているのか」
 とか
「まだ、こっちの分野では、あの考え方が導入されていないんだな・・・しめしめ」
 という具合にね。
「リアル本屋」さんには、ぜひ、個性溢れる店作りをしていただき、頑張って頂きたいな、と思います。
 ネットが台頭してくる時代だからこそ、リアル書店のレゾンデートル(存在証明)をきっちり確保できる、店作りが求められており、かつ、今多くの書店さんで、そのような取り組みがなされているのでしょうね。
 シロウト丸出しの勝手気ままな意見で恐縮なのですが、リアル書店は、地域の知識創造基盤やコミュニティを形成していくことに貢献することが求められているような気がします。
 いずれにしても「リアル書店さん」には大変お世話になっております。個人的には、応援したいな、と思っています。
(ちなみに、書店によって「書棚」には個性があるように感じます。本の並べ方ひとつで、「知性を感じる書棚」と「単に本を並べただけの書棚」というのがあるように思うのです。書棚の背後に、「書店員さんの知性や売る気を感じる書店」と「そうでない書店」というのかな。「あっ、この本のとなりに、一見別の分野に分類されているはずの、この本を置くとは! おぬし、できるな」「なぬ、このタイミングで、このフェアを打つとは! おぬし、やるな」みたいな感じです。でも、そういう本屋さんでは、経験上、「素敵な本との出会い」「意外な本の発見」にぶち当たる可能性が高くなります)
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追伸.
 小生、昨日まで北海道におりました
 温泉に入ったり、森で昆虫採集をしたり、花火をしたり、遊園地にいったり。
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 あっという間の出来事です。明日から仕事を頑張ります。
 嗚呼、休みの時間ってのは、ほんと、短く感じるよねぇ。
 瞬きもせず、休日、過ぎゆく。
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■2012/08/13 Twitter

  • 17:17  RT @tatthiy: そういえばオリンピックの女子マラソンみていたときに、解説の有森さんが「ひとりにならないほうがいいですね。相手選手の近くにいてペースメイクするのが大事ですね」みたいなこと言っていた気がするけど、これって研究にも通ずるなと思った。
  • 15:37  19度から34度へ。北海道より帰京。
  • 13:25  山下さん、大変御世話になりました!RT @shtrym: 今週は、長岡健先生(@TakeruNagaoka)と中原淳先生(@nakaharajun)の対談です! RT @worksightjp http://t.co/2E4UjR8p #worksight  [in reply to shtrym]
  • 13:23  RT @worksightjp: 企業のオープン・イノベーションに必要な環境とは?[長岡健×中原淳] http://t.co/2E4UjR8p #worksight
  • 10:16  雨のため、市内中心部のデパート内にある屋内遊具施設「もりもりパーク」へ。嬉しいのは、なぜか無料なこと。 http://t.co/RUnwJbn5


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■2012/08/12 Twitter


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■2012/08/10 Twitter

  • 16:07  北海道、20度。しばし休息。 http://t.co/R96xkeux
  • 09:08  そんな将来を楽しみにしたいですね>RT @0401ruffy 今日戦った選手がいずれは指導者になり、今日感動を受けた世代に全てを継承していくのですね RT 女子サッカー、いい試合でした。この映像を見た「若い世代」が、また、将来のオリンピックを夢見るんだろうなぁ。  [in reply to 0401ruffy]
  • 06:26  (2)撮影ブースを買いたくなった。光がよく回るらしい。しかし、デカくないか。うーん、悩ましい>http://t.co/JizZgiUx
  • 06:26  (1)なるほど。こう撮れば、たしかに美味しそうだ>「料理・スイーツの撮り方きほんBOOK」http://t.co/mHqnm4tE
  • 05:39  いい試合でした。お疲れ様でした。この映像を見た「若い世代」が、また、将来のオリンピックを夢見るんだろうなぁ。世代継承性、次への期待。
  • 04:52  目が覚めました。そのまま女子サッカー決勝。


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■2012/08/09 Twitter

  • 22:31  うーむ、深刻だ。この1年、歯のトラブルが続いているだけに、小生、歯のことには人ごとではいられません>危機にひんするアメリカの歯科医療: http://t.co/Ri0I5zA4
  • 21:48  「子どもの教育において第一になすべきことは、道徳を教えることではなく、”人生が楽しい”ということを、つまり自己の生が根源において肯定されるべきものであることを、体に覚え込ませてやることである」(永井均)
  • 21:43  (3)実際に問題に当たる実践家は、ここで選択しなければならない。高地にとどまって、「厳密性をもった巧みなやり方」で、相対的に「重要ではない問題」をとくのか?それとも、重要な問題が存在する沼沢まで下がって、あまり「厳密ではない方法」で「問題」を解くのか?(Schon 1987)
  • 21:43  (2)「沼沢の多い低地の問題」では「技術的な解法」は否定される。皮肉なことに「高地での問題」は、それが「技術的にいかに興味深い」としても、個人や社会にとっては重要ではないという傾向があり、逆に人々の大きな関心を集める問題は「低地の沼沢地帯」に存在する。(Schon 1987)
  • 21:42  (1)専門家としてどのように生きるのか? はたまた第三の道を創るのか? Schon(1987)の問いに対してどう答えうるか? 沼沢に生きるか? それとも 高地に生きるか?
  • 07:30  いろんな色が出る鉛筆。なかなか、よい。 http://t.co/FKo2FhWg


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■2012/08/08 Twitter

  • 21:08  ばかものよ>自分:ぱさぱさに乾いてゆく心を ひとのせいにはするな みずから水やりを怠っておいて/ 駄目なことの一切を 時代のせいにはするな わずかに光る尊厳の放棄 / 自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ (茨木のり子)
  • 15:07  (2)アメリカのTeachingの歴史を短くざくっとまとめた2章は、なかなか勉強になりました。ProfessionalismかDeregulationか、教え手が揺れているという指摘は同感。数年前から僕も同じことを妄想してました。http://t.co/qAblG74v
  • 15:06  (1)2030年のTeachingがどうなるか?という本を読みました。人々は、何のために、どう学ぶ? 教え手はどうなる? メディアはどうなる? 未来予想ですから、それを承知したうえで読み解くリテラシーがいりますが。http://t.co/Ge9ZXViI
  • 15:04  「イノベーションを生み出す×40代-50代ミドルの再挑戦・再学習・働きがい」:9月21日午後6時 経営学習研究所ラーニングイベントのご案内を中原研メルマガにて差し上げました。どうぞふるってご応募いただけますようお願いいたします。 http://t.co/PoGIG2Gw
  • 00:18  ラーニングスタイリストが何たるかを、ぜひ、今後の実践を通して、創りあげてください!RT @makimuramaho 先生は名付け親なので北野武と氷川きよしみたいな関係です笑 RT 祝HP開設 http://t.co/mOcRpdYx http://t.co/V0zDyjLO


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■2012/08/07 Twitter

  • 08:28  コーチングの養成でも逐語録を起こすんですね >RT @cool_coach コーチングセッションの逐語録を/起こした/意味を改めて確認 >自分のファシリテーション、ワークショップ、研修などを見直す方法: http://t.co/ZBNIEWe1  [in reply to cool_coach]
  • 04:21  Community is built through an engaged management that cares, not through heroic leadership that cures.(Mintzberg, H.)
  • 03:47  今年の教育工学会(長崎大学)でも、自称・若手研究者の飲み会をするそうです。学会にはじめての方でも愉しく参加できると思います。どうぞご参加をご検討ください。 http://t.co/P7jEu4KS
  • 00:51  Organization is the community of human beings, not the collection of human resources (Mintzberg, H.)


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■2012/08/06 Twitter

  • 23:20  【ブログ更新】自分のファシリテーション、ワークショップ、研修などを見直す方法: http://t.co/ZBNIEWe1
  • 21:06  チェック。組織社会化のハンドブック>The oxford handbook of organizational socialization : http://t.co/inNqIGcz


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■2012/08/05 Twitter

  • 19:14  【ブログ更新】「背中を見て学ぶしかないもの」をいかにして他者に「伝えること」ができるのか?: http://t.co/lq7gnXjn
  • 09:52  先日はお疲れ様でした!祝HP開設!RT @makimuramaho 事務局+場づくりをお手伝いしたイベントの報告。報告編→ http://t.co/mOcRpdYx 場づくり裏話編はこちら http://t.co/V0zDyjLO  [in reply to makimuramaho]
  • 09:50  いいね!「ていねいな時間」という言葉もいいね>RT @makimuramaho いよいよ今日!夏の時間をていねいに過ごすために、浴衣着るよ RT @tokyo0630 和菓子づくりとアイスティーで夏の一服。『 #ていねいな時間』WS http://t.co/HRaFEHOO  [in reply to makimuramaho]
  • 09:45  面白そうだね>RT @tatthiyさんのブログ「野外フェスのような学会」を実施しました! Unlaboratory #プチ学会(三田の家): http://t.co/VIOtloqG
  • 09:30  !>学習塾「年額200万円」も登場 送迎・食事付き。学習塾大手、高所得層向け特別教室に力をいれはじめる: http://t.co/4IwSbocN
  • 09:22  (3)リアリティもアクチュアリティも、日本語にすれば同じ「現実」ではあるけれど、二つは異なる。「リアリティを見たいのか、それともアクチュアリティを見たいのか」
  • 09:21  (2)「アクチュアリティ」とは、「現在ただいまの時点で途絶えることなく進行している現実」であり、「関与している人が自分自身のアクティブな行動によって対処する以外ないような現実」もともとは「Actio(アクチオー:ラテン語)」(木村 1994)
  • 09:21  (1)「リアリティ」とは「私たちが勝手につくり出したり、操作したりすることのできない既成の事実」。もともとはラテン語の「Res(レース:事物)」が語源(木村 1994)
  • 09:21  誰も「観客」にならないシンポジウムっていいですね。お疲れ様でした。RT @takaotakashi 後半はシンポジストたちも舞台を降りて参加者にまじり、少人数にわかれてのディスカッションにしました。友達をつくれる国際シンポジウム。 RT 高尾君、シンポジウム愉しめましたか?  [in reply to takaotakashi]


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