2011.10.18 10:39/ Jun
秋、週末、家族で八ヶ岳に出かけました。
八ヶ岳のふもとにあるキープ自然学校が主催している「ゆるゆるキャンプ」に参加したり、毎年清里で開催されている「カンティフェア」収穫祭に参加したり、森の散歩をしたりすることが目的です。久しぶりに、自然の中で週末を過ごしました。
キープ自然学校
http://www.keep.or.jp/ja/shizen_school/
カンティフェア
http://www.keep.or.jp/ja/prf/
キープ自然学校は、キープ協会(KEEP : Kiyosato Education Experiment Project)の主催している野外学校のひとつで、10名以上の団体客を対象に宿泊を提供するほか、定期的に親子を集めて、森の中でのワークショップ(森のようちえん)などを開催しています。
このたび、KEEP自然学校、森のようちえんのページを、たまたまWebで見つけて、参加することにしました。これまで自然学校の活動に参加していたわけではないですし、誰から促されたわけでもないのですが、何となく面白そうだな、と思いまして。
とはいえ、もちろん、最初は、すこし躊躇しました。
「どうしようかなぁ・・・うちの子、あんまり異年齢の交流ってできなそうだけど、大丈夫かなぁ?」
と思ったり、
「むかし、小学生の頃、学校のみんなで行った、”山の学校”って、あんまりいい思い出ないんだよなぁ・・・朝っぱら6時からラジオ体操させられるわ。先生、なぜか、このときだけ、やたら怖いわ。便所は和式で、やたら、寒くて暗かったし・・・」
と思ったり、まーまー、申し込むまでは、いろいろ考えたのですが、「えい、どうにでもなれ、エイヤッ」と申し込みました。
結論からいうと、こういう心配は、全く全然1ミリもなかった。「ザ・取り越し苦労」とは、このことを言うんだね。
TAKUZOはワークショップや異年齢の子どもたちとの遊びを愉しめました(ややうるさいくらいに)。自然学校は、この日、他の団体がおりませんでしたので、館内から出ないように言っておけば、あとは子ども同士で勝手に遊んでくれるので、非常に助かりました。
もちろん、6時からのラジオ体操はなかったし、便所は洋式で、スタッフの方々は、非常に優しく、親切な方々ばかりでした(笑)。その節は、大変お世話になりました。ありがとうございました。
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この日の自然学校のカリキュラムは、翌日のカンティフェアがあるため、そちらを愉しんでください、ということで、あまりアクティヴィティは組織化されていませんでした。
でも、森の中を散歩したりして、愉しく過ごすことができました。牧草地の中を散歩して、バッタを捕まえたり、ヤマブドウを食べたりね。TAKUZOには、よい経験になったのではないでしょうか。
TAKUZOは、朝の散歩の最中、大きな葉っぱの「おめん」を顔にあてて、大変喜んでいました。きっと、頭の中には、ハロウィンがあったんでしょう。
夜は、6時から夕食でした。
夕食は、近くの牧場や農場でとれた新鮮な野菜、肉を使ったお料理でした。これ、本当においしかった。。。びっくり。僕は、進んで肉は食べないのですが、この日だけは、食べた食べた。
腹きつくて、参ったね、悪いんだけど。
いや、悪くないね(意味不明)。
いつもは、あまり食事に集中できないTAKUZOですが、この日は、残さず、やや過剰気味に食べていました。よかった、よかった。
夕食後は、近くの博物館にお散歩にいったり、だんろの前で積み木をしたりして過ごしました。
子どもたちが寝たあとは、親を対象にして「ナイトバー」が開かれました。スタッフの方々が、ワインやウィスキーなどを準備してくれて、親同士で思い思いのことを話していました。全く社会背景の異なる親たちが、ゆるゆると話すので、いろいろと「気づき」があります。僕自身にとっては、よい「アンラーン(Unlearn)」の機会にもなり、とても愉しく過ごすことができました。ありがとうございました。
翌日は、近くの牧草地で「カンティフェア」(秋の収穫祭)が開催されていましたので、そちらに参加です。歩いて、カンティフェアに向かいます。
カンティフェアは、「清里の父」でもあり、キープ協会のファウンダーでもある「ポールラッシュさん」の偉業をたたえ、毎年、この時期に開催されているそうです。
フェアには、多数の出店が並び、コンサートが開かれたり、ダンスがなされたりしています。
また、至る所で、自然の素材を使ったワークショップが開催されていました。TAKUZOは、リース作りなどをやったり、落ち葉を使った作品づくりをしていました。
天気がよかったせいもあり、カンティフェア、とても愉しむことができました。よかった、よかった。
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今回の旅行は、TAKUZOに様々な体験をさせたいと思って出かけたところも多いのですが、僕自身の仕事にとっても、面白い発見がいくつかありました。
最近、「旅の中での学び」ということに興味をもち(また、首を突っ込んで、と怒られそうです)、ひそかに関連する本を読みあさっていたので、なるほどね、と首肯できる部分がたくさんありました。
実は「旅の中での学び」に興味をもったのは、6月に、あるホテルに旅行したときに、そこでは、たくさんの「子ども向けワークショップ」が開催されていて、「面白いねー」と思ったことが、きっかけでした。
内容知、技能をもった人々が、子ども向けに短期の体験活動を組織化している様子は、非常に面白いな、と感じたのです。逆に、僕の目から見ると、ここをこうしたら、きっと、もっとうまくいくのにな、と思ったこともありました(もちろん、口には出しません。完全なる余計なお世話ですね)。
けだし「旅の中での学び」は、もはや「学び」ではないのかもしれません。「旅」は「旅」であって、それ以上でも、以下でもない。で、それでいいんだと思います。
でも、そこに「学び」の視点やスパイスが、ほんのすこしだけはいってくると、もっと、ワクワクできて、愉しめる「よりよい旅」をつくりだすことができるのかもしれない。
比喩的に言うのだとすると、
旅の中に「学び」を埋め込む
というのかな・・・少し固いかな。
旅の中に「!」と「?」を埋め込む
とでもいえるのかもしれません。
旅に限らず、僕が興味をもっているのは、「物事を”ラーニングフル(Learningful)”にするために必要なものとは何か」ということなのかもしれません。で、たぶん、「旅」もそのひとつなんだろう、と思っています。
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今日は火曜日、大学です。
さぁ、本業に帰りましょう。
そして人生は続く。
追伸.
ここ1年くらい、グローバル人材育成!?のコンテキストで、人材開発の研修でも「旅」を含みこむものが増えてきていますね。現在は、旅行代理店と研修会社のコラボで、それに対応していると聞いていますが、そのコラボのあり方も、今後、変わってきそうですね。
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