2010.8.18 06:10/ Jun
昨日、NewYorkとBostonの出張から、2週間弱ぶりに帰国しました。今日は、超「朝っぱら」?から、起きてます。要するに、一言でいうと、「時差ぼけ」ですね、はい。
起きたのは午前4時。あまりにも眠れないので、「えーい、どうにでもなれ」と、ガバッ、と起きました。たぶん、「どうにでもなれ」という言葉に呼応して、もれなく「昼下がりには悲惨なことになる」でしょう。きっと、午後3時くらいには。
きっと、お昼を越えたあたりから、眠くて眠くて仕方なくて、「死にかけ人形」「意識もうろう子ちゃん」として研究室をさまよっている、と思われます。「よだれたらして寝てたら」、誰か起こして。「よだれたらして」なくても、起こして。
嗚呼。
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出張中は、本当に、多くの方々とのインタビュー、面談、施設見学などをさせていただきました。匿名が条件でご協力頂いた方も多いので、ここで詳細は述べませんが、心より感謝いたします。
特に、ボストン・マサチューセッツ工科大学に留学している上田信行先生には、とてもお世話になりました。心より感謝いたします。
上田先生とお逢いした初日、10時間にわたるダイアローグをしました、もちろん「さし」で。研究室、レストラン、ワークショップスペース、リーガル、日本食屋さん、そしてハーバードスクエアのオーボンパン(カフェですね)と、ノマドしながら、いろいろ議論しました。よく、そんなに喋ることがあったな、という感じです。ともかく、感謝です。
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ところで、今回の出張では、僕はいろいろなことを学びました(学びなおしました)が、特に印象に残っている言葉に、「Love of Learning(学ぶことを愛すること)」があります。
これは、今回の出張でお逢いした数人の学習関係者が、なぜか、口をそろえて言葉にしたことでした。上田先生らとおとずれた、ボストンチルドレンズミュージアムのディレクターの方も、言っておられました。
「一言でいうと、あなたは学習者に、どのようになってほしいと思いますか?」
「今、めまぐるしく変化する日常において、わたしたちには、どのようなことが求められますか?」
そのような問いかけに対する、彼らの答えが、「Love of Learning」です。
学ぶことが大好きになってほしい、あるいは、学ぶことが大好きであることが重要であろう、ということです。
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Love(愛)というと、なんか、おいおい、そんな「青臭い」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
かくいう、僕も、少しコッパずかしいところはないわけじゃない(笑)。シャイな小生にとっては、人生に一度口にするか、しないかの言葉のようにも感じます(笑)。
嗚呼、さっそく、時差ぼけですね。何言っているのか、さっぱり、自分でもわかりません(笑)。
閑話休題。
でも、よーく考えてみると、将来の学習者に求められるものとして、「Love of Learning 」というのは、ついにそこまできたか、という感じもしつつも、正鵠を得ているような気もします。
めまぐるしく変化する日常の中で、私たちが、生き生きと明るく暮らしていくためには、自分の好奇心の赴くままに新しく物事を学び、そして、想像力を発揮し何かを生み出していけること、そうしたプロセスを楽しめることが重要になるのでしょう。あなたは、そのとき、何を学び、何を学ぶことを愛しますか?
さらに「学ぶこと」は「変わること」であり、「変えること」でもあります。
学ぶことにともなって、自分自身も少しずつ変化していけることが、重要になってくるでしょう。また、自分の周りにある物事や環境を、少しずつ変えていけることが、重要になってくるということでもあるでしょう。
そのことを究極に一言で表したのが、「Love of Learning」なのかな、と勝手に妄想をふくらましていました、、、「妄想野郎Aチーム」の隊長としては。
(もちろんネガティブにとらえるのであれば、現代は、学ぶことから降りられない社会ととらえることも可能です。つまり、学ぶことを愛さざるを得ない社会、ということです。この場合の愛は、本人のあずかり知らないところで、社会から強制されているととらえることも可能でしょう。これについては、また機会を改めて論じます)
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Love of Learning、妄想と多義的解釈の広がる、力強い言葉ですね。
僕は「学ぶことを愛する人」で、いたいものです。
いくつになっても、どこであっても。
今、あなたは、「学ぶこと」を愛していますか?
もしそうなら、今のあなたは、「何」を学ぶことを愛していますか?
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■2010年8月17日 中原のTwitterタイムライン
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