NAKAHARA-LAB.net

2009.12.11 21:34/ Jun

【募集開始】サードプレイスコレクション2010 – 新たな学びと成長の場をさぐる

「学びの場」の新たな可能性をさぐる壮大なプロジェクトが、いよいよ、はじまります。
 サードプレイスコレクション2010
1月23日、この日、「学びのサードプレイス」を実践する多くの人々が、六本木に集結します。自ら働く意味を問い直す場、新たな価値やアイデアを創出する場 – そうした「場づくり」を実践する人々が、一同に集結します。
 世の中には、今、ただただ「ぼんやり」と、言いあらわしようのない「不安」が、しかし「歴然」として存在しています。
 多くの人々が、自信を喪失し、うつむきかげんに、街を歩いています。かくいう僕も、時に、そのような「ぼんやりとした不安」に苛まれる一人であることを、正直に告白します。
 しかし、こんな「時代」だからこそ、私たちはアクションをおこしたいと願うのです。
 こんな「時代」だからこそ、私たちには「希望を感じられる場」が必要でなのです。他者と出会い、つながる場が不可欠なのです。自ら成長の実感をもつことのできる場が、今だからこそ、必要なのです。こんな時代だからこそ。
 ワークショップ部が、これに立ち上がりました。
 新たな時代の「働く大人の学びと成長の場」を探りましょう。
 いつもと違う場で、いつもと違う人たちと対話し、
 いつもと違う考えに触れてみる。
 そうした中で、
 次への新しい「つながり」を作りませんか?
 サードプレイスコレクション2010でお逢いできることを願っています。
=================================================
サードプレイスコレクション2010
家庭でもない、職場でもない、「第3の場」の可能性に
ついて考え、これからの時代に必要な「新しい学び」を
探究するパーティー
2010年1月23日(土曜日)午後6時-9時
@六本木superdeluxe
Directed by ワークショップ部
=================================================
家庭でもない、職場でもない、「第3の場」の可能性に
ついて考えるパーティー
「サードプレイスコレクション2010」のご案内です。
2010/1/23に六本木のクラブsuperdeluxeにて、
サードプレイスに関する多くの実践家の方をお呼びして、
「学びのサードプレイス」の可能性について考える
パーティーを開催いたします。

いま、時代は急速に変化しています。多くの企業では、
これまでと同じやり方・考え方をしていては生き残れない
状況に直面しています。
こうした状況により、企業で働く大人たちは、
「働くことの意味」を自ら問い直すことや、いままでに
ない新しい価値を創り出すことが求められています。
このような状況の変化に伴う「問い直し」や「新しい価
値の創出」は、企業の中だけで求められているものでは
ありません。まちづくり、教育、科学、環境など、様々
な分野で求められています。

私たちは、これらを乗り越える一つの方法として
「サードプレイス」という概念に注目しました。
元々、「サードプレイス」とは、アメリカの社会学者
であるオルデンバーグが提唱した概念です。
オルデンバーグは、家庭でもない、職場(企業・学校)で
もない、「第3の場」が、人々の憩いの場になると指摘
しました。このコンセプトを元に成功したのが、
スターバックスです。
今回のパーティーでは、このサードプレイスを
「憩いの場」ではなく、「対話・創造・学びの場」
すなわち「学びのサードプレイス」として捉えます。
家庭や職場から離れ、多様な他者とゆるやかにつながり、
対話・交流する中で、改めて自分の仕事の意味を問い直
したり、新しいアイデアや気づきを得るための場。
それが、「学びのサードプレイス」です。

現在、「Learning bar」「シブヤ大学」「三田の家」な
ど、すでにこうした実践の「場」が増えてきています。
これらの多くは、「カフェ」や「バー」、さらには「大学」
といったメタファーを用いて、
「学びのサードプレイス」を実現しています。
また、研究の分野においても、
この学びのサードプレイスの効用に注目が集まってきて
います。例えば、企業で働く大人が社外に出て、多様な
他者と出会うことが、キャリアの確立に有効であるとい
う研究知見もでてきているのです。
既存の考えを根本から問い直すようなイノベーションの
きっかけも、もしかすると「学びのサードプレイス」に
存在するかもしれません。

当日は、「学びのサードプレイス」に関わる豪華ゲスト
が次々とショートプレゼンテーションを行います。
現在すでに確定しているゲストは下記のみなさまになります。
・中原淳(東京大学)
・長岡健(産業能率大学)
・上田信行(同志社女子大学)
・熊倉敬聡(慶應義塾大学)
・飯田美樹(カフェ文化研究家)
・美馬のゆり(公立はこだて未来大学)
・苅宿俊文(青山学院大学)
・森玲奈(東京大学)
※その他にも、現在、様々な領域のゲストに交渉中です。
また、参加者のみなさまに楽しく対話をしていただくために、
おいしい料理、おいしいお酒、
そして六本木のクラブsuperdeluxeという素敵な空間を
ご用意しております。
いつもと違う場で、いつもと違う人たちと対話し、
いつもと違う考えに触れてみる。
そうした中で、
次への新しい「つながり」を作りませんか?
○企画&ディレクション
ワークショップ部
舘野泰一(東京大学大学院博士課程 中原研究室)
安斎勇樹(東京大学大学院修士課程 山内研究室)
牧村真帆(株式会社リサ・パートナーズ)
◆WEB:http://utworkshop.jimdo.com/
◆Twitter:http://twitter.com/workshop_bu
○ステアリングコミッティ
長岡健(産業能率大学)
上田信行(同志社女子大学)
熊倉敬聡(慶應義塾大学)
飯田美樹(カフェ文化研究家)
大西景子(SODA design research)
北本英光(株式会社電通)
○主催
NPO法人 EDUCE TECHNOLOGIES
エデュース・テクノロジーズ
http://www.educetech.org/
EDUCE TECHNOLOGIESは、「学び」に関する調査、研究開
発、コンサルティング、実務家と研究者が集まる学術イ
ベント(Learning barやWork Place Learning)を行う非
営利特定活動法人(NPO)です。
副代表理事 中原 淳
○日時
2010年1月23日(土)18:00-21:00 (開場:17:30) 場所
六本木superdeluxe http://www.super-deluxe.com/
○内容(予定)
□ウェルカム・ドリンク
(5時30分-6時)
□イントロダクション
(6時00分-6時10分)
・舘野泰一、安斎勇樹(ワークショップ部)
□ショートプレゼンテーション
・15名のゲストによる3分プレゼンテーション
▼現在確定しているゲスト
・中原淳(東京大学)
・長岡健(産業能率大学)
・上田信行(同志社女子大学)
・熊倉敬聡(慶應義塾大学)
・飯田美樹(カフェ文化研究家)
・美馬のゆり(公立はこだて未来大学)
・苅宿俊文(青山学院大学)
・森玲奈(東京大学)
※その他にも、現在、様々な領域のゲストに交渉中です。
□フリータイム
・参加者のみなさんが楽しく対話できる仕掛けを
ご用意いたします。
□ラップアップ(8時50分-9時00分)
・舘野泰一、安斎勇樹(ワークショップ部)
○参加費(予定)
・6000円(1名様・一般)/ 4000円(1名様・学生)
(ゲスト招聘費用、会場費、飲み物、食べ物、運営費等に支出い
たします)
○食事
ソフトドリンク、ビールなどの飲み物、および
軽食をご準備いたします。
○参加条件
下記の諸条件をよくお読みの上、参加申し込みください。
申し込みと同時に、諸条件についてはご承諾いただいて
いるとみなします。
1.本ワークショップの様子は写真・ビデオ撮影します。
写真・動画は、NPO Educe Technologies、本イベントの
企画関係者が関与するWebサイト等の広報手段、講演資料、
書籍等に許諾なく用いられる場合があります。
マスメディアによる取材に対しても、許諾なく提供することがあります。
2. 欠席の際には、お手数でもその旨、
sakamoto [at mark] tree.ep.u-tokyo.ac.jpまで
ご連絡下さい。
人数多数のため、多数の方の参加をお断りしている
状況です。繰り上げで他の方に席をお譲りいたします。
3.本イベントで剰余金が発生した場合は、NPO法人
Educe Technologies、本イベントの企画関係者が関与する、
組織人材育成・組織学習に関係するシンポジウム、研究会、
ワークショップ等の非営利イベント等の企画費用、準備費用、
運営費用等に充当します。
○どうやって参加するのか?
下記のフォームに必要事項をお書き入れの上、
sakamoto [at mark] tree.ep.u-tokyo.ac.jpまで
12月31日までにお申し込み下さい。
なお、定員を超えた場合は、抽選となるため、すべての方々のご希望には
お答えできない状況になっております。
主催者としては心苦しい限りですが、なにとぞお許し下さい。
〆ココカラ=======================================
参加申し込みフォーム
sakamoto [at mark] tree.ep.u-tokyo.ac.jpまで
12月31日までにお申し込み下さい
抽選の上、1月9日までに参加の可否をご連絡
させていただきます

上記の参加条件を承諾し、参加を申し込みます。
○氏名:(            )
○フリガナ:(          )
○ご所属:(            )
○メールアドレス:(       )
○参加動機
(                 )
○業種の選択:下記の11つの属性から、あなたに
最も近いものをひとつお選びください
1.研究者
2.学生
3.民間教育会社勤務
4.民間コンサル会社勤務
5.事業会社勤務(人事・教育部門)
6.事業会社勤務(事業部門)
7.個人事業主(教育・コンサル)
8.経営者
9.初等・中等教育の学校勤務
10.公務員・公益法人等勤務
11.その他
○もしあれば・・・一言コメント
(                )
〆ココマデ=======================================
 ▼
【プレスリリース】
ダイヤモンド社 人材育成ウェブ診断 職場の現状と課題を明確化
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091210-00000035-fsi-bus_all
12月11日8時16分配信 フジサンケイ ビジネスアイより引用
 ダイヤモンド社(東京都渋谷区)は、職場での人材育成や個人の成長にかかわる、現状と課題を明確にできるウェブ診断システム「WPL(マネジメント・オブ・ワークプレイス・ラーニング)」を開発、本格販売を開始した。
 WPLは入社1~15年目の若手人材を対象とした診断システム。企業内人材育成を研究する東京大学・大学総合教育研究センターの中原淳准教授と「経験学習・熟達化」を研究し、同分野の第一人者である神戸大学大学院の松尾睦教授が開発した。
 このシステムは、132問(選択式)の質問の回答結果をもとに、「総合」「職場」「個人」の各診断表を作成する仕組み。従来の組織診断などでは「現場の学び」を的確に把握できなかったが、WPLでは現状と課題を浮き彫りにすることができるという。
 診断結果は個人だけでなく職場の管理職や人材育成担当者にもフィードバックされる。診断結果をもとに振り返りを促す「リフレクティブシート」によって、個人や組織の改善につなげることができる。
 診断プログラムの作成に当たっては、実際に企業で働く人とその上司への調査を通じデータを標準化し、診断に客観性を持たせた。
 開発に携わった東大の中原准教授は「企業の人材育成イコール研修というのが今までの概念だった。しかし、実際は職場が日々の成長を支えている。その職場のあり方をWPLを通じて見直し、専門性の向上やキャリアの構築につなげていきたい」と語っている。
ダイヤモンド WPLのウェブページ
http://jinzai.diamond.ne.jp/other.command?url=test/wpl.html

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