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2009.10.6 07:26/ Jun

早稲田大学ラグビー部監督・中竹竜二さんとお逢いした!

 先日、早稲田大学ラグビー部の中竹竜二監督とお話しする機会を得ました。Coach Aの鈴木社長のご紹介で、このような機会が実現しました。鈴木さんには心より感謝いたします。ありがとうございました。
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「日本一オーラのない監督」
 これが、中竹さんが自らが好んで使っているキャッチコピーです。
 通常、私たちは、ラグビー部の監督と聞くと、「強靱な肉体」「厳ついマスク」「大きな声」をもつ、いわゆる「強いリーダー」を想像してしまいます。しかし、中竹さんは、そういう、いわゆる「ラグビー部の監督」とは、容貌もスタイルも異なっています。
 加えて、中竹さんは「リーダー」に過剰に焦点をあてたリーダーシップ論を語りません。むしろ、中竹さんが重視しているのは「フォロワーシップ」のほうにあります。
 学生ひとりひとりが考えてプレーをするためには、どうすればいいのか。学生が「考えるための場」を創出するために、自分がなすべきことは何か。
 リーダーシップ論の世界であるならば、「配慮型リーダーシップ」「分散型リーダーシップ」とよばれるような自らのあり方によって、フォロワーが主体的に物事を考える場を創出しようとしているように見えました。
 中竹さんとは、いろいろな話をしましたが、最も印象に残っているのは、中竹さん自身が、自分のチームに毎年「変化」を与え続けていることです。早稲田ラグビー部は2007年、2008年と連続で優勝していますので、フツーに考えれば、去年と同じやり方を今年も踏襲したくなります。
 しかし、中竹さんはそこに「変化」をつくりだそうとしているように見えました。外部からコーチを招聘したり、内部のコーチを外部に派遣したり、敢えて今までのやり方を否定したり、チーム内に流布する「新しい言葉やコンセプト」を創出したり。そうやって、様々な変化をチームにもたらそうとしていることが、非常に印象的でした。
 また、中竹さんは、それぞれの選手がもっている「解釈の枠組み(認識の枠組み)」に敢えて「ゆさぶり」をかけるような「問いかけ」を、様々な場面や機会で実施なさろうとしているように見えました。実際、中竹さんは、130名の部員すべてに面談を実施しているそうです。
 通常、ラグビーというと「体力勝負」「肉体勝負」だけをイメージしてしまいます。それも重要なのかもしれませんが、それと同じくらい重要なのは、「認識の枠組みを問うこと」なのかもしれません。
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 恥ずかしながら、僕はラグビーに関しては、ズブズブの素人。にわか勉強で会合に向かいました。でも、おかげさまで、ラグビーというスポーツをもう一度違った目で見てみたいな、と思うようになりました。
 そして、ラグビーという世界にも、今、僕が取り組んでいるような事と結構似ている世界が広がっているのだな、と思いました。
 面白いですね、世の中は、広くて、つながっている。
 そして人生は続く。
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追伸.
 昨日の日本経済新聞・夕刊「仕事って何? ミドルも迷う 大人の語り場ひろがる」という記事で、ラーニングバー(Learning bar)が紹介されました。非常に嬉しいことですね。取材いただいた野村浩子さん、ありがとうございました。

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