2008.12.9 09:23/ Jun
アンジェラ・アキの名曲(だと僕は思っている)に「手紙」というものがある。かつて、彼女自身が「未来の自分に対して手紙を書いた経験」が歌のモティーフになっている曲だ。
歌の中では、「15の頃の自分」と「将来の自分」がお互いに対して手紙を書く。15の頃の自分には「誰にも話せない
悩みの種」があり、「苦しい中で今を生きている」。
「将来の自分」は「自分とは何でどこへ向かうべきか 問い続ければ見えてくる」ことを「15の自分」にアドバイスしつつも、「大人の僕」でさえ「傷ついて眠れない夜はある」ことを吐露する。
そうだ、そうなんだよな。ちょっとホロリと来てしまう内容の歌である。
拝啓 この手紙
読んでいるあなたは
どこで何をしているのだろう
十五の僕には誰にも話せない
悩みの種があるのです
未来の自分に宛てて書く手紙なら
きっと素直に打ち明けられるだろう
今 負けそうで 泣きそうで
消えてしまいそうな僕は
誰の言葉を信じて歩けばいいの?
ひとつしかないこと胸が
何度もばらばらに割れて
苦しい中で今を生きている
今を生きている
(中略)
拝啓 ありがとう
十五のあなたに伝えたい事があるのです
自分とは何でどこへ向かうべきか
問い続ければ見えてくる
荒れた青春の海は厳しいけれど
明日の岸辺へと 夢の舟よ進め
今 負けないで 泣かないで
消えてしまいそうなときは
自分の声を信じ歩けばいいの
大人の僕も傷ついて
眠れない夜はあるけど
苦くて甘い今を生きている
(中略)
拝啓 この手紙読んでいるあなたが
幸せなことを願います
アンジェラアキ 作詞・作曲
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