2024.10.14 19:54/ Jun
本当の自分の姿は「静止画」ではなく「動画」じゃなきゃわからない!?
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せんだって、床屋さんで、ヒゲをそってもらっている際、お隣から面白い会話が聞こえてきました。
(わたしは、超短髪(!?)なので、10日に1度は、床屋さんにいかなくてはならないのです。超短髪のくせに、金がかかって仕方ないのですが・・・)
隣のお客さんと、別の店員さんが、大声で話しているので、特に「盗み聞き」をわたしがしているというわけではありません(笑)。ただ、その内容は、なかなか面白かった。
お二人の話題は「本当の自分の姿は、どのように知ることができるか」。
なかなかディープな会話です。
ICレコーダーを持ち合わせていたわけではないので、一言一句同じではないですが、下記のような会話でした。
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お客「あのさー、本当の自分がどんな姿をしているかなんて、なかなか、自分では、わかんない、とわたしは思うのよ」
店員「なんでですか」
お客「だってねー。本当の自分なんて、そもそも出さないでしょ。鏡を見ればわかる、ってひともいるよね。それが甘いの。だって、鏡の前に立つとき、自分を装うでしょ。無意識に、口角上げて、キリッっとするでしょ。それ、もう本当の自分の姿じゃないの。鏡にたっている時点で、もう、自分の意図があるの」
店員「確かに・・・」
お客「あのね、鏡は嘘をつくの。鏡にたつ時点で、自分を装っているの。だから、鏡に見える自分は、自分じゃないから」
店員「たしかに」
お客「そうなの。鏡に映っている自分は、もう自分じゃないの」
店員「わかる気がする。でも、じゃあ、どうやって、自分の姿を知るんですかね」
お客「そりゃ、簡単。他人に頼んどくの。わたしが気づかないように、わたしの動画を、わたしの知らないうちに、撮影しといてっていうの」
店員「動画?」
お客「そう。動画。そしたら、何にも、装っていない、素の自分がうつるから」
店員「動画は、いやかも」
お客「そうなの、もうね、見ちゃいられないの。意識していない自分は、動画じゃ、見られないよ。ふつーに、目なんて、死んでるし。頬もたれさがってるの。でも、それが、他人から見た、素の自分なの」
店員「うわ」
お客「ぜったいに動画じゃなきゃダメなの。動画は残酷。たとえば、他人の話をきいて興味を失っていく、その瞬間・瞬間が記録されるから」
店員「そうか、静止画じゃダメなんだ。そういう生の自分が静止画だとうつんないからね」
お客「そう、素の自分は、他人が不意打ちで撮った動画じゃなきゃ、わかんないの」
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この会話、フツーに面白くないですか(笑)
小生、かつては、管理職やリーダー向けの研修で、「フィードバックスキルの研修」や「1on1研修」などを行わせていただきました。その際は、ロールプレイングなどをよくやりました。管理職の方々に、自分のiPhoneをもちいて、「自分がフィードバックしている様子を撮影してもらい、あとから、自ら見る」などのことを、エクササイズにいれておりました。
動画じゃなきゃ、ダメというのは、よくわかる気がします。動画は静止画と異なり「スナップショット」をうつしとるのではなく、「プロセス」をうつしとるからです。
管理職の部下とのコミュニケーション上の問題は「途中まで、部下の話を聞こうと思っていても、次第に興味を失っていく、その姿を自分で見ること」で克服されるものだとも思います・・・なかなかにハードですが(笑)
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「この世でいちばん遠い場所は自分自身の心である」
(寺山修司)
そして人生はつづく
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ひとづくり・組織づくりの大学院での「学び」とは?
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新刊「チームワーキング」がオンライン管理職研修になりました。JMAMさんからのリリースです(共同開発をさせていただいた同社の堀尾さん、ありがとうございました。中原は共著者の田中聡さんと監修をつとめさせていただきました)。どうぞご笑覧ください!
「チームワーキング研修版」リリースされました!
https://www.jmam.co.jp/hrm/training/special/teamworking/
「チームワーキング」が「アセスメントを絡めた管理職研修」として利用されております。モニター利用各社の人事担当者の皆様、開発担当者の堀尾さんと、座談会をさせていただきました。ぜひご覧くださいませ!
チームワーキング座談会
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書籍「チームワーキング」の方も、おかげさまで「重版」を重ねております。応援いただいた皆様に心より感謝いたします。
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すべてのリーダー、管理職にチームを動かすスキルを!
ニッポンのチームをアップデートせよ!
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職場診断ツール&ワークショップ「OD-ATRAS(オーディ・アトラス)」が多くの職場で使われはじめています。サーベイはもとより、それをいかに「フィードバック」するかに焦点をあてたツールです。ワークショップも開発しております。どうぞご笑覧くださいませ!
職場診断ツール&ワークショップ「OD-ATRAS」 (パーソル総合研究所・中原の共同開発)
https://rc.persol-group.co.jp/consulting/survey/service/od-atlas.html
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【好評発売中】1on1のコツをまとめた映像教材を、中原とPHPさんで共同開発しました。上司用、部下用あります。1on1について「同じイメージ」をもつことができます。どうぞご笑覧くださいませ!
上司と部下がペアで進める 1on1 振り返りを成長につなげるプロセス(上司用)
https://www.php.co.jp/dvd/detail.php?code=I1-1-061
経験を成長につなげる1on1(部下用)
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【祝・eラーニング完成!】中原淳監修「実践!フィードバック」eラーニングコース完成しました。リーダー・管理職になる前には是非もっていたいフィードバックスキルを、PC、スマホ、タブレット学習可能です。ケースドラマでも学べます!
中原淳監修「実践!フィードバック」eラーニングコース:Youtubeでデモムービーを公開中!
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「実践!フィードバック」コース ありのままを共有し、成長・成果につなげる技術(PHP)
https://www.php.co.jp/el/detail.php?code=95123&fbclid=IwAR2he6Z_PTe3YiahcnCv3z9pNRXvrajPwVaRS8LLAYFkbWVH167qHDfYF5Q
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新刊「フィードバック入門:耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術」絶賛発売中、13刷重版出来です!。AMAZON総合13位、1位(マネジメント・人材管理カテゴリー、リーダーシップカテゴリー)を記録!年上の部下、若手のトンガリボーイ、トンガリガール。職場には、多様な人々が集っています。難易度の高い部下育成に悩む管理職向けの新書です。どうぞご笑覧くださいませ。スピンアウト企画にDVD教材「フィードバック入門」、研修、通信教育もあります。こちらもどうぞご笑覧ください。
『フィードバック入門』スピンアウト企画
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【泣くな!新米管理職!】
おかげさまで10刷重版出来。「駆け出しマネジャーの成長論」は、「実務担当者」から「新任管理職」への役割移行をいかに進めるかを論じた本です。「脱線」をふせぎ、成果をだすためには「7つの課題」への挑戦が必要であることを解説しています!全国の管理職研修で用いられています。どうぞご笑覧くださいませ!
パーソル総合研究所と中原は、このテキストをもとにした「マネジャーになる研修」を開発しました。種部吉泰さんとディスカッションは、非常に楽しいものでした。このコースについても、どうぞご覧くださいませ!
「マネジャーになる」 研修:プレイヤーからマネジャーへの移行期支援プログラム
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Diamond Transition Program for Freshers(オンライン新人研修)
「新人研修をアップデートするための5つのコンセプト」に基づいて開発された、中原が監修をつとめる新人研修プログラムです。全4回にわたって実施する「オンライン研修」と「現場での実践&振り返り」を往還することによって、新人期に直面する壁を乗り越え、トランジションを果たせるよう手厚くサポートできるようになっています。経験学習を習慣化するほか、ストレスマネジメント、フィードバック、ジョブクラフティングなどについて学ぶことができます。
Diamond Transition Program for Freshers(オンライン新人研修)
https://jinzai.diamond.ne.jp/items/k00HD0024/
OJT指導員向け・短時間&動画で学べる 部下育成スキルの動画もございます。中原が新人育成のポイントについて解説しています!
短時間&動画で学べる 部下育成スキル・解説動画
https://jinzai.diamond.ne.jp/items/000HD6260/
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新刊「研修評価の教科書」好評発売中です。アカデミックな知見に根ざしつつも、実際の企業のなかで実践可能な研修評価とは、いかにあるべきか。「企業における」研修評価のあり方を論じた本です。質問事例などのワークシートなどもついております。3つの企業事例も含まれています。どうぞご笑覧くださいませ。
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新刊「M&A後の組織・職場づくり入門」発売中です。AMAZON「企業再生」カテゴリー1位を記録しました(感謝です!)。
これまで税務・法律の観点からしか語られなかった「企業合併(M&A)」の問題に対して、ひとと組織(人材開発・組織開発)の観点からアプローチし、シナジーを生み出す可能性を考えます。
M&Aという「巻き込まれ事故」に関わってしまった経営企画・人事・現場の管理者・リーダーの皆様にぜひお読み意いただきたい一冊です!
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「組織開発の探究」HRアワード2019書籍部門・最優秀賞を獲得させていただきました。「よき人材開発は組織開発とともにある」「よき組織開発は人材開発とともにある」・・・組織開発と人材開発の「未来」を学ぶことができます。理論・歴史・思想からはじまり、5社の企業事例まで収録しています。この1冊で「組織開発」がわかります。どうぞご笑覧くださいませ!
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「中小企業の人材開発」(中原淳・保田江美著、東京大学出版会、2021年)マニアックなガチ・学術研究書なのですが、発売10日で重版出来となりました。ありがとうございます。中小企業の人材開発メカニズムに接近を試みています。どうかご笑覧くださいませ!
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【注目!:中原研究室記事のブログを好評配信中です!】
中原研究室のTwitterを運用しています。すでに約42000名の方々にご登録いただいております。Twitterでも、ブログ更新情報、イベント開催情報を通知させていただきます。もしよろしければ、下記からフォローをお願いいたします。
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