2024.4.17 23:54/ Jun
「給特法、および、それにまつわる中教審審議に対する私見(中原淳)」を公開させていただきます。
給特法、および、それにまつわる中教審審議に対する私見(中原淳)
結論から申しますと、
端的に申し上げるのであれば、わたしには「現在行われている中教審の教員の働き方に関する議論の内容」は、まったく理解できません。それぞれの委員のご尽力には敬意を表します。しかし、その内容には、一部をのぞいて、ほとんど首肯できません。
中教審の審議は「教職調整額を 4%から10%以上にあげる」という「出来レース=落とし所」に向かって、「そもそもの目的」を見失って、疾走しているかのように見えます。
もともと、今回の中教審の目的は、「⻑時間労働を含めた教員の働き方を見直すこと」と「労働環境の改善を通して人手不足の解消」にあったと認識しています。現在の中教審の議論を通して、その「目的」は達成されるようにはわたしには思えません。
目的を達成できない課題解決は、課題解決とは申しません。ですので、このままいけば、中教審の議論「課題解決」の方向に向かっていないと判断せざるをえません。中教審の議論の延長上に、課題解決はありません。
よって、今回の中教審議論をもって、長時間労働は解決しません。
教員の人手不足も解決しません。
その論理をご説明いたします。どうか、このPDFファイルをご覧ください。そこに、わたしが、なぜ、今回の「給特法、および、それにまつわる中教審審議」が「課題解決」につながらないかを論じてございます。
今回の件は、4月19日・文部科学省にて開催される記者会見にて「も」ご説明いたします(この書類は記者会見のために作成されました。よって日付は4月19日になっております)。
給特法、および、それにまつわる中教審審議に対する私見(中原淳)
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