2008.4.22 07:30/ Jun
企業・組織人材育成の担当者の方々の間でも、「流行の教育用語」というものがあるように思われる。最近、よく聞くなーと思っているのが「気づき」である。
受講者の「気づき」を促したい
今日のセッションでは「気づき」をもらいました
などという風に使われる。仕事上言葉には一応敏感なので、この言葉を聞くたびに、僕にはビビビとくる。
僕の感覚からいうと、上述の文章で言いたいことは、「学び」でも言い当てることができるような気もするが、あまり「学び」という言葉は使われない。「気づき」、これである。
大人とは「学ぶ」ものではなく、「気づく」ものである。
その背後にある学習観、素朴学習理論が、成人教育学の知見に似ていて、非常に面白いなぁ、と思う。おそらく「学び」は子どもや学校をイメージしてしまうのかもしれない。
ちなみに、この「気づき」を英語に直すと、おそらく「Learn ちょめちょめ from ちょめちょめ」であろう。断言できる自信はないが、おそらく「Notice」ではない。ね、Learnという言葉がしっかりでているでしょ。
気づきとは「学び」である。
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