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2023.4.17 08:23/ Jun

わたしにとって「コロナ禍」とは何だったのか?:変わってしまった「3つの価値観」!?

 わたしにとって「コロナ禍」とは何だったのか?
  
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 最近、このことをよく考えます。2020年前半から、2023年の現在にいたるまで(まだ進行中)、私たちは、未曾有の「見通しのない世界」を生きました。誰もいない空港。人気のいないスクランブル交差点。そして、止まってしまった学校。
  
 あの経験は、今から考えれば、夢だったのか、幻だったのか、と思うこともあります。しかし、あれはたしかに「現実」でした。私たちは、日々、手探りのなか、ひとりひとりの「コロナ禍」を経験していたのだと思います。
    
 辛苦の経験は、ときに人を変えます。
 コロナ禍は、ひとびとに少なくない影響を与えたのではないでしょうか。

   
 仕事を失った人もおりましょうし、住む場所を変えた人もいるでしょう。そして、これを期に人生を振り返り、価値観をすっかり変えてしまった方もおられるのではないか、と思います。
     
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 コロナ禍を機に、わたしは、自分のなかの「3つの価値観」が明確に変わりました。
   
 ひとつめ
   
「いつかやろう!」「いつか行こう」と思うことは「ただちにやる」ようになりました。
   
 わたしは、もともと「踏ん切りの悪い方」ではありません。むしろ「迷ったら、やれ」を信条としてきた人間です。
 が、それでも、わたしなりに、様々なことを考え、これまでは「自分に我慢をしたり」「自分に言い訳をして」、後回してして、やらないでおくこともやりました。そうしたものに対して、「一切の躊躇」がなくなりました。
  
 なにせ、短い人生、何が起こるかわからないのです。「数ヶ月のあいだ、自分の家から出るな」と言われる時代が、いつ来るか、なんてわかりません。
  
 コロナ禍を通して、
  
 わたしは自分に正直になった
  
 と思います。
  
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 ふたつめ。
  
 一般に自分の仕事やスケジュールを考えるときには、最初はもちろん「何をしたいか」も考えます。
 しかし、わたしはコロナ禍を経験して、自分の仕事を選ぶときには「何を絶対にしないか」を明確に決めるようになりました。
     
 「僕がしなくてもいいこと」「僕がそれほど得意ではないこと」「僕に向いていないこと」は、明確に「しない」と最初から決めて、遵守するようになりました。むしろ「自分の強み」や「自分の役割」を考えるようになりました。そうしたものを行かす方が、価値発揮できるからです。
   
 くどいですが、短い人生、何が起こるかわからないです。
 あなたの時間が限られているように、わたしの時間も限られています。なので、時間を貴重に使いたいと考えます。
  
 時間泥棒は、わたしや、あなたの時間に、常に目をつけている。
  
 コロナ禍を通して、
  
 わたしは「やるべきこと」と「やらないこと」を明確に決める
  
 ようになりました。
  
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 さいご。
  
「自分の健康は、自分で守るほかはない」と悟りました。そして「自らの健康」を最優先事項とすることにしました。
     
 個人的に、コロナ禍当初は、大学院開設時期と重なったこともあり、自分の人生のなかで(心身ともに)最もハードに働く時間を過ごしました。
 今から考えてみれば、休みなくコンピュータに向かい、会議を行い、執筆をつづけ、猛烈に仕事をし続けていたように思います。当時は「(コロナ禍だからといって、教育機関の)学びをとめないこと」が、わたしにとっての最優先事項でしたので、世論や社会にも大量の発信をしていました。
  
「学びをとめないオンライン教育」推進のためには「学び直しの機会」の創出が必要だ!:ニッポンのオンライン授業カンファレンス2020事後アンケート速報!
https://www.nakahara-lab.net/blog/archive/11571
  
コロナ禍における「有事のリーダーシップ」:学びを保障し、学びをアップデートせよ!リーダーシップ格差を子どもの格差につなげるな!
https://www.nakahara-lab.net/blog/archive/12079
  
 そのような無理がたたったのでしょうか。
 コロナ禍2年目には、ついに、わたしも「体調」を崩しました。
  
 そして、わたしはつくづく思いました。
  
「これまで大病などせずにきた自分にも、体調が悪い、という時が来るんだな」
   
 それ以来のわたしは、自分の健康に徹底的に向き合っていることは、以前にもお話ししたことがあるかもしれません。
  
わたしには「腰」など「存在」しない!:わたしの「超絶腰痛」探究記!?
https://www.nakahara-lab.net/blog/archive/14855
  
 コロナ禍を通して
  
 わたしは「自分の健康」と向き合う
  
 ようになりました。
  
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 今日はわたしの「コロナ禍」経験を書きました。なぜ、今、これが書きたくなったのか、全然、わからないのだけれども、うまく言葉にできなくても、「今、書いておかねば」という気持ちになりました。
  
 わたしにとって「コロナ禍」経験があるように、こちらをお読みになる、あなたにとっても「コロナ禍」経験があるのではないか、と思います。
  
 あなたにとって「コロナ禍」とは何でしたか?
   
 それは
  
 コロナ禍は、あなたの人生の「何」を変え、「何」を変えませんでしたか?
  
 そして人生はつづく
     
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研修の内製化に欠かせない『研修開発ラボ』とはいったい何か?
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新刊「チームワーキング」がオンライン管理職研修になりました。JMAMさんからのリリースです(共同開発をさせていただいた同社の堀尾さん、ありがとうございました。中原は共著者の田中聡さんと監修をつとめさせていただきました)。どうぞご笑覧ください! 
       
「チームワーキング研修版」リリースされました!
https://www.jmam.co.jp/hrm/training/special/teamworking/
   
「チームワーキング」が「アセスメントを絡めた管理職研修」として利用されております。モニター利用各社の人事担当者の皆様、開発担当者の堀尾さんと、座談会をさせていただきました。ぜひご覧くださいませ!
   
チームワーキング座談会
https://www.jmam.co.jp/hrm/training/special/teamworking/case/index.html 
  
 書籍「チームワーキング」の方も、おかげさまで「重版」を重ねております。応援いただいた皆様に心より感謝いたします。
     
    
 
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ニッポンのチームをアップデートせよ!           
  
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立教大学経営学部 中原ゼミ4期生、ゲームなどを活用した「内定者フォローワークショップ」を共同開発! ダイヤモンド社・ダイヤモンドヒューマンリソースさまから発売中!デンソー様、東急不動産SCマネジメント様、ラインズ様、日水コン様、リリカラ様など、なんと「40社」を超える企業で、内定者研修・新入社員コンテンツの一部として、ご利用いただいております。
  
先だっては、JTさまのご協力のもと(同社の三島紀子さんに心より感謝いたします)、ワークショップの実践が記事になりました。下記をご覧くださいませ。

JTの内定者懇親会が教えてくれる、内定者同士の“つながり”の大切さ
https://xn--diamond-kc4f0b9lnf.jp/articles/-/316499

内定者の論理思考力、質問力などの工場、強みの発見、内定者同士の関係構築を、オンライン・オフラインで行えます。スライド、ワークシート、動画など完全完備。企業ごとに内製化してお使いいただけます。
     

    
立教大学経営学部 中原ゼミ、ゲームなどを活用した「内定者フォローワークショップ」を共同開発! ダイヤモンド社・ダイヤモンドヒューマンリソースさまから発売中!
https://jinzai.diamond.ne.jp/rp/prospective-employee-workshop/

 どうぞご高覧くださいませ!
    
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 職場診断ツール&ワークショップ「OD-ATRAS(オーディ・アトラス)」が多くの職場で使われはじめています。サーベイはもとより、それをいかに「フィードバック」するかに焦点をあてたツールです。ワークショップも開発しております。どうぞご笑覧くださいませ!
   

職場診断ツール&ワークショップ「OD-ATRAS」 (パーソル総合研究所・中原の共同開発) 
https://rc.persol-group.co.jp/consulting/survey/service/od-atlas.html
   
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【好評発売中】1on1のコツをまとめた映像教材を、中原とPHPさんで共同開発しました。上司用、部下用あります。1on1について「同じイメージ」をもつことができます。どうぞご笑覧くださいませ!
     
上司と部下がペアで進める 1on1 振り返りを成長につなげるプロセス(上司用)
https://www.php.co.jp/dvd/detail.php?code=I1-1-061
  
経験を成長につなげる1on1(部下用)
https://www.php.co.jp/dvd/detail.php?code=I1-1-061   
  
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中原淳監修「実践!フィードバック」eラーニングコース:Youtubeでデモムービーを公開中!
https://youtu.be/qoDfzysi99w
   
「実践!フィードバック」コース ありのままを共有し、成長・成果につなげる技術(PHP)
https://www.php.co.jp/el/detail.php?code=95123&fbclid=IwAR2he6Z_PTe3YiahcnCv3z9pNRXvrajPwVaRS8LLAYFkbWVH167qHDfYF5Q    
  
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新刊「フィードバック入門:耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術」絶賛発売中、13刷重版出来です!。AMAZON総合13位、1位(マネジメント・人材管理カテゴリー、リーダーシップカテゴリー)を記録!年上の部下、若手のトンガリボーイ、トンガリガール。職場には、多様な人々が集っています。難易度の高い部下育成に悩む管理職向けの新書です。どうぞご笑覧くださいませ。スピンアウト企画にDVD教材「フィードバック入門」、研修、通信教育もあります。こちらもどうぞご笑覧ください。
     

   
『フィードバック入門』スピンアウト企画
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「マネジャーになる」 研修:プレイヤーからマネジャーへの移行期支援プログラム
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Diamond Transition Program for Freshers(オンライン新人研修)
https://jinzai.diamond.ne.jp/items/k00HD0024/
          
OJT指導員向け・短時間&動画で学べる 部下育成スキルの動画もございます。中原が新人育成のポイントについて解説しています!
   
短時間&動画で学べる 部下育成スキル・解説動画
https://jinzai.diamond.ne.jp/items/000HD6260/

    
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「中小企業の人材開発」(中原淳・保田江美著、東京大学出版会、2021年)マニアックなガチ・学術研究書なのですが、発売10日で重版出来となりました。ありがとうございます。中小企業の人材開発メカニズムに接近を試みています。どうかご笑覧くださいませ!
   

      
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