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2022.11.9 08:14/ Jun

僕も、あなたも、お隣さんも、みんな仲良く、おててつないで「執筆沼」にようこそ!?

僕も、あなたも、お隣さんも、みんな仲良く、おててつないで「執筆沼」にようこそ!?
      
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 最近、ふと原稿を書いている合間に、「執筆沼(しっぴつ・ぬま)」という造語を思いつきました。
    
 執筆沼は、「原稿を執筆するひとが、ズブズブと執筆にハマり、たくさんの原稿を抱えている状況」です。
 わたしは数年前、1年で9冊!?(もう自分でもわからない)の書籍を刊行させていただきました。「人生最大の執筆沼」にハマって抜けなくなった状態でした。
   
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 それにしても、ひとは、なぜ、このような「執筆沼」にひとはハマッていくのでしょうか。     
 原稿を書いているあいだ、窓の外を見ながら、考えてみました。 
 すると!興味深いことを発見しました。
   
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 執筆沼は、執筆時に、さらに深くなるのです!(ずっこける発見ですね)
   
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 メカニズムはこうです。
 ひとは、書いていると、文章に行き詰まります(まさに今のわたし)。
   
 行き詰まると、何か他のことを、考えたくなりますね。
 わたしの場合は、確実に、他のことを考えます。
 いわゆる「現実逃避」です。
     
 で、このときなのです。
    
 神様は、大変に意地悪で、「ナイスタイミングで、ひらめきを与えてくれません」
 「ごめん、今、忙しいから、あとにして」というタイミングで、ひらめくのです。

     
「ああ、この原稿を抱えて、クソ忙しすぎて、もう死んじゃう」というこのタイミングで行った「現実逃避」の結果、なんと、新しいアイデア、新しい本のタイトルを、ひらめいてしまったりするのです!
    
 目の前には、まだ、書き終えていない本や原稿があります。
 しかし・・・・今まさに、たったいま思いついた、この新たなアイデアが頭を離れなくなる。
 よせばいいのに、抱えている原稿をほっぽらかして、企画書を書いてみたり、編集者に連絡差し上げたりなんかして「壁打ち」につきあってもらったりする。
   
 その結果・・・まだ、一冊の本も書き終えていないのに、もう一冊、書くべき本が増えているのです。
 かくして、執筆沼は深くなります。
     
 執筆沼に一度足を踏み入れた住人は、自ら望んで、奥深くに、さらに足をグリグリとめり込ませていくのです。
     
 おそるべし、執筆沼。
  
(たぶん、執筆のみならず、創造的な活動に取り組んでいる方は、こんな感じを一度は経験なさるのではないか、と思います。知らんけど、笑)
     
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 今日は「執筆沼」について書きました。嗚呼、本当にどうでもいい話です。
     
 あっ、そうだ。たった今も、原稿を書いていたんでしたね。現実逃避で、このブログを書き始めたのでした。
 こんなしょーもないブログなら、新たな研究や、新たな本のネタでも思いつけばよかったな、と思います。
    
 これが、執筆沼が駆動するメカニズム、笑。
    
 そして人生はつづく
     
    
追伸.
 ちなみに・・・さらにどうでもいい話ですが、1年で9冊の本を刊行するという経験は、どういうことかをお話ししましょう。皆さんは、マネなさらないでください。危険です。
 まず、予備知識として、一冊の本が原稿から本になるのは数ヶ月かかります。かつ、その間には、編集者とのあいだで、郵便やバイク便を使っての原稿の受け渡しが3回程度生じます。これが12ヶ月に9冊分あります。それはどういう状況か。
   
 端的に申しますと、自分の目の前で、常に、何らかの原稿とゲラが1年中、飛び交っている状況が生まれます。数日に一度、宅急便やらバイク便が届きます。
    
 皆さんは、どうか、気をつけてください。
    
 ここに生まれる最大のピンチは、
    
 自分の本なのに、何を、どの本に書いたのか、忘れてしまう
    
 ということです。この状況に追い込まれるまで、書き続けなければならなくなる、ということです。
  
 恐るべし執筆沼!
        
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