2022.11.8 08:04/ Jun
「とはいえさ」と「そうはいうけどさ」で思考停止!?:みんなの頭を悪くする「罪深いワード」!?
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どんなに議論や対話を尽くしていても、リーダーや管理職の、何気ない一言で、すべてが「おじゃん」。メンバー全員で思考停止に陥ってしまうことがあります。
数ある言葉のうち、つくづく「罪深いワード」だな、と思うのは、冒頭にご紹介した「とはいえさ」と「そうはいうけどさ」の2つです。これらの言葉は、相手の言っていることを「いったん受け取ること」すらせずに、ロジックガン無視で、相手を「拒否」します。
これらの「拒否語」は、たとえば、こんな風に、これまでの議論や対話をぶち壊します。
軽やかなノリでもちいられ、ロジックゆるゆるで、相手を全否定します。
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【場面1】
メンバー「わたしは、この問題に関して、そろそろ対応を考えないと、時間切れになってしまう気がします」
リーダー「・・・・・とはいえさ、どうするの? 目先の仕事もしないと。終わんないでしょ」
メンバー「・・・・・」
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【場面2】
メンバー「お客様にとって、提供できる付加価値をあげるためには、この方法がいいと思うんです」
リーダー「・・・・・そうはいうけどさ、難しいでしょ。それ、できないでしょ、今」
メンバー「・・・・・」
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極端な話、結論が同じでもいいのかもしれません。
結論は「目先の仕事」をすることでも、「今、できない」でも。
もちろん「落とし所」も必要なのかもしれません。
ただ・・・「とはいえさ」と「そうはいうけどさ」という言葉を、ただちに使ってしまうと、その後の人間関係に破壊的な結果をもたらすでしょう。せめて、相手の言うことを、いったん受け取ってあげないと、二度と、相手は何も言ってくれなくなるでしょう。
だって、何を進言しても「とはいえさ」と「そうはいうけどさ」という言葉で、ロジックをはしょり、自分の主張がパコーンと打ち返されてしまうのですから。
「とはいえさ」と「そうはいうけどさ」を多用するチームや職場は、だから「変わりません」。変わるわけがないのです。何を進言しても「とはいえさ」と「そうはいうけどさ」で思考停止するのですから。
さらにいうと、悪意なく、これらの言葉を多用する方は、さらに注意が必要です。
悪意なく、よかれと思って、軽いノリで、相手の主張を「拒否」しつづけていると、そこには心理的安全性など、みじんも感じられない場になるでしょう。
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今日は、みんなの頭を悪くする(思考停止させる)ワードである「とはいえさ」と「そうはいうけどさ」について書きました。
ちなみに、これらの「拒否語」は何も大人だけが使うわけではありません。「ていうかさ」「でもさー」のかたちで、若い人にも広がります。
相手の主張は、いったん受け取る。
対話をするなら、自分なりにもロジックをつくる。
「とはいえさ」と「そうはいうけどさ」ではしょってばかりいると、頭が悪くなります。
とはいえさ・・・・
自戒をこめて、、、
そして人生はつづく
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