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2022.10.5 07:53/ Jun

あなたの組織が「変われない理由」!? : あなたの近くには「現状」にしがみつきたい「とはいってもさ王子」や「とはいいますけど姫」や「そうはいってもねオヤジ」がウヨウヨしていませんか?

 あなたの近くには「現状」にしがみつきたい「とはいってもさ王子」や「とはいいますけど姫」や「そうはいってもねオヤジ」がウヨウヨしていませんか?
    
 シャバには「破壊語」が満ちている!?
    
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 最近、すこし気になる言葉があります。
    
 それは
    
 とはいってもさ、現実はチョメチョメ(現実は違うんだよ、と言いたい)
     
 とはいいますけど、現実はホゲホゲ(現実は違うんだよ、と言いたい)
     
 そうはいってもね、現実はホニャララ(現実は違うんだよ、と言いたい)
   
 などのような言葉です。
    
 端的にいえば「それまでの議論や論理を、ひっくりかえして(無化)して、今までやってきた現状のやり方やあり方」にしがみつこうとする言葉です。むしろ「破壊語」といってもいいかもしれません。思考の破壊。思考停止ワードです。
  
 会議などで、これを言われてしまうと、これまでの議論や論理が「ちゅどーん」と破壊され、組織やチームは「形状記憶合金」のように「元に戻ります」。そして、これまでのように「終わりなき日常」が繰り返されることになるのです。
  
  ▼
   
 今、仮に、あるチームや職場で、自分たちの仕事のやり方やあり方について話し合っていたとします。
  
 すべての議論は
   
「近い未来、これから、わたしたちは、何をめざすのか?」
「これをどのように実現していくのか?(How can we do with it?)」
   
 に焦点化されています。未来志向の会話です。
   
 しかし、パンパカパーン、今日もやってきましたよ。「とはいってもさ王子」や「とはいいますけど姫」や「そうはいってもねオヤジ」の登場です。
  
 とはいってもさ、現実はチョメチョメ
    
 とはいいますけど、現実はホゲホゲ
    
 そうはいってもね、現実はホニャララ
    
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 もうね「論理」ではないんです。これらの破壊語は、これまでの論理や議論を 「すべてひっくりかえす」。
  
 現状ににがみつく先にあるのは「論理の破壊」「思考停止」「非・未来志向」の会話です。
   
 そこから先に、
   
「近い未来、これから、わたしたちは、何をしていくか?」
「これをどのように実現していくのか?(How can we do with it?)」
   
 になんて議論が及ぶわけがありません。だから組織やチームや職場は、いつまでたっても変われないのです。
      
 日本全国3万6千の職場では、おそらく、今日も「とはいってもさ」や「とはいいますけど」や「そうはいってもね」などの「現実へのしがみつきワード」が発せられている、と思います。
  
 おそらくわたしの予想では「とはいってもさ」や「とはいいますけど」や「そうはいってもね」が多く発せられる職場や組織は変われません。
    
 逆に、大切なのは下記のマインドです。
  
 現実がシンドイのは当たり前
 むしろ現実は「順調」にシンドイのだ
   
 しかしながら、そのなかで我々は何をめざすのか?
 未来をどのように実現していくのか?(How can we do with it?)
   
 会話は、このことに焦点をしぼらなければなりません。
   
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 今日は「現状にしがみつく言葉」である「とはいってもさ」や「とはいいますけど」や「そうはいってもね」についてご紹介してきました。個人的には、わたしは「とはいってもさ」や「とはいいますけど」や「そうはいってもね」の言葉は、会議では使用禁止にしたいくらいです。グラウンドルールで提示して、みなで合意すれば、それが可能なはずです。
  
 あなたの近くは「現状」にしがみつきたい「とはいってもさ王子」や「とはいいますけど姫」や「そうはいってもねオヤジ」がウヨウヨしていませんか?
   
 そして人生はつづく
      
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