2022.9.1 08:20/ Jun
現場は「大変」だと言ってはいけない!?
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現場(GENBA)とは「現在進行形」「具体性」「複雑性」「予測不可能性」「即興性」などの、5つのキーワードで彩られる場所だといいます(小田 2010)。
要するに、現場とは、
1.今、まさに、何かが起こっていて、
2.毎日の出来事は具体的すぎて、
3.複雑な要因が絡み合っていて、
4.しかも予測不能で
5.即興的な対応を求められるような場所
それが「現場」です。
だから、現場は、もれなく「大変」です。
そこで仕事をするひとは、日々、翻弄(ほんろう)されます。毎日、何かがおきて、何かに対処して、何かをやりくりしながら、夕日を迎える。
別の言葉で申し上げましょう。
現場は、今日も、明日も、順調に「課題だらけ」
むしろ、課題しかないわ。
それが「現場」です。
しかしながら、現場こそが、組織の目標達成を支えています。それは「前線基地」のようなものです。
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一方、現場ではない管理部門は、いかに後方から、この「現場」を支援すればいいのでしょうか。
管理部門の役割は、企業の目標達成を担う現場を、「現場のひとには持っていない専門性」を用いて、中長期の観点から、間接的に「支援」することです。
現場が中長期に「元気」にならなければ、組織は目標達成に向かいません(ここを勘違いして、管理部門は、現場を管理することが仕事だと、考える方がいますが、足をひっぱる管理部門なら、ない方がよろしい!)。
そして、後方にいる管理部門が、現場を支援するときには、
「現場は大変だ!」
という紋切り型の言葉で、思考停止してはいけないのだ、とわたしは思います。
なぜなら「現場が大変」なのは、口に出していわなくても、わかりきっています。そして「大変だ!」という認識からは、より具体的な支援策が生まれません。
本質的な課題解決のためには、むしろ、そこを一歩踏み込んで、現場で何が起こっているかについての調査の解像度をあげなくてはなりません。
すなわち、
現場の・・・・というひとが(Who)
どういうときに(When)
どんなことで困っていて(What)
それを・・・・の解決策で乗り切れる提案ができるかもしれない(How)
そしたら・・・・の成果がでるかもしれない(merit)
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管理部門の現場支援に必要なのは、いつだって、このような思考であり、提案行動です。より解像度を高めた現場支援が、今、求められているのです。だから「現場は大変だ!」で思考停止してはいけません。
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今日は、管理部門による現場支援の可能性について書きました。
現場はいつも、もれなく、順調に大変です。
その支援のためには、「いつも、もれなく、順調に課題に取り組んでいる」どこの、誰を、どのように、支援するかを、きちんとしたデータに基づいて調査し、決めることだと思います。
そして人生はつづく
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■開催日時:2022年9月17日(土曜)10:30~12:15(10:20開場)
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■申し込み方法:以下リンク先のフォームよりお申込みください。
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申込締切日:9月8日(木)23:59
定員:350名
※定員に達し次第、申込は締め切ります
※事情があり当日ご参加いただけない方のために
内容の一部は後日レポート記事として本ページに掲載予定です
■申込後キャンセル:キャンセルされる場合は、以下フォームからお願いいたします。
https://ldcrikkyo.syd1.qualtrics.com/jfe/form/SV_bDu1y2op33nWFNA
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全5回6日間のオンライン研修を通して、継続的なアウトプットと講師陣によるフィードバックを繰り返しながら、研修の企画・設計・実施までの「研修開発プロセス」を実践的に学ぶことが可能です。
設計編では、実際の自社課題・ニーズに基づいて研修プログラムを作成いただきます。中原による公開ゼミナール&講師陣による個別コンサルティングによって、効果的な研修プログラムの開発とアップデートを支援します。
研修開発ラボ
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職場診断ツール&ワークショップ「OD-ATRAS(オーディ・アトラス)」が多くの職場で使われはじめています。サーベイはもとより、それをいかに「フィードバック」するかに焦点をあてたツールです。ワークショップも開発しております。どうぞご笑覧くださいませ!
職場診断ツール&ワークショップ「OD-ATRAS」 (パーソル総合研究所・中原の共同開発)
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【好評発売中】1on1のコツをまとめた映像教材を、中原とPHPさんで共同開発しました。上司用、部下用あります。1on1について「同じイメージ」をもつことができます。どうぞご笑覧くださいませ!
上司と部下がペアで進める 1on1 振り返りを成長につなげるプロセス(上司用)
https://www.php.co.jp/dvd/detail.php?code=I1-1-061
経験を成長につなげる1on1(部下用)
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【祝・eラーニング完成!】中原淳監修「実践!フィードバック」eラーニングコース完成しました。リーダー・管理職になる前には是非もっていたいフィードバックスキルを、PC、スマホ、タブレット学習可能です。ケースドラマでも学べます!
中原淳監修「実践!フィードバック」eラーニングコース:Youtubeでデモムービーを公開中!
https://youtu.be/qoDfzysi99w
「実践!フィードバック」コース ありのままを共有し、成長・成果につなげる技術(PHP)
https://www.php.co.jp/el/detail.php?code=95123&fbclid=IwAR2he6Z_PTe3YiahcnCv3z9pNRXvrajPwVaRS8LLAYFkbWVH167qHDfYF5Q
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新刊「フィードバック入門:耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術」絶賛発売中、13刷重版出来です!。AMAZON総合13位、1位(マネジメント・人材管理カテゴリー、リーダーシップカテゴリー)を記録!年上の部下、若手のトンガリボーイ、トンガリガール。職場には、多様な人々が集っています。難易度の高い部下育成に悩む管理職向けの新書です。どうぞご笑覧くださいませ。スピンアウト企画にDVD教材「フィードバック入門」、研修、通信教育もあります。こちらもどうぞご笑覧ください。
『フィードバック入門』スピンアウト企画
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【泣くな!新米管理職!】
おかげさまで10刷重版出来。「駆け出しマネジャーの成長論」は、「実務担当者」から「新任管理職」への役割移行をいかに進めるかを論じた本です。「脱線」をふせぎ、成果をだすためには「7つの課題」への挑戦が必要であることを解説しています!全国の管理職研修で用いられています。どうぞご笑覧くださいませ!
パーソル総合研究所と中原は、このテキストをもとにした「マネジャーになる研修」を開発しました。種部吉泰さんとディスカッションは、非常に楽しいものでした。このコースについても、どうぞご覧くださいませ!
「マネジャーになる」 研修:プレイヤーからマネジャーへの移行期支援プログラム
https://rc.persol-group.co.jp/seminar/become-a-manager.html
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Diamond Transition Program for Freshers(オンライン新人研修)
「新人研修をアップデートするための5つのコンセプト」に基づいて開発された、中原が監修をつとめる新人研修プログラムです。全4回にわたって実施する「オンライン研修」と「現場での実践&振り返り」を往還することによって、新人期に直面する壁を乗り越え、トランジションを果たせるよう手厚くサポートできるようになっています。経験学習を習慣化するほか、ストレスマネジメント、フィードバック、ジョブクラフティングなどについて学ぶことができます。
Diamond Transition Program for Freshers(オンライン新人研修)
https://jinzai.diamond.ne.jp/items/k00HD0024/
OJT指導員向け・短時間&動画で学べる 部下育成スキルの動画もございます。中原が新人育成のポイントについて解説しています!
短時間&動画で学べる 部下育成スキル・解説動画
https://jinzai.diamond.ne.jp/items/000HD6260/
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新刊「研修評価の教科書」好評発売中です。アカデミックな知見に根ざしつつも、実際の企業のなかで実践可能な研修評価とは、いかにあるべきか。「企業における」研修評価のあり方を論じた本です。質問事例などのワークシートなどもついております。3つの企業事例も含まれています。どうぞご笑覧くださいませ。
新刊「研修評価の教科書:数字と物語で経営・現場を変える」
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新刊「M&A後の組織・職場づくり入門」発売中です。AMAZON「企業再生」カテゴリー1位を記録しました(感謝です!)。
これまで税務・法律の観点からしか語られなかった「企業合併(M&A)」の問題に対して、ひとと組織(人材開発・組織開発)の観点からアプローチし、シナジーを生み出す可能性を考えます。
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