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2022.8.26 08:22/ Jun

リーダーが会議で「しゃべりすぎて」しまう、たったひとつの理由!? : 新刊「話し合いの作法」発売されました!

 リーダーは、会議で、なぜ「自分だけ」一方向的に話し続けてしまうのか?
   
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 8月25日に発売された新刊「話し合いの作法」では、「話し合いの作法」を、
  
 1.対話の作法
   
    +
   
 2.決断の作法
   
 の2つに分解して論じています。そのなかで、リーダーのファシリテーションの問題、冒頭の問題にも言及しています。
   
新刊「話し合いの作法」(AMAZON)
https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4569851843/nakaharalabne-22
   
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 リーダーは、会議で、なぜ「自分だけ」一方向的に話し続けてしまうのか?
   
 という問題は、メンバー同士の発言同士のあいだに生じる「間(MA)」の問題に直結しています。
リーダーは自らが主宰する会議においてファシリテータ(司会)になりがちですが、その際、この「間」とうまく付き合えない方が、いらっしゃるのです。
   
 最大の理由は、
   
 リーダーは「間」に恐怖を感じて、自らの発言で埋めてしまう
   
 というものです。
   
 これは、本書においては、下記のメカニズムで論じました。
    

    
 上図に見るように、まず、リーダーが会議で発問います。ここで重要なのは、「メンバーは、リーダーの発問のあとから、はじめて思考をめぐらせる」ということです。
 リーダーから「ちょめちょめの問題ですが、皆さんはどう思いますか?」と問われて初めて、メンバーは、その問いの意味するところ、自分の意見について考えます。
    
 メンバーが「考えはじめる」ということは、その間には「しゃべらない」ということです。
 だから、必ず、そこには「間」ができます。そして、その「間」がリーダーには「長いもの」に感じるのです。

   
 そうすると、上図のように、リーダーは「沈黙の時間」を待てません。むしろ「誰もしゃべらないのは、気まずい時間だな」「自分の発言で間を埋めよう」とします。リーダーがしゃべればしゃべるほど、そこには一方向的に「リーダーだけがしゃべくりまくる時間」が生まれます。
     
 最悪の事態では、リーダーは、ここで、よせばいいのに、さらに「問い」を重ねたりします。
     
「さっきの問いだけど、難しかったかもね。じゃあ、ほげほげならどうだろう? みんなどう思う?」
   
 そうすると「問いが複数に拡散」します。
 誰が、どの問いに対して答えればいいのか、わからなくなります。
   
 結局、メンバーはなかなか意見をだすことができないので、さらにリーダーは言葉を重ね、一方向的に語ることになってしまうのです。
    
 対話には「間」が必要なのです。
   
 そして、
    
 対話することとは「間」を待つことでもあるのです
   
新刊「話し合いの作法」(AMAZON)
https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4569851843/nakaharalabne-22
    
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 新刊「話し合いの作法」では、この他にも、
     
 1.ひとびとがいかに「対話」をおこなえばいいのか?
     
 という問いに加え、
   
 2.ひとびとが成果をだすためには、どのように決めればよいのか?
   
 を、わたしなりに探究し、記してあります。
    
 本書では、イラストや事例を多用し、なるべく平易に、しかしながら、学問のエッセンスを失わずに、書くことに専念いたしました。
 とりわけ、対話が成立しているGoodケース、Badケースなどの事例部分では、どのように問いをたて、どのようにファシリテーションを行えば良いのかをまなぶことができると思います。
   

    

    
 どうぞご笑覧くださいませ!
    
 最後になりますが、謝辞を述べさせてください。
     
 おおよそ1年半前、本書の企画をお引き受けいただき、編集の労をとってくださったPHP研究所の宮脇崇広さんに、まずは心より感謝いたします。「話し合いの本を書きたい」 という著者の願いに真剣に耳を傾け、小さな本にまとめるきっかけをくださいました。また編集のサポートをいただいた𠮷村健太郎さんにも心より感謝いたします。
    
 また構成をご担当いただいた杉山直隆さんにも謝辞を述べたいと思います。杉山さんとは4冊目のお付き合いですが、取材はとても楽しいものでした。本当にありがとうございました。
    
 ニッポンの話し合いをアップデートせよ!
 その先に「希望」があるから
 自らの組織やチームに、対話と決断を生み出したい、すべてのひとびとに本書を送ります
    
 そして人生はつづく
    

新刊「話し合いの作法」(AMAZON予約)
https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4569851843/nakaharalabne-22
   
 以下目次です。 
      

    

   

新刊「話し合いの作法」(AMAZON予約)
https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4569851843/nakaharalabne-22
      
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【番組のお知らせ】
   
 本日8月26日午後8時・NHK Eテレ「あしたも晴れ!人生レシピ」で「大人の学び直し」特集が放映されます。中原も少しだけ解説させていただきました。大学で神道を学び直している相川七瀬さんをはじめとして、様々な「大人の学び」のストーリーをお楽しみいただけます。
 専業主婦だった女性が病をきっかけに管理栄養士になったり、長年あたためてきた助産師さんへの夢を実現するため、学び直した大人たちのストーリーをお楽しみください。
    
あしたも晴れ!人生レシピ
https://www.nhk.jp/p/jinsei-recipe/ts/9297GZL6PP/episode/te/373QLQWW1G/?fbclid=IwAR3Sl7lgr0i-CuStIg4kiggGWF0j5_gZFRcJzD68yqZio2JEQS_uELrfyn8
   
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【人事・採用ご担当者さまへ】御社で人材開発・組織開発のプロフェッショナルを採用しませんか?
   
立教大学大学院 経営学研究科 経営学専攻 リーダーシップ開発コース(以下、LDC)では、経営学を基盤にしながら、次世代のリーダーシップ開発(人材開発・組織開発)を企業・組織で推進することのできる高度プロフェッショナル人材を育成しています。
  
このたび、このコースを修了した大学院生の皆さん(卒業生ネットワーク:アルムナイネットワークのメーリングリスト:アルムナイネットワークは、卒業生の自主的な活動です)に対して、企業人事の皆様が「採用情報」をお届けいただけるサイトを開設いたしました!。利用上の注意をご高欄いただき、適宜、ぜひ、ご利用くださいませ。無料で情報を送付いただけます。
   

    

    
■立教大学大学院・採用情報発信サイト■
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【立教大学大学院で大学院生として学びませんか?】
 授業は「フルオンライン」。授業は金曜日夜と土曜日だけ行われており、2年間で、修士(経営学)が取得できます。今年は9月17日にオンライン説明会、来年1月に願書提出、2月に入試が予定されています。
    
 在学生などの声、リーダーシップ開発コースでの授業の様子について知りたい方は、ぜひ、下記のニュース欄をお読みくださいませ!
     
ひとづくり・組織づくりの大学院での「学び」とは?
https://ldc.rikkyo.ac.jp/news/
           
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【アンコンシャスバイアス研修・内製化ツールキット開発!】武蔵野大学・島田徳子先生、ダイヤモンド社の皆さん(広瀬一輝さん、永田正樹さん)との数年にわたる共同研究と、NPO法人日本ブラインドサッカー協会との連携で、スマホで手軽に受検できる「アンコンシャスバイアス測定テスト」と、内製化研修(プレゼンキット)を開発しました!。この問題は、学術的な背景などは、わたしどもが、テスト結果に基づき動画像(ビデオ)で解説させていただきます。ご利用くださいませ! ご自身の組織にもっともフィットしたアンコンシャスバイアス研修をつくることができます。どうぞご利用くださいませ!
      
  
■アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)のWebページはこちら!■
https://jinzai.diamond.ne.jp/ub/unconscious-bias/
      
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新刊「チームワーキング」がオンライン管理職研修になりました。JMAMさんからのリリースです(共同開発をさせていただいた同社の堀尾さん、ありがとうございました。中原は共著者の田中聡さんと監修をつとめさせていただきました)。どうぞご笑覧ください! 
       
「チームワーキング研修版」リリースされました!
https://www.jmam.co.jp/hrm/training/special/teamworking/
   
「チームワーキング」が「アセスメントを絡めた管理職研修」として利用されております。モニター利用各社の人事担当者の皆様、開発担当者の堀尾さんと、座談会をさせていただきました。ぜひご覧くださいませ!
   
チームワーキング座談会
https://www.jmam.co.jp/hrm/training/special/teamworking/case/index.html 
  
 書籍「チームワーキング」の方も、おかげさまで「重版」を重ねております。応援いただいた皆様に心より感謝いたします。
     
    
 
https://amzn.to/3esCOrW
         
すべてのリーダー、管理職にチームを動かすスキルを!
ニッポンのチームをアップデートせよ!           
         
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研修開発ラボ(2022年度開講)募集中!
    
【全5回 6日間】第1回:2022年10月18日(火)第2回:2022年11月8日(火)第3回:2022年12月13日(火)第4回:2023年1月30日(月)&1月31日(火)第5回:2023年2月28日(火)
   
研修開発ラボは、組織や現場のニーズ、経営戦略をふまえ、経営に資する社内研修を構築することを目的としたセミナーです。最新のアカデミックな知見やエビデンス、研修開発に役立つヒントを随所に散りばめたプログラムになっています。
  
全5回6日間のオンライン研修を通して、継続的なアウトプットと講師陣によるフィードバックを繰り返しながら、研修の企画・設計・実施までの「研修開発プロセス」を実践的に学ぶことが可能です。
  
設計編では、実際の自社課題・ニーズに基づいて研修プログラムを作成いただきます。中原による公開ゼミナール&講師陣による個別コンサルティングによって、効果的な研修プログラムの開発とアップデートを支援します。
 

    
研修開発ラボ 
https://jinzai.diamond.ne.jp/lab/
    
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立教大学経営学部 中原ゼミ、ゲームなどを活用した「内定者フォローワークショップ」を共同開発! ダイヤモンド社・ダイヤモンドヒューマンリソースさまから発売中! 内定者の論理思考力、質問力などの工場、強みの発見、内定者同士の関係構築を、オンライン・オフラインで行えます。スライド、ワークシート、動画など完全完備。企業ごとに内製化してお使いいただけます。
   

   
立教大学経営学部 中原ゼミ、ゲームなどを活用した「内定者フォローワークショップ」を共同開発! ダイヤモンド社・ダイヤモンドヒューマンリソースさまから発売中!
https://jinzai.diamond.ne.jp/rp/prospective-employee-workshop/

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 職場診断ツール&ワークショップ「OD-ATRAS(オーディ・アトラス)」が多くの職場で使われはじめています。サーベイはもとより、それをいかに「フィードバック」するかに焦点をあてたツールです。ワークショップも開発しております。どうぞご笑覧くださいませ!
   

職場診断ツール&ワークショップ「OD-ATRAS」 (パーソル総合研究所・中原の共同開発) 
https://rc.persol-group.co.jp/consulting/survey/service/od-atlas.html
   
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【好評発売中】1on1のコツをまとめた映像教材を、中原とPHPさんで共同開発しました。上司用、部下用あります。1on1について「同じイメージ」をもつことができます。どうぞご笑覧くださいませ!
     
上司と部下がペアで進める 1on1 振り返りを成長につなげるプロセス(上司用)
https://www.php.co.jp/dvd/detail.php?code=I1-1-061
  
経験を成長につなげる1on1(部下用)
https://www.php.co.jp/dvd/detail.php?code=I1-1-061   
  
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【祝・eラーニング完成!】中原淳監修「実践!フィードバック」eラーニングコース完成しました。リーダー・管理職になる前には是非もっていたいフィードバックスキルを、PC、スマホ、タブレット学習可能です。ケースドラマでも学べます! 
     
中原淳監修「実践!フィードバック」eラーニングコース:Youtubeでデモムービーを公開中!
https://youtu.be/qoDfzysi99w
   
「実践!フィードバック」コース ありのままを共有し、成長・成果につなげる技術(PHP)
https://www.php.co.jp/el/detail.php?code=95123&fbclid=IwAR2he6Z_PTe3YiahcnCv3z9pNRXvrajPwVaRS8LLAYFkbWVH167qHDfYF5Q    
  
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新刊「フィードバック入門:耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術」絶賛発売中、13刷重版出来です!。AMAZON総合13位、1位(マネジメント・人材管理カテゴリー、リーダーシップカテゴリー)を記録!年上の部下、若手のトンガリボーイ、トンガリガール。職場には、多様な人々が集っています。難易度の高い部下育成に悩む管理職向けの新書です。どうぞご笑覧くださいませ。スピンアウト企画にDVD教材「フィードバック入門」、研修、通信教育もあります。こちらもどうぞご笑覧ください。
     

   
『フィードバック入門』スピンアウト企画
https://www.php.co.jp/seminar/feedback/
    
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【泣くな!新米管理職!】
  
おかげさまで10刷重版出来。「駆け出しマネジャーの成長論」は、「実務担当者」から「新任管理職」への役割移行をいかに進めるかを論じた本です。「脱線」をふせぎ、成果をだすためには「7つの課題」への挑戦が必要であることを解説しています!全国の管理職研修で用いられています。どうぞご笑覧くださいませ!
  

  
パーソル総合研究所と中原は、このテキストをもとにした「マネジャーになる研修」を開発しました。種部吉泰さんとディスカッションは、非常に楽しいものでした。このコースについても、どうぞご覧くださいませ!
  
「マネジャーになる」 研修:プレイヤーからマネジャーへの移行期支援プログラム
https://rc.persol-group.co.jp/seminar/become-a-manager.html
    
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Diamond Transition Program for Freshers(オンライン新人研修)
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Diamond Transition Program for Freshers(オンライン新人研修)
https://jinzai.diamond.ne.jp/items/k00HD0024/
          
OJT指導員向け・短時間&動画で学べる 部下育成スキルの動画もございます。中原が新人育成のポイントについて解説しています!
   
短時間&動画で学べる 部下育成スキル・解説動画
https://jinzai.diamond.ne.jp/items/000HD6260/

    
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新刊「研修評価の教科書」好評発売中です。アカデミックな知見に根ざしつつも、実際の企業のなかで実践可能な研修評価とは、いかにあるべきか。「企業における」研修評価のあり方を論じた本です。質問事例などのワークシートなどもついております。3つの企業事例も含まれています。どうぞご笑覧くださいませ。
   

新刊「研修評価の教科書:数字と物語で経営・現場を変える」
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新刊「M&A後の組織・職場づくり入門」発売中です。AMAZON「企業再生」カテゴリー1位を記録しました(感謝です!)。
  
これまで税務・法律の観点からしか語られなかった「企業合併(M&A)」の問題に対して、ひとと組織(人材開発・組織開発)の観点からアプローチし、シナジーを生み出す可能性を考えます。
  
M&Aという「巻き込まれ事故」に関わってしまった経営企画・人事・現場の管理者・リーダーの皆様にぜひお読み意いただきたい一冊です!
  

購入はこちら!「M&A後の組織・職場づくり入門」
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