2022.7.25 08:35/ Jun
先日、経営学習研究所では、音楽座ミュージカルと連携して、
世界初!? アガサ・クリスティ原作ミュージカルを
用いて「新たな学び」を創ろう!
というワークショップを対面で行わせていただきました。研究所のメンバーの田中さん、稲熊さん、岡部先生、板谷さんらが中心になって動き、音楽座ミュージカルの藤田さん、石川さんらと連携して可能になった企画です。企画なさった皆様、ご参加いただいた皆さま、本当にお疲れ様でした。
この企画の要点は、下記のとおりです。
1.アガサクリスティ原作のミュージカル「SUNDAY」の全編ビデオを事前にオンデマンドで見ておく
2.それらを素材にして、皆さんがチームになって、ミュージカルを使った即席ワークショップをつくる
3.2時間後、企画をグループで発表し合う
4.優勝チームには、秋の公演チケットがプレゼントされる
5.合間には、音楽座ミュージカルの生のパフォーマンスを会場で聴かせていただく
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さっきまで赤の他人だったひとと、グループがつくられ、2時間には発表が求められるのですから、どんだけ無茶振り課題か・・・!
アガサクリスティ原作ミュージカル「SUNDAY」といえば、Youtubeでも公開されていますので、ちょっと、お暇な方は、ぜひ、聞いてみてください。
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ワークショップはご挨拶からはじまりました。
音楽座ミュージカルの藤田さん、石川さんらから本日の趣旨や企画のお話をいただきます。
今回の企画者は田中さんでした。
司会などは、経営学習研究所の田中さん、稲熊さんらの軽妙な掛け合いで進行します。
まず、音楽座ミュージカルの皆さんの歌を聴かせていただきました。
その後は、グループに分かれての話し合いになります。
自己紹介を行いながら、作品をワークショップに仕立てていきます。
話し合いの最後には、中原からもコメントさせていただきました。
人材開発の観点からすると、このワークショップづくりの肝は、1)ミュージカルの主題(ストーリーの世界の、具体的な台詞)、2)ミュージカルを抽象化したときの、誰にでもあてはまる主題、3)対象者設定、4)対象者のプレポストの変化をクリアに想定する、5)ワークショップの活動づくりの5つを連動させることです。
より噛み砕いていうと、、、
1)「SUNDAY」を解釈し、取り扱いたい主題を決める
「SUNDAY」の物語のなかで、自分たちが取り扱いたい主題、メッセージを決める。ストーリーのどのシーン、どの台詞を用いるのか?を決める。
2)いったん「SUNDAY」のストーリーから離れ、一般化する
いったん「SUNDAY」のストーリーから離れて、1)の具体的な台詞から、どのようなひとに、どのようなメッセージを伝えるかを考える
(SUNDAYは、自分を見つめられないある中年女性の家族のゴタゴタのお話です。このコンテンツを、そのまま、対象者にぶつけると「わたしは中年女性じゃないんだけど・・・それに、なんで、今家族?」となってしまいます。つまり、このワークショップは、構造上、「遠転移」なのです。よって、1)のストーリーを「いったん離れて」、このストーリーから導き出される、より抽象的な主題を明らかにして、それらを「媒介」させながら、対象者に伝えることが重要です。「このストーリーって、結局、こういうことですよね。これに似た状況って、皆さんの、あんなところや、こんなところにも、あてはまりませんか?」と問いかけるのです)
3)対象者をクリアにする
「SUNDAY」のストーリーにあった対象者(ワークショップ参加者)を設定します。
4)対象者がワークショップに参加する「前」と「後」で、何を、どのように変化させるのかをクリアにする
ワークショップ参加者のプレ・ポストの「変化」をできるだけ解像度をあげてイメージします
5)ワークショップの活動を決める
ここまですべて明らかになったら、あとはワークショップ参加者の「変化」を導くべく、「SUNDAY」のストーリーの随所にある台詞などを活用しながら、活動をきめていくことができます。
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2時間のグループワークのあとは、プレゼンになりました。
どのグループも熱心に発表なさっていました。
素晴らしい即興です。
さっきまで「赤の他人」だったのにもかかわらず、皆さん、無茶振り課題に答えていただきありがとうございました。
コンペの発表が終わり、最後に、音楽座ミュージカルの森さんがソロの楽曲を歌ってくださいました。素敵な余韻の残るワークショップになりました。皆様、本当にありがとうございました!
記念撮影!です。皆さん、お疲れ様でしたl。
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今回、久しぶりの対面ワークショップとなりました。この段階での実施には、かなり勇気も必要であったと思いますが(田中さんら)、終えてみて、やっぱり対面でやれてよかった、と思いました。
ワークショップ終了後のことです。
全内容が終わり、全員解散となっても、誰一人として、会場から帰ろうとしない・・・そんな時間が長く続きました。つまり、そこには「余韻」がありました。
こうした現象は、オンラインワークショップで、ただちに「退出ボタン」が押され「余韻なく終わる」のとは「真逆の世界」のようにも感じます(もちろん、オンラインワークショップでも、そういう余韻をつくりだすことは、実は、できます。が、なかなか難しい)。
最後になりますが、音楽座ミュージカルの皆様、企画をしてくださった田中さん、稲熊さん、岡部先生、板谷さん、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。
秋には音楽座ミュージカルの公演もあるようです。また音楽座ミュージカルは、演劇を活用しながら人材開発のワークショップ、研修なども行っています。もしよろしければ、ぜひ! 「SUNDAY」を活用したワークショップも、今後、登場する予定だそうです。
音楽座ミュージカル11月公演「ラブ・レター」
http://www.ongakuza-musical.com/works/loveletter
音楽座ミュージカル×人材開発:ヒューマンデザイン
http://www.humandesign.co.jp/
そして人生はつづく
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中原淳監修「実践!フィードバック」eラーニングコース:Youtubeでデモムービーを公開中!
https://youtu.be/qoDfzysi99w
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Diamond Transition Program for Freshers(オンライン新人研修)
https://jinzai.diamond.ne.jp/items/k00HD0024/
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短時間&動画で学べる 部下育成スキル・解説動画
https://jinzai.diamond.ne.jp/items/000HD6260/
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