2022.5.16 08:16/ Jun
ニッポンを「学習立国」にする!
ニッポンの学びを「元気」にする!
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そんな壮大な!?ビジョン(大ボラ!?)をかかげて、「人材開発」に興味をもつビジネスパーソンと研究者でお金をだしあって立ち上げた、一般社団法人が「経営学習研究所(MAnagement Learning Laboratory : MALL : モール)です。これまで65のワークショップ、イベントを開催し、のべ4000人の方々にご参加いただいておりました。
経営学習研究所
http://mallweb.jp/
そのMALLが10周年を迎えるということで記念イベント「みんなの越境学習論」を開催させていただくことになりました。イベントは週末に開催され、無事終了できました。130名ほどの皆様にご参加いただきました。ご参加いただいた皆様に、心より感謝いたします。
(越境学習とは「組織の内外を行きつ戻りつ、往還しながら学ぶことです)
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今回のイベントは板谷さん、三原さんらの司会で進行しました。バックステージでは、稲熊さんがシステム周りを堅牢に支えておられました。心より感謝です。
冒頭は、産業能率大学の橋本先生がMALLの10周年を祝い、おつくりいただいた「10周年リフレクションムービー」からスタート。どうぞ下記からもご覧いただけますので、ご高欄くださいませ!
経営学習研究所10年間をまとめたリフレクションビデオ
まぁまぁ、この10年、いろいろなイベント、ワークショップを開催させていただいたものです、、、(遠い目)、笑。
橋本先生、本当に素敵なムービーをありがとうございました。
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その後は、ご挨拶と称して、中原から「人材開発の世界は、この10年、何が変わったのか?」のプチ講義をさせていただきました。
詳細は、はしょりますが、今、人材開発の世界で、多くの方々が知っている言葉「1on1、リフレクション、フィードバック、ジョブラフティング、アンラーニング、越境学習」などは、20年前には存在しておらず、「大人の学びを語る言葉」が今よりももっともっと「貧しかった」というお話をさせていただきました。この20年、言葉は大きく発達し、まさに「Words create world!(言葉が世界をつくる)」がごとく、さまざまな実践が展開していったのです。
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ブレークアウトセッションのあと、いよいよ、本日のメインディッシュです。
今回は、越境学習研究の第一人者でおられる法政大学大学院の石山恒貴先生に「みんなの越境学習論」と題する講義を行っていただきました。越境学習という言葉がどのようにして生まれたのか歴史を振り返り、現在の理論の全体像を鮮やかに描き出していただきました。石山先生、ゼミ生の皆さんに、この場を借りて御礼を申し上げます。ありがとうございました。
(岡部先生と石山先生のミルクボーイ、おかん漫才も、面白すぎでした!感謝!)
石山先生の講義のあとは、ブレークアウトセッションののち、経営学習研究所のメンバーが「今後の10年、注力していきたいこと」を語りました。10年の年月を超えて、年齢を重ね、新たにやりたいことが出てきているメンバーもおりました。皆さん、お疲れ様でした。
最後のラップアップでは、メンバーの田中さんからお話をいただいたあと、岡部先生、新聞作成チームの松浦さん、高比良さんによる、リアルタイムパブリッシング(Real Time Publishing : RTP)のご紹介です。
実は、岡部先生、松浦さん、高比良さんらは、このイベントの様子をリアルタイムで記録し、それを2枚の新聞にまとめてくださいました。本当にありがとうございます。それがこちらです。
経営学習研究所新聞(PDF、無料ダウンロードできます!)
https://drive.google.com/drive/folders/1P5N6Bp098qkP3NFtgKQaplJ65OEZ4rDs?fbclid=IwAR3E7OjOvTS4NQaNZW3XYiX214peJ2-1LvaM6G2rr5MGGlH7S9vf0fAt0q4
イベントは無事修了しました。
本当にお疲れ様でした。
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今回、経営学習研究所のイベントを終えて、わたしは、ひとつ発見がありました。
今回のイベントでは、感染対策を行ったうえでメンバー全員がオフィスに集まって、そこから中継を行ったのですが、そこでメンバー間に生まれた「場の雰囲気」というものがイベントに与える影響力は無視できないな、ということです。
今回のイベントは、ほぼ3年ぶりにメンバーが逢うということもあり、「オンエア側の場」には高揚感、わくわく感が生まれました。
そして、この「オンエア側の場の雰囲気」は、確実に今回のイベントの参加者に伝わり、よい影響力を得たのではないか、と思っています。おそらくご参加いただいた方なら感じられた方も少なくないのかな、と思います。
つまり、こういうことです。
省力化を行おうと思えば、今回のイベントも、各メンバーが自宅からアクセ宇して、そこから中継をすることができます。しかし、今回は各メンバーは一カ所に集まり、時にはかけ声をかけあったり、フォローし合ったりして、中継を行いました。「オンエア側の場に高揚感・わくわく感」が高まり、いわば、学園祭のような感じになったのではないか、と思います。
もちろん、中継側やオンエア側が「とにかく集まればいい」というわけではありません。
中継側やオンエア側が集まったとしても、そこに「やりとり」や「場」が生まれなければ、高揚感・ワクワク感は生まれました。
イベントとは「生き物」のようなものだ、と切に思います。
オンエア側に生まれた場、高揚感、わくわく感は、どうやら参加者の皆さんにも「伝わる」ようです。
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最後になりますが、イベントに本当にご参加いただいた皆様、ありがとうございました。これから10年間、また経営学習研究所は、大幅に改変を行い、皆様に良質な学びをお届けしていきたい、と願っております。
そして人生はつづく
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中原淳監修「実践!フィードバック」eラーニングコース:Youtubeでデモムービーを公開中!
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「実践!フィードバック」コース ありのままを共有し、成長・成果につなげる技術(PHP)
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中原淳研究室 Twitter(@nakaharajun)
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