2022.5.11 07:31/ Jun
【高業績・高い成長実感を示す人事パーソンは、どんな学びをしているのか?】
昨日、田中聡さん、日本の人事部(長谷波慶彦編集長)、中原で行った共同研究成果の結果第一弾のプレスリリースが出ました!
この共同研究『シン・人事の大研究』は、【人事部】という組織ではなく【人事パーソン個々人」にスポットライトをあてて、彼らの学び・成長・働き方・キャリアを研究する共同研究です。人事パーソン個人の学びとキャリアに焦点をあてたという意味では、日本で類はなく、ほぼ日本初といってもよいのではないか、と思います。
先だって実施した調査では、1514名もの人事パーソンにご回答をいただきました。ご多用中、回答にお時間をたまわりました皆様に、こころより御礼を申し上げます。人事パーソンの学び、キャリア、働き方・・・。現在、様々な角度からデータ分析を進めております。
今回のプレスリリースは第一弾です。
下記がわかったことです。
まず高業績・高い成長実感を示す人事パーソンの「職場内の学習行動」についてです。
分析の結果、ハイパフォーマー人事(高業績・高い成長実感を示す人事パーソン)は、自ら積極的に学びに取り組んでおり、ジョブクラフティング、フィードバックシーキング、経験学習、1on1、アンラーニングなどの各学習行動においても、高い実践を行っていることがわかりました(下図参照)
つぎに「職場外の学習行動」です。
分析の結果、ハイパフォーマー人事は、単に職場外で学ぶだけではなく、学んだ内容を仕事内容に「活用する」(転移させている)ことがわかりました。
これらは一見、あたりまえのことのように思えますが、職内外において高業績・高い成長実感を示す人事パーソンが、いかに振る舞っているのかをデータで示せたことは、まず「基本の基」として良かったと感じています。
Dx,人的資本経営、中高年の雇用問題、若者の早期離職・・・人事には、今、たくさんの課題が押し寄せています。これらの課題を適切に課題解決していくためにも、「人事パーソン自らが、しっかりと学びの時間を得ること」が重要なことだと思います。
詳細は下記のプレスリリースをご覧ください。
ハイパフォーマー人事は、会社の「中」でも「外」でも 「自ら学ぶこと」に積極的に取り組んでいる! 立教大学 田中聡氏・中原淳氏と『日本の人事部』による 「シン・人事の大研究」調査結果の第一弾を発表
https://www.atpress.ne.jp/news/309471
シン・人事の大研究のWebサイトもどうぞご覧くださいませ!今後、こちらで様々な資料の配付を行わせていただく予定です。
シン・人事の大研究のWebサイト
https://jinjibu.jp/enq/shin-jinji/
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なお、今月末のHRカンファレンスでは、さらに詳細な内容をまとめ、後日、PDFとして配布させていただきます。おそらく50枚程度の内容になると思います。また、この調査研究の知見は、ダイヤモンド社さまから書籍などで発信していく予定です。
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わたしたちは調査を「単なる調査」に終わらせません。
より多くの人事パーソンのみなさまが、自らの学びとキャリアを見つめ直す「鏡」になるような調査とさせていただければと考えております。引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。
そして人生はつづく
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新刊「研修評価の教科書」(5月末発売!ダイヤモンド社)の内容をギュッギュっと1時間で発表させていただく講演を関根さん・中原で担当させていただくことになりました。BOXIL EXPOさんでの講演です。
研修評価は「理解が難しい濃厚な領域」なのですが、そのエッセンスをなるべく簡潔にお話ししたいと思っております。どうぞお越しくださいませ!
無料講演お申し込みはこちら!
https://expo.boxil.jp/event/hr-2022-spring/A8DWeQsK
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