NAKAHARA-LAB.net

2008.1.1 09:21/ Jun

謹賀新年:一年の計は元旦にあり

 新年、あけましておめでとうございます。
 教育、研究、社会活動など、今年も全力で取り組む所存です。
 どうぞ宜しくお願いします。
 一年の計は元旦にあり。下記に記します。
 —
 
 教育:
 これまで山内研究室と合同で行っていた大学院ゼミを、今年から独立して行うことになる予定です。
 ジュニアファカルティ含めゼミ参加者全員が研究の進捗状況を報告する「カンファレンス」、Journal of learning science、Journal of Educational Technology、Management learning、Organizational Scienceなど、最新のジャーナルを読む「リーディング」から構成する予定です。
 大学院で「組織と学習」という授業を行うため、今、カリキュラムをつくっています。こちらは、経営学と教育学の交差する、他大学では例のない授業になる?予定です。
 また、今年には、中原研究室はじめての修士号取得者がでる予定です。今から非常に楽しみです。
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 研究:
 昨年実施していたワークプレイスラーニング調査の結果を編集した「人を育てる職場」本、組織における知識転移を扱った「組織」本、など、いくつかの書籍を今年度に出版する予定です。ここ数年の共同研究の成果です。論文の方も共同研究者の方々が中心になって執筆する予定です。非常に楽しみです。
 また、まだいくつかのハードルはありますが、経営学の先生と一緒に共著を執筆する計画もあります。こちらの方も、ぜひ実現したいと思っています。
 また、昨年行った「なりきりEnglish!」プロジェクトの論文執筆、海外国際会議での発表も、プロジェクトメンバーによってなされる予定です。こちらの方も非常に楽しみです。
 加えて、近々、某社よりプレスリリースが発表されると思いますが、一般向けの「なりきりEnglish!」が発表されます。より多くの方々に、「なりきりEnglish!」のエッセンスを体験していただけることと思います。どうぞお楽しみに。
 今年はマイクロソフト先進教育環境寄附研究部門も最終年度を迎えます。読解力向上をめざしたアプリケーションの評価などが、望月先生らのチームによって行われる予定です。こちらのほうも大変楽しみです。
 現段階ではまだ詳しいことは書けませんが、いくつかの調査研究も行う予定です。 「学習する組織」に関する某社との共同研究、人材育成全般に関する共同研究調査など、これまでに例のない社会調査にしたいと願っています。非常に楽しみです。
 また現段階では確定していませんが、何社から委託研究のオファーが寄せられております。今後、諸条件などをすり合わせていきたいと思います。
 —
 社会活動:
 今年もLearning bar@Todaiを年間5回から6回実施したいと思います。初回は1月11日。「OJTとOff-JTの連動」がテーマです。
 年に一度のシンポジウム「Workplace learning 2008」を、今年も東京大学安田講堂で実施します。今年のテーマはかなり刺激的になる予定です。どうぞお楽しみに。
 本年、ASTDの日本支部が立ち上がる予定です。3月11日に日本経済新聞社主催で、キックオフカンファレンスが行われる予定です。中原はパネルディスカッションの担当です。もし条件があえば、去年安田講堂でやったQRコードを使ったレスポンスアナライザを使ってみたいですね。
 —
 今年も、精一杯がんばります。
 引き続き、ご指導、ご支援のほど、お願いいたします。
shinnen.JPG
 2008年1月1日
 快晴の北海道にて
 中原 淳

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