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2022.2.9 08:34/ Jun

あなたの行うネガティブフィードバックは「言いっぱなし・根拠レス」になっていませんか?

 ネガティブフィードバックって、結局、ダメなのか?
   
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 いにしえから、ひとは、フィードバックを「ポジティブ / ネガティブ」という軸で捉えてきました。そして、ネガティブフィードバックは、ポジティブフィードバックに比べて、フィードバックされる側の動機(モティベーション)を失わせるとする論文が、数多く算出されてきたと思います。
  
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 先日、ネガティブフィードバックにまつわるメタ分析を扱った論文を読みました(Fong et al 2019 Educational Psychology Review)。
 
 この論文では、78ものネガティブフィードバックにまつわる研究をメタ分析して、
  
1)ネガティブフィードバックは、ポジティブフィードバックと比べちゃうと、内発的動機を減少させること
  
2)ネガティブフィードバックは、ニュートラルフィードバックやノーフィードバックと比べると、内発的動機を減少させないこと
  
 がわかったとしています。
  
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 ちなみに、わたし自身は、あまり、この軸「ポジティブ・ネガティブ」が好きではありません。
  
 といいますのは、管理者、リーダー、はたまた親の立場からすれば、学術的にポジティブフィードバックがよかろうと、悪かろうと、ネガティブフィードバックの効果性がよかろうと、悪かろうと、
   
 本人のためを思って
 言わなくてはならないことは
 きちんと、言わなくてはならない
  
 からです。
 てやんでー、こちとら、好きで、ネガティブフィードバックをしているわけじゃないわい。それは役割です。
  
 ポジティブ、ネガティブ、だから、どうした!
  
 と思います。実務的には。シャバの住人的には。
  
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 ただし、学問に学ぶべきところが少なくないのも、また事実です。
  
 むしろ、先ほどの論文のよいところは、その先にあるように感じました。
 論文では、ネガティブフィードバックをするときにおいても、以下の3点に留意すれば、モティベーションを下げちゃうことは少なくなる、としています。ネガティブフィードバックについて留意したい事項は、以下の3点です。
  
1)ネガティブフィードバック内容に、どのように改善すればいいかについての内容が含まれている場合
  
2)ネガティブフィードバックが、きちんとした基準によってなされている場合
  
3)ネガティブフィードバックが、対面環境下でなされた場合
  
 こうしたことに留意しておけば、ネガティブフィードバックをたとえ行わなくてはならない場合においても、役に立つかもしれませんね。
  
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 あなたの行うネガティブフィードバックは「言いっぱなし・根拠レス」になっていませんか?
  

  
 自戒を込めて
 そして人生はつづく
     
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強みの自己認知と意欲を高める『ポジティブ1on1』
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000059483.html
   
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自身の強みと職場での関係を定期的に把握できるレポーティング機能も追加!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000059483.html
   
あなたの会社のリーダー・管理職は「部下の強み」を観察できますか?:相互賞賛アプリ「ピアトラスト」が示唆する「リーダーの条件」とは?
http://www.nakahara-lab.net/blog/archive/12062
    
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