2021.9.27 08:15/ Jun
立教経営・中原ゼミは「商品開発」にチャレンジすることになりました!
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最近の大学では、いわゆる「PBL(プロジェクト学習:Project – based Learning)がカリキュラムに取り入れられています。その形式は、ボランティア学習、地域振興、地域連携プロジェクト、企業連携プロジェクトなど、さまざまなものがあります。
PBLは知識獲得だけではない、身体性を取り入れた学びであり、コミュニケーション能力の向上などの、全人格な発達を目指すことができます。いずれも、そのすべてが貴重な試みです。
中原ゼミでも、ゼミ発足当初から、PBLを積極的に取り組み、多くの企業を訪問させていただいたり(ヤフーさま、マクドナルドさま、内田洋行さま)、産学連携コラボ(BOSCHさま、金融庁さま、きらぼし銀行さま、パーソルさま、エンジャパンさま、ビズリーチさま)を実施させていただいておりました。
今年のゼミ(2年生)は、また新たな挑戦です。
コンセプトは「超・プロジェクト学習(PBL)」です。
一般にプロジェクト学習の最終アウトプットは、何らかの組織への「アイデア提案」で終わることが多いと思います。アイデアを提案して、それを実践・商品化するかどうかは企業のみなさんのお考えによります。
しかし、今回は、それをさらに一歩進めます。「ともに新たな商品・サービスをうみだすこと」をめざします。もちろん、成功するかどうかはわかりません。
要するに「提案で終わる」ではなく「提案がよいもの」であれば「商品開発」を行い、「マーケティング」され、実際に売り上げをあげるまでを行うのです。
今年、中原ゼミは「リアルな商品開発」にチャレンジします。
コラボしていただける企業様は、ダイヤモンド社、ダイヤモンドヒューマンリソースの皆様です! 学生に貴重な機会を与えていただき、ありがとうございます。
今年のプロジェクトでは、ダイヤモンド社のみなさんとともに、同社の新卒内定者フォローツールである「フレッシャーズコース」に準拠した「内定者向けワークショップ・ツール」などを共同開発させていただきます。
内定者フォローツール「フレッシャーズコース」
https://jinzai.diamond.ne.jp/tools/fresherscourse/
もし開発したものが実際にお客様にご購入いただいた場合には、利益の一部を還元していただけるそうです。
ダイヤモンド社様には、メンタリングをご提供いただけるだけでなく、学生の頑張りや知財にも最大限ご配慮をいただき、心より感謝いたします。
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せんだっては、プロジェクトのキックオフ会が開かれました。コロナ禍のために、対面授業はできませんので、このキックオフも、そして今後もフルオンラインです。
中原ゼミ4期生のほか、ダイヤモンドグループの永田正樹さん、広瀬一輝さん、廣畑達也さん、小川敦行さん、濱崎麻美さん、井上直さん、石丸恵美さん、永井敬太さん、渋木結さんにご参加いただき、アイスブレークを行ったり、新卒・内定者市場の現状について理解を深めました。
今回のプロジェクトでは、学生たちは「内定者定着のためのワークショップ」をつくります。彼らは今2年生・・・。ということは、開発されたワークショップが商品化される頃には、彼らは3年生の秋頃、就活真っ最中になっているはずです。
ということは・・・
中原ゼミの学生は、自らをプロアクティブに社会化するワークショップを、自らつくりあげている
という、まことに香ばしい、シュールな状況が生まれます。
将来、自分たちの開発したワークショップに参加できたとしたら、表も裏も、酸いも甘いもわかって、興味深いことですね。 というか・・・そのプロセスで、彼らは就職・採用というものがどういうものであり、しかも、自分たちが1年後に、どのような状況を経験するかを、プレビューすることができます。まことに香ばしい、興味深い状況です。とても実り多い学びになると思います。
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プロジェクトは、今後半年間にわたり続きます。
今年の4期生(2期生)は、3年続いた「20’s展:人事部向けワークショップ」を踏襲して実践するのではなく、自分たちで「商品開発」に取り組むことを決めました。教員としては、彼らが「自分たちで決めた」なら、あとは全力でサポートするのみです。
「商品開発」とは「自らつくりだした付加価値」をお客様に「お届け」して、対価を得ることです。それは並大抵のことではありません。商品そのものはもちろん、そのためのマーケティング戦略なども含めて、商品開発です。
ダイヤモンド社さまからいただいた機会を活かして、ぜひ、素晴らしい価値を「社会にお届けしたい」と願っております。
ダイヤモンド社の役員の井上さんからは、前回の打ち合わせの際、
「わたしたちは、君たちをビジネスパートナーとしてみなす」
という激励のお言葉をいただきました。この言葉の意味と重さを学生にはかみしめていただければと思います。
心ゆくまで「知的」に暴れよ!
そして人生はつづく
ダイヤモンド社・人材開発
https://jinzai.diamond.ne.jp/
ダイヤモンド・ヒューマンリソース
https://www.diamondhr.co.jp/
ダイヤモンド社HRオンライン
https://diamond.jp/list/sp/jinzai
中原ゼミ(学生運営の公式ゼミページ)
https://www.nakaharaseminar.com/
(ところで・・・先日、コロナ禍なので大学のゼミナールが危機に瀕していますよね、という取材・お問い合わせをいただきました。それは、大学による、学生による、教員による、なのではないでしょうか。元気なゼミは、そのまま元気です。ちなみに、その問いは正しいでしょうか。むしろ、わたしは現実は異なるのではないかと思います。
わたしなら、思わず、こういう問いをもってしまいます。「コロナ禍の前は、大学のゼミナールは元気だったのですか?」
もちろん、コロナになって活動を大幅に制限されるフィールドワーク、音楽、実験、スポーツなどのゼミは厳しいでしょうけれども・・・そういうゼミをのぞけば、たいていは下記の仮説がなりたつように思います。
「元気なゼミは、そのまま元気」「不活性なゼミは、さらに不活性になる」がコロナ禍で起こっていることである、、、、のようにわたしは思います。コロナなんぞに負けてたまるか)
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【参加者募集中!】
全国の教育現場で、未来の教育・学校づくりに邁進なさっているみなさまへ! 10/23(土)14:00-17:00「リーダー育英塾カンファレンス」「コロナ禍の中で求められるリーダーシップ」(Zoom)を開催させていただきます(公益財団法人・電通育英会主催 )。コロナ禍に負けず、奮闘する教育現場の様子をご覧ください。事前動画ビデオも配信されます。
・事前動画配信による講演
「トランジション研究の新たな展開」(溝上)
「希望をもって組織を動かす」(中原)
・当日
対 談:溝上慎一・中原淳(立教大学経営学部 教授)
・リーダー育英塾修了生 事例報告:
丸橋 覚(群馬県立太田高等学校 校長)「新学習指導要領の3本柱を実現する高校づくり」
林 良知(立教大学 キャリアセンター)「権限によらないリーダーシップによる大学キャリア支援改革」
申し込みページはこちらです!
https://www.dentsu-ikueikai.or.jp/transmission/leaderconf/
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新刊「チームワーキング」おかげさまで「重版」を重ねております。応援いただいた皆様に心より感謝いたします。さらに、新刊「チームワーキング」がオンライン管理職研修になりました。JMAMさんからのリリースです(共同開発をさせていただいた同社の堀尾さん、ありがとうございました。中原は共著者の田中聡さんと監修をつとめさせていただきました)。どうぞご笑覧ください!
https://amzn.to/3esCOrW
新リリースしました! 「チームワーキング研修版」
https://www.jmam.co.jp/hrm/course/training/twk.html
すべてのリーダー、管理職にチームを動かすスキルを!
ニッポンのチームをアップデートせよ!
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【立教大学大学院で大学院生として学びませんか?】
立教大学大学院 経営学研究科 リーダーシップ開発コースでは、経営学を基盤にしながら、人材開発・組織開発・リーダーシップ開発を実践できるアカデミックプラクティショナーを養成しています。別名、「ひとづくり・組織づくりの大学院」です。
授業は「フルオンライン」。授業は金曜日夜と土曜日だけ行われており、2年間で、修士(経営学)が取得できます。
リーダーシップ開発コースの入試説明会を2021年9月18日(土曜)午前中に開催させていただきます。来年2月の入試・コースのご説明をさせていただきます!3期生の募集になります!ご興味がおありの方は、ぜひ、お申し込みくださいませ!
【お申し込みはこちら!】2021年9月 リーダーシップ開発コース説明会開催・申込み方法について
https://ldc.rikkyo.ac.jp/news/2021/20210730/
なお、在学生などの声、リーダーシップ開発コースでの授業の様子について知りたい方は、ぜひ、下記のニュース欄をお読みくださいませ!
ひとづくり・組織づくりの大学院での「学び」とは?
https://ldc.rikkyo.ac.jp/news/
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新刊「働くみんなの必修講義 転職学」好評発売中です!どうかご高覧くださいませ! ひとが会社を辞めなくなるのはなぜか(それを防止するためにはどうすればいいのか)?、どのような転職活動を行えば、納得のいく転職が可能になるのか、そして、どのように新たな組織に自ら適応するのか。転職にまつわる、これらの「問い」に対して、1万2000人の大調査を通して答えをだしました。パーソル総合研究所、パーソルキャリア、中原の共同研究成果です。ご高覧くださいませ!
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拙著「経営学習論」の増補改訂版が、東京大学出版会より刊行されました。新たに「リーダーシップ開発」の章を追加し、カバーの装いも変わっています。人材開発の基礎的な理論を体系的に学べる一冊です。どうぞご高覧くださいませ!
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上司と部下がペアで進める 1on1 振り返りを成長につなげるプロセス
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【祝・eラーニング完成!】中原淳監修「実践!フィードバック」eラーニングコース完成しました。リーダー・管理職になる前には是非もっていたいフィードバックスキルを、PC、スマホ、タブレット学習可能です。ケースドラマでも学べます!
中原淳監修「実践!フィードバック」eラーニングコース:Youtubeでデモムービーを公開中!
https://youtu.be/qoDfzysi99w
「実践!フィードバック」コース ありのままを共有し、成長・成果につなげる技術(PHP)
https://www.php.co.jp/el/detail.php?code=95123&fbclid=IwAR2he6Z_PTe3YiahcnCv3z9pNRXvrajPwVaRS8LLAYFkbWVH167qHDfYF5Q
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「組織開発の探究」HRアワード2019書籍部門・最優秀賞を獲得させていただきました。「よき人材開発は組織開発とともにある」「よき組織開発は人材開発とともにある」・・・組織開発と人材開発の「未来」を学ぶことができます。理論・歴史・思想からはじまり、5社の企業事例まで収録しています。この1冊で「組織開発」がわかります。どうぞご笑覧くださいませ!
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拙著「職場学習論」(東京大学出版会)のカバー・装いが10年ぶりに変わりました(内容は変わっていませんのであしからず!)。ひとは、職場でどのようにして学ぶのか、というテーマを考察しています。どうぞご高欄くださいませ!
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新刊「中小企業の人材開発」(中原淳・保田江美著、東京大学出版会、2021年)マニアックなガチ・学術研究書なのですが、発売10日で重版出来となりました。ありがとうございます。中小企業の人材開発メカニズムに接近を試みています。どうかご笑覧くださいませ!
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中原研究室では、一般社団法人ピアトラストさんとの共同研究で、相互称賛アプリ『Peer-Trust(ピア・トラスト)』の研究を行っています。
相互賞賛アプリ「ピアトラスト」が導入された職場では、職場のメンバー同士が、お互いの日々の仕事を観察し、そこにキラリと光るものがあったときに「称賛カード」というものをメッセージとともに送りあいます。1カ月間は無料トライアルだそうです。ご興味があえば、ぜひ、ご利用くださいませ。
強みの自己認知と意欲を高める『ポジティブ1on1』
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000059483.html
仲間から実際に認められた行動のデータから、自身の強みと職場での関係を定期的に把握できるレポーティング機能も追加されました。職場における相互称賛を、自分の強みの発見と目標設定に役立てられます。
自身の強みと職場での関係を定期的に把握できるレポーティング機能も追加!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000059483.html
あなたの会社のリーダー・管理職は「部下の強み」を観察できますか?:相互賞賛アプリ「ピアトラスト」が示唆する「リーダーの条件」とは?
http://www.nakahara-lab.net/blog/archive/12062
ピアトラストお問い合わせ
https://www.peer-trust.com/contact/
ピアトラストの効果まとめページ
https://www.peer-trust.com/research/2020/
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【注目!:中原研究室記事のブログを好評配信中です!】
中原研究室のTwitterを運用しています。すでに約34000名の方々にご登録いただいております。Twitterでも、ブログ更新情報、イベント開催情報を通知させていただきます。もしよろしければ、下記からフォローをお願いいたします。
中原淳研究室 Twitter(@nakaharajun)
https://twitter.com/nakaharajun
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