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2021.7.21 08:15/ Jun

鬼・つまんない授業を「楽しい学び」に変えちゃう「妄想ゲーム」!?

 どんなものでも「楽しい学び」に変えようとするマインドが発揮できたら、ひとは、よりハッピーになるのではないか?
       
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 僕が、学部生・大学院生の頃に、ひそかに楽しんでいたのは「妄想ゲーム」です。
    
 たとえば、ゼミで、誰かが研究発表をするとします。研究発表のあとには、指導教員にあたる先生がコメントやフィードバックをします。
       
 僕は、いつも、ここで「妄想ゲーム」をしていました。
 妄想ゲームの中でも「論文指導」のなかで行われる「妄想」なので、いわば「妄想・指導ゲーム」。その手順は、下記のとおりです。
    
1.まず、自分が指導教員になったつもりで、先生だったら、なんという言葉で、何について指摘を行うかを考える。
    
2.そのうえで、指導教員になったつもりで、学生に、どのような順番で、何をいうかを考える
   
3.実際に、先生がコメント・フィードバックをする。
  
4.僕の妄想と先生の行うコメントやフィードバックが、おおむね合致していれば「まる」、全然間違っていれば「ばつ」。
      
5.勝手に妄想して、勝手にゲームを楽しむ
  
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 不思議なもので、こういうゲームをしながら先生のお話を聞いていると、指導教員の先生の思考プロセスや、指導教員の考え方が、だんだんわかってくるものです。
   
 このひそかな自分だけの楽しみは、僕が、実際に指導教員になったときに、役に立ったな、と思っています。
   
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 「妄想ゲーム」は、いくつかの亜種もございます。
 いつも妄想してます、ネクラです(笑)。
  
 もうひとつは、僕が学部生時代「超絶・面白くない、鬼・下手くそな大学の講義」を聞いていたときに、行っていたゲームです。
    
 今は、あまりない!?のかもしれませんが、昔は、本当に「むごいレベル」の授業がたくさんありました。
 
 なんていったらいいのかな・・・
  
 自分の著書の2ページ・3ページくらいの内容を、老教授が、90分かけて、あたかも詩吟するかのように「うめく」授業
   
 といったらいいのでしょうか(笑)。
  
 読んでるだけ(笑)、ていうか、うめき。それも著書のマンマ、しかも、何言ってるか聞こえない(泣)。
  
 学生が、そのご著書を黙読すれば、わずか5分程度で読めてしまう内容を、エアコンがなくクソ熱い教室で、90分かけて詩吟していただけるのです。まことにありがたいことでした。
  
 僕は、こういう授業のとき、少しいらだちながらも、時折、「妄想ゲーム」に浸っておりました。今度は「妄想・講義ゲーム」です。
  
 要するに、
  
1.自分が教えるのだったら、この内容を、どのように教えるだろうか?を考えます。
  
2.自分が板書をするのだとすると、この内容を、黒板2枚で、どのように表現するだろうかを考えて、妄想・板書をノートに書きます。
  
 こういうひとり遊びを、ひそかに楽しむのです。
  
 妄想ゲームはいいこともありました。それは、知らず知らずのうち、鬼・つまんない内容でも「ノートができちゃう」ということです。
  
 大学移籍のときに、すべて捨ててしまいましたが、ついこのあいだまで、僕が学部時代に使ったノートが研究室に残っていました。
  
 懐かしいものですね。
     
  ▼ 
  
 今日は「妄想ゲーム」のお話をいたしました。
 この妄想を、他人にすすめる気はまったくございませんし、これは僕だけの「一人遊び」でよいと思っています。僕は「ネクラな妄想家」ですので、こんな風に、一人遊びをしているときが、一番幸せなのです。
  
 ただ、ひとつだけ申し上げたいのは、
  
 世知辛いシャバでは、他人が「楽しい学び」を与えてくれることは、なかなかないものです。
 もっとも、そういう「楽しい学び」が増えるべく、わたしは活動をしていますが、それは、まだ道半ばです。
  
 シャバに、「楽しい学び」は少ないかもしれない。
 しかし、ちょっとした自分だけの工夫で、どんな時間でも「楽しい学び」に変えてしまうことは、できちゃうものです。
  
 別の言葉でいえば・・・
  
「どんな時間でも、楽しい学びに変えちゃうマインド」
  
 があれば、意外と、日々の生活は楽しくなっちゃうものです。
  
 シャバには「楽しい学び」は多くはない
  
 しかし
  
 どんな「学び」でも、自分で楽しもうとすることはできる
    
 これが、世知辛いシャバを生きる知恵のひとつかもしれません。
  
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 あなたのまわりには「楽しい学び」に変えることができそうなものはありますか?
  
 そして人生はつづく
  
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