2021.3.26 06:39/ Jun
オンライン研修の広がりは「研修」を「イベント」から「プロセス」に変えている!?
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コロナ禍は、人材開発の世界を大きく変えました。2020年に始まった、ZOOM等を用いた、いわゆる「オンライン研修」も、「従来の研修」のあり方を大きく変えています。
その変化を独断と偏見でまとめると、下記の3点です。
1)オンライン研修によって、研修時間は「短時間化」かつ「高頻度」になった
2)オンライン研修によって「インターバル(研修と研修のあいだ)」に実践が設けられるようになった
3)オンライン研修によって、研修は「イベント」から「プロセス」になった
今日は、それを少しお話ししましょう。
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まず押さえておきたいことは、オンライン研修は、研修対象者を一カ所に集めるコストがほぼ発生しない+会場費が発生しないということです。
これまででしたら交通費+宿泊費といったコストを押さえなくてはならないため、研修は「短期間(数日間)」に一カ所に集めて、コンテンツを、しゃにむにインプットさせる必要があった。オンライン研修では、これを行う必要がありません。何度でも、ほぼゼロコストで、参加者を集めることができる。
しかし、一方で、オンライン研修は集中できる時間に限りがあります。わたしの体感では「3時間くらい」がベスト。「頑張って半日」モニタに向かうのが、たぶん、「ほんとうの限度」だと思います。
これらのことから、まず1)が成立します。オンライン研修をするのなら、研修時間は「短時間化」したほうがいい。そして、宿泊費や交通費がかからないので、研修は「頻度」をあげることができるようになります。
より具体的にいえば、これまでなら「数日間拘束して合宿形式」で行われていたような研修が「平日に3時間ずつ、3ヶ月にわたって隔週で実施」ということができるようになりました。
このことから、2)が成立します。
つまり、研修と研修のあいだに「インターバル(間隔)」を設けることができる。よって、研修と研修のあいだに「実践」をおき、参加者に研修で学んだことを転移させる時間と機会を与えることができるようになりました。
1)と2)の変化から3)が導かれます。
要するに、これまでは「イベント」であった「研修」の様子がかわる。短期間に集中的に行われる「イベント」から、研修は、回数をわけて、頻度をあげて、かつ、実践を含みながら行われる「プロセス」になるのです。
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今日は、オンライン研修が、伝統的な研修の姿を変えていることをお話ししました。この変化は、研修転移という側面でみると、望ましいものと思います。
一方、もちろん、対面でしか学べないことは存在します。よって、今後は、対面とオンラインを複数組み合わせて、プロセスとしてカリキュラムを整備していく必要がでてくるのだと思います。
あなたの会社の研修は「イベント」ですか、それとも「プロセス」ですか?
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