2021.3.11 07:57/ Jun
あなたの職場・チームは、こんな病にかかっていませんか?
・目標ってなんだっけ?」病
・役割分担したはずのタスクが全くつながらない病
・フィードバックより仲良し病
・振り返れば、誰もいない病
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新刊「チームワーキング」(中原淳・田中聡著)が刊行されました。本書は、さまざまな現場で「チームを前に進めたいと考えているすべてのひとびと」に向けて書かれています。
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書籍の全編に通底する思いは
「すべてのひとびとに、チームを動かすスキルを!」
です!
リーダーだけが「ブイブイ頑張る」のではなく、リーダー含めチームメンバー全員が「チームを動かすこと」にいかなる貢献をなすか、を論じています。職場、チームのリーダーはもとより、メンバーの方々をまじえて「読書会」などをしていただけると、よりよくチームについて学ぶことができます。どうぞご高覧くださいませ!
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本書は、チームについて学ぶための工夫が「これでもか、これでもか」と詰まっています。
それを端的に述べてしまえば「事例(ケース)」と「数字」
まず「事例(ケース)」です。
本書には数編のビジネスケースがついています。このケースは、いわばチーム版の「失敗の本質」。チームワークが陥る、さまざまな失敗例が、ビジネスケースになって収録されています。
読者の方々は、まず「自分の頭」でケースを読んで、自分なりの答えをだし、その解説を受けることで、チームを動かす技術を学ぶことができます。
解説部分には「数字」がございます。
立教大学データアナリティクスラボで収録されたチームワークにまつわる各種のデータをもとに、データに基づきながら、地に足をつけて、チームを動かす技術を解説します。
高業績チームと低業績チームでは、いったい、どのように行動が異なるのかを解説しています。なるべくシンプルなグラフで、わかりやすく表現しています。
たとえば、よくチームワークでは「関係の質」の重要性が言われますが(良好な人間関係こそが、チームの成果をつくる)、それは本当なのでしょうか。わたしたちのデータでは「良好な人間関係」だけにこだわりすぎると、チームの成果がでなくなることがわかっています。
このように本書「チームワーキング」は、地に足をつけたかたちで、チームを動かす技術について学べる書籍となっています。
おひとりでの読書はもちろんのこと、新たにリーダーになったかた、新たに管理職につかれた方への研修、チームや組織に興味をもっている方々での読書会などで、ぜひ、お読みくださいませ! 新たにチームを率いなければならなくなったリーダーや管理職が身につけておきたい「現場での組織開発のテキスト」とも読める一冊だと思います。ぜひご高覧くださいませ!
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最後になりますが、謝辞を述べます。
本書は、日本能率協会マネジメントセンターの雑誌『Learning Design』 の中原の連載「Good Team のつくり方」に端を発して生まれました。こ まで、長い間、この雑誌の連載を支えてくださった竹内美香さん、西川敦子さん、宮川敬子さん、黒川剛さん、「Good Team のつくり方」の みならず、本書の構成もご担当いただいた井上佐保子さんに心より感謝いたします。また共著者の田中聡さんとの執筆はこれで2冊目になりますが、楽しいものでした。ありがとうございました。
また、この連載にご協力いただいた東京アカデミーオーケストラの田口輝雄さん、室住淳一さん、益本貴史さん、元 SAP ジャパン 株式会社の南和気さん、株式会社ワークマンの土屋哲雄さん、サイボウズ株式会社のなかむらアサミさん、株式会社ソニックガーデンの倉貫義人 さん始め、多くの方々に心より感謝いたします。ありがとうございました。
本書をきっかけに、この国のチームに、さらなる「希望」が生まれるのだとしたら、筆者として望外の幸せです。
人が集まれば「絶望」も見る
しかし、それにも関わらず
人の集まりにこそ「希望」はある
ニッポンのチームを「アップデート」せよ!
そして人生はつづく
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