2020.9.25 08:14/ Jun
オンラインですでに見知っていた学生同士でも、はじめて対面で出会ったときには、「出会い直し」を行わなければならない!?
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秋学期がはじまりました。
僕の勤務する立教大学経営学部は、原則としては、オンラインでの授業提供。昨日、木曜日は大学院、学部と授業4連発で、ひさしぶりに「オンライン廃人」になりました(泣)。
学部では、山口学部長の発案で、学部1年生全員(任意参加)をキャンパスに集め、授業外活動として交流する会などがはじまっています。
わたしは、現在、学部は「ゼミ以外」は授業は持っていませんが、ひとクラスにつくメンターさんのひとりということで、あるクラスが対面で集まった会合に参加・見学させていただきました。
クラスには、プロジェクト学習のクラスを率いてきた吉成篤先生などもお越しいただいており、全員とは言えないまでも、20名弱の1年生が集まってきておりました(吉成先生、感謝申し上げます)。吉成先生とSA(スチューデントアシスタント)の学生が、後半の交流部を先導してくださっておりました。
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会は、学部長からの挨拶にはじまり、1年生同士が交流するパートにうつり、つつがなく終わりました。
そのうえで、この会に参加させていただき、わたしがもった結論としては、
十分に感染拡大に留意しつつも、1年生が対面する機会を徐々に増やしていくことは重要だ
と思いました。山口学部長の発案どおり、今後、定期的に、そのような会が開かれることを願っています。
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ただ、一方で、「1年生が学校に適応していくこと」の難しさも見て取れました。
感染拡大を横にらみしながら、彼らの状況に、十分に配慮しつつ、徐々にコミュニケーション機会を増やしていかなければならないのだ、と思いました。
といいますのは、
立教経営の1年生は、オンラインではプロジェクト学習をゴリゴリとすすめ、コミュニケーションを行なっています。しかし、1度も対面であったことのない彼らが、実際に対面の教室で、出会うと、なんとも言えない雰囲気が流れる
のです。
気恥ずかしさというのか、どこまで踏み込んでコミュニケーションすればいいのか、一瞬戸惑うといった感じの雰囲気です。
その雰囲気を別の言葉で申し上げると、
オンラインで逢って、やりとりしていた「あなた」は、目の前にいる「あなた」なの?、という感覚。
そして、
わたしたちは、オンラインでやりとりをしていたけれど、そのコミュニケーションのやり方やスタイルを、今、対面の場でも行ってもいいの?、ということに関する躊躇
のように感じました。
この感覚、伝わりますでしょうか?
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つまり、これを敷衍して考えますと、
「オンラインで学生がコミュニケーションできていたこと」、イコール、「ただちに対面でもコミュニケーションしはじめることができること」
ではない、ということです。
むしろ、
オンラインではじめて出会いコミュニケーションできていた人も、対面になれば、もう一度、出会い直さなければならない、ということであり、コミュニケーションスタイルを新たに構築しなおさなければならない
ということになるのかな、と思います。
もちろん、そこは若い10代の学生同士。少し時間がたてば、出会い直し、コミュニケーショスタイルをただちに確立していくのでしょうけれども。
もちろん、これは、わたしが勝手に主観で感じ取ったことなので、1年生の意見を聞かなくてはなりません。ただ、彼らのやりとりを仔細に観察していて、僕は、そんなことを感じていました。
結論からいうと、
対面授業を再開した暁には、おそらく、感染拡大を横にらみしながら、再度、彼らが出会い直せる出来事、活動を準備しておくことが重要だ
ということになるのかな、と思います。
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新型コロナウィルスの感染拡大は、いまだ予断を許しません。
大学は、いまだかつてないほど、揺さぶりがかけられています。
教員として何ができるのか、しっかり考えながら行動していきたいと願っております。
そして人生はつづく
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