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2020.7.1 06:39/ Jun

【事業部人事の研究】はじめます!

【事業部人事の研究】はじめます!
    
 ちょっと中長期的の視野にはなるとは思うのですが、【事業部人事の研究】というものをスタートさせようと思っています。
  
 ここで「事業部人事」とは、「本社の人事部におられる人事パーソン」ではなく、事業部などに所属していて人事的な仕事をなさっている人事パーソンのことをいいます。
  
 事業部人事の皆さんが、いったいどのような仕事をしていて、どのような成果をだしているのかを探究していくことが、このチャレンジの眼目です。
  
  ▼
  
 それでは、なぜ、事業部人事に着目するのか?
  
 それは、事業部では、さまざまな「ひとと組織」の問題が、今日も、明日も、あさってもおこっており、それにあたっておられる事業部人事の方々の奮闘があるにもかかわらず、本社人事に比べて、あまり「学問の光」があたっていないからです。
  
 これは誤解せず、聞いていただきたいのですが、
  
 実際、
  
 事業部人事が何をしているかは「ブラックボックス」であることが多い
  
 のです。
  
 その職務、行動なども企業によってまちまち。労務問題のかなり泥臭いことから、組織開発などの問題まで、あたっている仕事は様々です。
  
 まずは、それを紐解いていくことからはじめていこうかなと思っています。
   
  ▼
  
 事業部人事に僕が注目するのは、もうひとつ理由があります。
 それは、人事制度が機能するかどうかは、ほぼ「現場にかかっている」からです。だから、事業部人事の活性化は、非常に重要なのです。
   
 例えば、ちょっと一寸、考えてみてください。
  
 例えば、人材開発的な課題であれば、昨今の人事施策の多くは、1on1(上司・部下の高頻度の)しかり、経験学習しかり、その中心地は「現場(事業部)」です。
   
 しかも、たいていの場合、この負担は「現場」や「現場マネジャー」に重くのしかかっている。
  
 僕は、これからの経営は、
  
 これらの「現場」や「現場のマネジャー」の負荷を軽くすること
 彼らの仕事をサポートするべく事業部人事が活性化すること
  
 に注力していくべきだと考えています。
    
 そのうえで
    
 本社人事と事業部人事がいかに役割分担をしていくか
  
 が重要になる気がいたします。
    
 この仮説的妄想が正しいか、どうか、検証していくところからはじめていきたいと考えています。
  
  ▼
  
 今回の研究は、ダイヤモンド社との共同研究です(最近、いつもダイヤモンド社さんの方とお会いしておりますね、ありがとうございます)。
  
 おそらく成果は、Webからはじめ、最終的には書籍などにしていきたいともくろんでいます。ダイヤモンド社のご担当者さんは、小川敦行さん、永田正樹さんです。
  
 とはいえ・・・しょっぱなは、まったくのゼロからのひとりプロジェクト(探究)になりますので、事業部人事の皆さんに、様々な聞き取りをさせていただく取材(ZOOM取材)からはじめていきたいと考えています。 
  
 トップバッターは、事業部人事の活性化に取り組んでおられるカゴメ株式会社・常務執行役員CHO(最高人事責任者)の有沢正人さん、そして、ヤフー株式会社・コーポレートグループPD統括本部の池田潤さんのところに(7月末あたり)、訪問させていただこうと思います。コロナ禍でお忙しいところまことに恐縮です。
  
 もし中原に事業部人事のことを教えてもいい、という奇特な方がいらしたら、ぜひ、またSNS等でご教示くださいませ。うちの事業部人事はこんな課題をもっている、うちの事業部人事はこんな行動をして、高い成果をあげている、といったようなことでも大歓迎です。
   
 事業部人事の研究、はじめます!  
 そして人生はつづく
   
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