2019.7.12 05:59/ Jun
仕事柄、一年間にたくさんの研修やワークショップをさせていただきます。数は相当制限していますが(月に何回と決めている)、それでも、一般の方よりも多い方なのではないかと思います。それだけ、数はこなしているので、以前から比べると、明確に「失敗だ!」というようなものは少なくなってきました。
研修やワークショップは「場数(ばかず)」です。
場数をこなし、振り返る。さらに登壇し、場数を増やして、振り返る。
かくして、「登壇の経験学習」を積み重ねていけば、研修もワークショップも、確実に熟達するのだ、と僕は思っています。
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ところで、そうはいいつつも、自分にも研修やワークショップでの「失敗」、いわば「苦い思い出」は多々ございます。
これまで数多くの「研修・ワークショップの失敗」を繰り返し、受講生の方々に違和感を持たせたり、ご迷惑をおかけしたりしながら、ここまで、20年、やってきました(申し訳ございません)。
今日は、「研修・ワークショップの失敗学」というわけではないのですが(そういう本があったら面白いですね・・・集合知として集めて本にもできそうですね)、それを少しだけ書いてみましょう。僕にも「アチャパー」な失敗は多々ございます(お恥ずかしながら・・・)。
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さて・・・今回、改めて、振り返ってみると、非常に興味深いことに、その失敗の多くが、ある場面に特定されて起こっていることがわかりました。それを仮説風に(あくまで「風」です)こんな命題が成立します。
研修やワークショップの失敗(アチャパー)は、イントロ30分、エンディング30分の間に頻発するのではないか?
名付けて「30分アチャパー仮説」(笑)
アチャパーじゃなくて、アジャパー?
ま、どっちでもいいよ。要するに「失敗」です。
たとえば、僕が経験した失敗はこんなようなものです。
汗顔の至り、アチャパー連続ですな。
昔の自分を、便所スリッパでカンチョーしてやりたい(笑)。
ぎゃふん。
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1.研修冒頭での目標打ち込みの失敗
研修冒頭部で目標の打ち込みを十分に行えなかった。ゆえに、研修がはじまってしばらくすると、ザワザワしはじめる。「なぜ、これを学んでいるかわからない」という声が聞こえ始めた。アチャパー(泣)
2.インターバル研修での目標の繰り返し不全
インターバルをあけるアクションラーニング型の研修での出来事。2回目の研修冒頭で、参加者はわかっているはずだろう、とたかをくくり、研修目的とスケジュールの確認、1回目の振り返りをはしょった。1回目の研修内容は、参加者の頭から綺麗さっぱりぬけており、2回目の途中で、研修参加者からクレームがきた。「で、今日は何のために集まったんですか?」アチャパー(泣)
3.研修終了時の強引なまとめ
研修終了時、時間がなかったため、やや強引にまとめを行った。一部の参加者が、これについてこれなかった。研修の最後にアクションプランをまとめてもらう際、「今日は、よくわかりませんでした。このまま、何とか、いけるところまで行こうと思います」と言われてしまった。アチャパー(泣)
4.研修終了時の振り返り不全
研修終了時、受講生の振り返りを十分な深度まで行えなかった。結局、受講生から不満がでた。「いろいろ学んだのですが、結局、何をしていいか、わからない。モヤモヤするので、何もできません」本来ならば、学んだことを十分整理させる時間が必要だった。アチャパー(泣)
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ごめん、、、失敗、永遠に書きつづけられるわ(笑)。
本当にごめんなさい、、、受講生の皆様
過去は繰り返しませぬから(泣)。
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今日は「研修・ワークショップの失敗学」と称して、
研修やワークショップの失敗(アチャパー)は、イントロ30分、エンディング30分の間に頻発するのではないか?
という妄想仮説をご紹介いたしました。
皆さんも気をつけて下さいね。最初の30分と最後の30分。
あなたが次にやる研修は「30分アチャパー状態」におちいってませんか?
そして人生はつづく
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日本初!立教大学に「人づくり・組織づくり」の大学院新コース「リーダーシップ開発コース」2020年より設置 Webサイト
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https://ldc.rikkyo.ac.jp/news/2019/0701-02/
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