NAKAHARA-LAB.net

2007.4.16 15:00/ Jun

明日の教師を育てる:インターネットをつかった新しい教員養成

 新刊のご紹介です。僕もコラムの部分に紙幅をいただき、執筆させていただきました。
鈴木真理子・永田智子(編)(2007)「明日の教師を育てる:インターネットを活用した新しい教員養成」 ナカニシヤ出版, 京都

ナカニシヤ・オンラインショップはこちら
http://s135.secure.ne.jp/~s135119/cart/index.php?main_page=product_info&products_id=979
 —
 本書がターゲットにしているのは、大学の教員養成。「実践力」が求められる教員養成において、今後、どのような授業が必要なのか。
 本書において、鈴木氏、永田氏らは、「インターネットを活用して、現職教師や外部の専門家、また学生同士が関わりあいながら成長していくこと」をめざす、新しい教員養成を提案し、実践しています。
 いわゆるセオリー、机上の空論で終わるのではなく、実際に、ネット上に場をつくり数年間にわたって実施された実践は、新しい教員養成を考えるうえで、非常に参考になると思います。
 —
目次
はじめに
第1部 教員養成の特徴と新たな試みに向けて
第1章 教員養成とは
 1.教師になる道のり
 2.教員養成大学・学部ってどんなところ?
 コラム アメリカの教員養成
第2章 教員養成の課題
 1.教師が足りなくなる
 2.教員養成改善への取り組み
 コラム ティーチング・ポートフォリオ
第3章 新しい試み:MATEメソッド
 1.MATEメソッドとは
 2.インターネットサイトeMATE
 コラム ティーチャー・ワーク・サンプル
第2部 インターネットで教員養成
第4章 クラスメイトと話し合う
 1.学習指導案をつくる
 2.知識を理解する
 解説:eMATEを活用した授業から考える
 コラム アメリカ教師の待遇
第5章 先輩教師からのアドバイス
 1.学習指導案をつくる その2
 2.教材をつくる
 解説:課題解決において、先輩から
    のコメントをもらう授業の意義
 コラム 高学歴化するアメリカの教師
第6章 専門家からのアドバイス
 1.学習指導案をつくる その3
 2.実験計画書のブラッシュアップ
 解説:持続的な教師の成長を目指して
 コラム アメリカの教職大学院の事例
おわりに
資料:明日の教師を育てる 国内外の先進事例

ブログ一覧に戻る

最新の記事

2024.7.9 08:06/ Jun

「ファスト化」する組織開発!? :組織開発は「カオナシ」になってはいけない!?

転勤で単身赴任するのは「パニッシュメント(罰)」か、何かか?

2024.7.3 08:04/ Jun

転勤で単身赴任するのは「パニッシュメント(罰)」か、何かか?

2024.7.1 08:16/ Jun

先行研究を調べるとは「マトリョーシカを開けつづけること」である!?

2024.6.28 08:25/ Jun

あなたのチームや職場はすでに「ピークアウト」して「劣化」の方向に向かっていませんか?

人材開発の仕事ってさ、〆切いつなの?  期限はないの? : 事業部から人材開発部署に異動したときに必要な「学び直し」のこと!?

2024.6.27 08:28/ Jun

人材開発の仕事ってさ、〆切いつなの? 期限はないの? : 事業部から人材開発部署に異動したときに必要な「学び直し」のこと!?