2019.5.14 06:26/ Jun
会社のなかって「楽」ですよね
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多くの会社では「理念」といったものが定められていることが多いものです。
ここで「理念」とは「組織メンバーが共通してもつ価値感」であり、「会社をまとめあげること」ができ、また、「組織が選択に迷ったときに判断のよりどころ」になるような、いわば「錨」のようなもの。これを、今、仮に、ここでは「理念」と定めておきましょう。
それでは、会社のなかに、なぜ「理念」といったものが必要なのでしょうか?
残念ながら、多くのひとびとは、「理念」といわれても、ふだん仕事をしていても、ピンとこないものです。
しかし、理念がなぜ必要かは、ひとびとが、いったん、組織の「外」にでて、まったく知らないひとと「課題解決」をしなければならなくなるのだとすれば、すぐにわかります。
異なる社会的背景をもつ人々と
何を課題とするかを話し合い
どのように課題解決をするか
を行わなければならなくなったとき・・・
いかにひとびとの課題解決が「迷走」するか・・・
多くの場合、会社の「外」の課題解決は迷走します。ひとびとを協働させ、まとめあげていく価値感、自分たちがめざすものが、「ひとつ」に決まっていないために、課題解決が迷走するのです。
これを身をもって体験すれば、いかに、会社の中の課題解決が、社員やメンバーが「迷わない」ように、また、社員やメンバーが「まとまり」をもって動けるように、様々な「仕掛け」によって支援されているかが、わかります。「理念」というメンバー同士が共通にもつ「価値感」も、そのひとつです(ちゃんと理念によるマネジメントが徹底されていれば、仕掛けとして機能しているでしょう・・・)。しかし、ひとびとは、そのような「仕掛け」をふだんは意識しません。
ひとは、会社の外にでて、
会社の外のひとと課題解決をするとき
はじめて、会社の中の仕組みを意識します。
そして、次に、ついつい口に出てしまう言葉が、これです
会社のなかって「楽」ですよね(笑)
そう、会社のなかは楽なんです。
なぜなら、そこには経営があるからです。
経営とは、ひとびとが比較的簡単に課題解決ができるように、知らず知らずのうちに、様々な「仕掛け」をつくりあげ、ひとびとを「協働」させることなのです。理念による経営ーいわゆる「ミッションマネジメント」もそのひとつです。
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今年も、「美瑛・地域課題解決研修」がはじまりました。
地域課題解決研修は、
1.ヤフー、パーソルグループ、ヤマト運輸、パナソニックの4社の
2.次世代リーダーのみなさまが異業種で混成チームをくみ
3.北海道・美瑛町に集い、地域の課題解決をおこなうなかで
4.自らのリーダーシップ・影響力を学ぶ
研修です。経験学習型のリーダーシップ開発プログラムといえば、おわかりの方もいらっしゃるかもしれません。
地域課題解決 × リーダーシップ開発を組み合わせた1粒で2度おいしい研修です。
今年が6年目で、最終年度になります。
アサヒビール、電通、ヤフー……エース社員研修に潜入 -中原 淳
http://blogos.com/article/124371/
研修は、4社の各社人事部のみなさん、そして美瑛町の皆さん、そして僕が、コラボレーションし、手弁当で、ゼロからつくりあげている研修でもあります。ヤフーの本間浩輔さん、池田潤さんからお声がけをいただき、僕は、6年連続で総合監修・ファシリテータを仰せつかっております。
地域課題解決研修では、5つのグループがすでに課題解決に取り組んでいます(参加者のみなさま、お疲れ様です)。
今年のテーマは
美瑛町が持続可能な発展をとげるために、何をすればいいかを提案せよ
です。
冒頭のべましたように、すでにグループは、様々な困難にぶち当たっています。
参加者の方々が、このプロジェクトを「完走」なさり、自らがグループにどのような影響力を行使すればいいのか、そして、経営とは何かを、を学び取る機会になったとしたら、嬉しいことです。
そして人生はつづく
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