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2018.8.28 06:57/ Jun

故郷・北海道の30年前と30年後ー「変わるもの」と「変わらないもの」


   
 先週一週間ほど、家族で北海道に小旅行に出かけていました。
  
 北海道は、僕が、生まれ育った場所。
 かつて、自分が子どもだった頃、父親や母親が、旅行に連れて行ってくれたのと同じように、いくつかの北海道の観光地を回りました。それは30年前に見た光景を再訪する旅でもありました。もしかすると、僕は、TAKUZOとKENZOに、僕のルーツである北海道を見てもらいたかったのかもしれないな、とも思います。
  
 自分が子ども時代に訪れた、記憶の中にある30年前の観光地は、寂れている場所もありましたが、ほぼ、四半世紀前と同じでした。
   
 30年前に、自分が記念写真をとった、まさにその場所で、今度は自分の子どもたちと写真をとっているのは、何か不思議な気がしますね。
  
 山も木々も、風景はほぼ同じ。
 しかし、自分だけが、なぜか年を重ね、役割を変えてここに立っている。傍らには家族がいる。
  
 思わず、スティーブン・ジョブズの名言を思い出してしまいます。
  
 人は、生まれ、ほんの一瞬生き、輝き
 そして死ぬんだ
  
 悠久の北海道の自然からすれば、ひとの一生など、あっという間なのかもしれません。
  

  
  ▼
  
 それはそうと、今回の旅行で、痛感したことがありました。
 それは、30年前とは全く変わってしまった部分でもあります。
  
 今回の北海道の旅でとてつもなく印象的だったのは、ホテルの従業員、小売りの店員さんとして、多くの外国籍の方々が働いておられることでした。
  
 まりも羊羹を切ってくれた方も外国籍の方でした。駐車場で丁寧に案内をしてくださった方もそうでした。そしてフロントで対応をしてくださった方も外国籍の方でした。彼らはとても流ちょうな日本語を話し、素晴らしいサービスをしてくださっていました。
    
 正確な数字は調べていないので、何ともいえませんが、少なくとも、僕が訪れた場所では、「もう、北海道の観光は、外国籍の方の労働力なしでは成立しないのではないか」と思えてしまうほど(これは印象です)、その数はとても多い印象があります。
  
 当然、インバウンドの観光客の方も、場所によっては、海外の方が日本人観光客を凌駕しています。彼らに対応をしていくため、そして、人手不足の問題を解消するために、多くの外国籍の方が働いているのかな、と推察しました。
  
 30年前ーこれらの場所には、日本人がいました。
 しかし、現在の状況は、30年前とは大きく異なり、これからも大きく変わっているような気がします。
  
 僕は観光が専門ではございませんので、よくわかりかねますが、こうした風景は、日本中の観光地で広がっているのでしょうか。
  
 だとすれば、職場の多様性に対するマネジメントが、日本の各所で、さらにさらに求められるようになるだろうな、と思いましたが、いかがでしょうか。
  

   
  ▼
  
 今日は北海道旅行のことを書きました。
   
 これから30年後、TAKUZOやKENZOが僕の年齢になる頃、僕の故郷・北海道はどのように変わっていくのでしょうか。何が変わり、そして、何が変わらないのでしょうか。
  
 そんなことを考えた旅でした。
  
 そして人生はつづく
  

  
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