2017.3.23 06:33/ Jun
高校の「学び」を元気にするプロジェクト「マナビラボプロジェクト」が、日本教育研究イノベーションセンター様から、さらなるご寄付をたまわり、来年から、さらにパワーアップします。
マナビラボプロジェクト
http://manabilab.jp/
これまでマナビラボプロジェクトは、
1.日本全国の高校アクティブラーニングの実態を「定点調査」させていただくプロジェクト
2.高校のアクティブラーニングの「授業実践事例」を掘り起こしていくプロジェクト
この2つに注力し、そうした知見をWebで公開しながら、2冊の書籍を編んできました。
2年間にわたり、様々な調査や取材にお答えいただいた現場のみなさま、マナビラボを牽引してきた研究部門の現場スタッフの皆さま、そして、ご支援いただきました日本教育研究イノベーションセンター様に、この場を借りて、心より感謝をいたします。本当にありがとうございました!
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そんななか・・・実は・・・来年度からマナビラボに、もう1つプロジェクトが加わります。
マナビラボは来年度が最終年度・・・まだやんのかよ、という声を聞こえてきそうですが、
「はい、やるんです」(笑)。
嗚呼、「わがままラボ長」ですみません。
じゃあ、何をやるのか。
来年、マナビラボは自らを「再定義」します!
マナビラボは、これまで、調査や取材などをとおして「アクティブラーニングの見える化」を専門に行ってきましたが、これからは変わります。「アクティブラーニングの見える化」は、これまでどおり、もちろん行っていきますが、よりプロアクティブに、
「アクティブラーニングを推進するプログラムづくり」
にチャレンジしたいと願うのです。
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「見える系」に加えて「つくる系のプロジェクト」へ
具体的には、マナビラボの来年からのチャレンジに「アクティブラーニング × 新たな管理職研修開発」を加えていきます。
マナビラボは、これまで「アクティブラーナーを生み出していく」ためには「学校づくり」「組織づくり」こそが要であることを、ことあるごとに主張してきました。
実際、マナビラボが行ってきた各種の調査結果からは、アクティブラーニングを組織として推進していくためには、管理職、教務主任の先生方の働きかけが重要であることがわかっています。
木村充君による詳細な分析はこちら>全国調査の結果を解説!〜Vol.3 アクティブラーング推進に向けた教科主任の取り組み〜
http://manabilab.jp/article/3079
意欲と意識の高い先生方が、属人的に行う教育プロジェクトとしてアクティブラーニングをとらえるのではなく、学校と組織という観点から、それを推進していかなければならない。そのことを、マナビラボは主張してきました。
その主張を端的にまとめるならば、
「アクティブラーニングの教育論」に加えて「アクティブラーニングの組織論」へ
ということになります。
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かくして、マナビラボでは来年度から「アクティブラーニング × 新たな管理職研修開発」に取り組みます。
管理職研修というと、これまで様々に階層研修が行われてきましたが、それらとは「全く異なる管理職研修」を開発していきます。
アクティブラーニング時代には、従来の講義型・一斉授業型の管理職研修からして、その研修スタイルが変わっていったほうがよいと、マナビラボは考えています。
学生や生徒に「アクティブな学び」を求めておいて、それを仕掛ける側が「アクティブな学び」のスタイルで学ばないのは、どう考えても論理矛盾です。
そこで、マナビラボが注目しているのは、「ケースメソッド教授法」です。
ケースメソッド教授法とは、一部のビジネススクールやロースクールで実践されている教授法で、実際の実務ケースを参加者が読み込んだ上で、それらをもとにディスカッションベースで進行していく教え方ですね。
現在、マナビラボでは、九州大学大学院経済学研究院の星野裕志先生のご指導のもと、ケースメソッド教授法における、ケースのライティングに取り組んでいます(星野先生におかれましては、お忙しいところ、ご指導に心より感謝いたします)。
おそらく、実際に、マナビラボが開発するのは、ケースメソッド教授法を部分的に取り入れつつも、それすこし教育版に拡張した「拡張版!?ケースメソッド」になりそうです。
おそらく、そのときは、マナビラボらしいコンセプトとネーミングで、新たなものをお届けできるものと思います。そうした新しい創造物を、志ある人々と生み出していけることを願っています。
ちなみに、昨日は、星野裕志先生をお招きして、ヤフー株式会社様と東京大学で研究会を開催させていただきました。星野先生には長時間にわたって、熱心にご指導を賜りました。本当にありがとうございます。
ヤフーと東大・・・なぜ、この組み合わせになっているかは話が長くなるのでまた別の機会にいたしますが(笑)、研究会では、ヤフーの本間浩輔さん、伊藤羊一さん、池田潤さん、小向洋誌さん、中尾文恵さんらが参加し、東大側からはマナビラボスタッフ、日本教育研究イノベーションセンター様スタッフ、そして某所の教育委員会の方々が参加し、ケースを自らつくり、討議を行いました。
この話題は、また別のところで書かせていただきますが、皆様の積極的なご参加のおかげで、非常にインスピレーションあふれる場になりました。
研究会発足の労をとってくださった本間さん、池田さん、星野先生、そして参加いただいた皆様に、心より感謝をいたします。本当にありがとうございました。
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マナビラボは来年さらに加速し続けます。
応援のほど、どうかよろしくお願いいたします。
そして人生はつづく
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